いだてん16話ネタバレ師匠の死を知る孝蔵とスヤを追いかえす四三/キャスト紹介

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2019年のNHK大河ドラマは『いだてん』です。

 

“いだてん(韋駄天)”は仏法の守護神で仏舎利を盗んだものを追いかけて取り返したほど走るのが早い神とされます。

 

この事から足の速い人のたとえとして用いられる様になっています。

 

今回は第16話のあらすじを紹介します。

 

<いだてん16話あらすじネタバレ>

 

1914年(大正2年)春、マラソンに専念すると決めた四三は、寄宿舎を出て播磨屋の2階に下宿することにしました。

 

辛作が”金栗四三選手愛用のマラソン足袋”を売り出したところ人気商品となり、播磨屋は職人を増やさなければならないほど繁盛していました。

 

その礼もあるから、辛作は四三に家賃は払える時だけで構わないと言います。

 

四三は辛作にさらなる足袋の改良として、コハゼを減らして踝までの長さにして欲しいと頼みます。

 

辛作は、また本来の足袋から遠ざかると思いながらも試作品を作る事を約束するのでした。

 

四三は、治五郎の行為で東京高等師範学校の研究科に席を置きながら練習に打ち込めるようになっていました。

 

また、一方的に進路を決めたにもかかわらず、池部からは仕送りをしてもらえることになります。

 

この頃、ドサ回りの一座から追い出された孝蔵は、万朝と一緒に宿屋で飲み食いしていて、途中ふたりとも無一文に気付きます。

 

孝蔵は、万朝を夜が明けきらない内に宿を発たせ、自分は朝食を済ませてから女中に金がないとことを話します。

 

孝蔵は、先に出た兄弟子が宿代を払っておいてくれると言われていたと言い訳をします。

 

さらに、東京に帰ってから金を送るか下男として働くと頼みますが、宿荒らしの横行もあり、警察に捕まって浜松の留置場に入れられてしまします。

 

そこには布団はなく、寝る時にはゴザを敷いて古新聞を被って眠らなければなりませんでした。

 

ところが、孝蔵は牢名主が被っていた新聞から、世の中で唯一自分を認めてくれていた師匠の円喬が死んでしまった事を知り、心臓がえぐられる様な思いに苛まれるのでした。

 

ある日、目覚めた四三が冷水浴の準備をしていると、斜め向かいの家の2階の窓から若い女性に声をかけられます。

 

そこには近くのミルクホールで働きながら東京女子高等師範を目指して勉強しているといいます。

 

四三は、治五郎、可児とミルクホールに行き、シマが三島家を離れた経緯を聞きます。

 

シマは、いずれ日本も西洋のように女子スポーツが盛んになるかも知れないと弥彦の言葉に背中をおされたと言います。

 

治五郎は四三たちに、IOCから届いたばかりのクーベルタン自ら考案した五大陸の結合と連帯を意味する五輪マークを見せます。

 

浜松では、孝蔵が捕まったと知ったちいちゃんが政治の兄の庄吉に、孝蔵の見受け人になって欲しいと頼むために八百庄に駆けこんでいました。

 

しかし、八百庄では遠泳大会の練習から帰ってきた政治の具合が悪くなっていて、それどころではありませんでした。

 

政治は、慢性盲腸炎と大腸カタルを併発していて、医師は政治に泳ぎを止めさせなくてはだめだと庄吉と母親のうらに言うのでした。

 

留置場の孝蔵は、バナナを恵んでもらった礼にと、牢名主に円喬の十八番の『文七元結』を聞かせるが、面白くないと言い放たれます。

 

牢名主より、面白い話は面白そうにと云う言葉に反感しつつも臭くていいと決めた孝蔵は、いつしか円喬を思い浮かべながら興がのって喋っていました。

 

孝蔵が踏み倒した宿賃は、小円朝が立て替えてくれました。

 

釈放された孝蔵は、頭を丸めて勝鬨亭に行き、小円朝に頭を下げます。

 

「ご恩は決して忘れません。師匠、今日からまたお世話になります」

 

これ以降、孝蔵の落語は生き生きとしたものに変わるのでした。

 

この年の秋、四三は日本陸上競技大会で”2時間19分”と云う驚異的な世界新記録で優勝します。

 

この事を手紙で知らされたスヤは、喜んで正月には帰ってくるのかと返事を書きます。

 

しかし、四三は一日たりとも無駄にできないと返すのでした。

 

1915年(大正4年)春、英国留学からトクヨが戻って体協の理事会で帰国の報告が行われます。

 

治五郎は、この介護でオリンピック予選の詳細を決めようと意気込んでいたが、永井や岸が予算不足と前回の惨敗を持ち出して取り合おうとしません。

 

意見を求められたトクヨは、世界情勢からしてオリンピックどころではなく、もしベルリンで開催されれば、選手は敵国のドイツに赴くことになると、議論する意味もないと嘲笑します。

 

しかし、治五郎はオリンピックスタジアムが聖域であること、水泳やテニスでもオリンピックを目指している有望な選手がいることを力説します。

 

この日、四三が練習を終えて帰宅すると幾江に勧められて上京したスヤが待っています。

 

四三はスヤが作って土産としてもってきてくれた熊本名物”いきなり団子”を喜んで食べていたかと思うと、故郷も妻も忘れて練習に集中したいので気を散らさないでと言い放ちます。

 

また、四三がまた走りに行ってしまって残されたスヤは熊本に戻ります。

 

帰ってきたスヤを連れて、訪ねていった嫁を泊めずに追い返すとは何事だと幾江は金栗家に乗り込みます。

 

そこまでして、練習に打ち込んだ四三でしたが、この年の6月にベルリンオリンピックの中止が決定された事を知らされます。

 

いだてんキャスト紹介①

2019年のNHK大河ドラマは『いだてん』です。

出演者が語る『いだてん』の役柄に対する思い等をまとめました。

今回は、孝蔵役の峯田和伸さん、三島弥彦役の生田斗真さん、シマ役の杉咲花さん、大森兵蔵役の竹野内豊さん、永井道明役の杉本哲太さんの想いなどを紹介します。

 

 

~峯田和伸さん~

 

音楽で活躍している峯田さんが演技を始めるようになった切欠が15年ほど前の宮藤官九郎の映画だったそうです。

 

そんな宮藤さんが描く世界にそのとき以上に応えたいと云う想いがあると言います。

 

四三とも孝蔵とも接点がある重要な役どころである清さんはふざけていて面白いやつです。

 

宮藤さん独特の笑いや毒や艶を表現する役割を担う人物のひとりと思って徹底的に遊んでやろうとも考えているそうです。

 

車夫としての自信とプライドと軽やかさこそを清さんの人物像ととらえていると言います。

 

プライベートでは走るのが苦手な峯田さんなので走ることが多い清さん役はきつくて仕方ないと笑いながら話していました。

 

架空の人物なのでキャラクターの縛りが多くない清さん役を峯田さんがどう演じてくれるのかが楽しみです。

 

~生田斗真さん~

 

三島弥彦はお金持ちのお坊ちゃんで頭も運動神経も良くて雑誌での特集では”痛快男子”と呼ばれていて、今回のドラマでも痛快性を担うキャラキターだと思っているそうです。

 

カメラやピアノの趣味も持つハイカラな弥彦にとってスポーツは趣味のひとつだったから、生田さんとしては治五郎や四三とは異なる価値観を持っていたのではと捉えているようです。

 

2017年の12月から陸上の練習を開始したと云う生田さんはストックホルムの当時のままの会場でのロケでアスリートが感じる達成感に似た感覚を味わえたそうです。

 

三島弥彦と云う役を演じていながらひとりのアスリートとして国旗を持っての開会式やレースに感動していたそうです。

 

生田さんは三島弥彦の豪快に見えるけれど実際にはおっとりした”どうにかなるさ”的な大らかさが好きだとも仰っています。

 

“軍師官兵衛”で熱演された生田さんが”いだてん”でどんな演技を見せてくれるのかが楽しみです。

 

~杉咲花さん~

 

杉咲さんは宮藤官九郎さん脚本で”あまちゃん”のスタッフさんたちが手掛ける大河ドラマが作られると知ったに出演したいと強く思ったそうです。

 

もともと”あまちゃん”の大ファンだったので出演がきまって、スタッフや共演者の人達と一緒になれて喜びでいっぱいとも仰っています。

 

シマは三島家の女中で頭が良くてパワフルな弥彦のよき理解者です。

 

撮影の中で監督たちがシマをどんどん面白いキャラクターに変えていったそうです。

 

現場にいくたびにチャーミングな女性に変わっていくと言っておられます。

 

女中と云う立場で弥彦をリスペクトし、誇りでもあり憧れでもあると捉えているようです。

 

四三役の中村勘九郎さんは年下の杉咲さんにも丁寧に接してくれていて、周りの皆さんから信頼されている姿がとても勉強になっているそうです。

 

シマは弥彦や四三たちの影響を受けて日本で初めての女子スポーツの道に進むような先陣を切れる強さも魅力だと仰っています。

 

オリンピックやスポーツにかける人達からパワーをもらえるドラマだと思っているそうです。

 

“とと姉ちゃん”でブレイクさいた杉咲花さんが大河ドラマ”いだてん”でどんな演技をみせてくれるのかが楽しみです。

 

~竹野内豊さん~

 

竹野内さんは、明治の頃にアメリカ留学や国際結婚に踏み切った大森兵蔵の人物像を”常識にとらわれずに我が道を貫いた人”と捉えているそうです。

 

日本人の体格を欧米人に劣らぬものにしたい、スポーツの未来をつくりたいと云う信念のもとアメリカのスポーツ文化を持ち込んだ貢献者を、宮藤官九郎さんの脚本がより凄い人にしているとも言われています。

 

ストックホルムに向かう列車な中で安仁子といちゃつくシーンや、年下の四三にしれっと飲食代を払わすシーンとかが人間を面白くしています。

 

深刻な肺結核に侵されながら、スポーツへの信念を貫くブレないベースの元での、意外性のある行動なら笑いながら見てもらう事ができるのではとも言われています。

 

ぶっ飛んだキャラクターの安仁子役のシャーロットさんとのアドリブも楽しんだそうです。

 

当時のままの残されているストックホルムのスタジアムでの日本選手団5人での入場シーンは、大森さんが描いた”あらゆる競技での日本人の活躍”と云う未來が、現在となったことを思うと感慨深いものだったと仰っていました。

 

宮藤官九郎さんが描いた、バレーボールやバスケットボールを持ち込んだと言われる大森兵蔵を、竹野内さんがどうのように演じてくれるのかがとても楽しみです。

 

~杉本哲太さん~

 

永井道明は、日本人の体力向上のためにスウェーデンから肋木を紹介した人物で、杉本さんは中学生の頃この肋木を見てタオル掛けと思っていたそうです。

 

この事実を知って驚いたそうですが、今はこの肋木を世の中にアピールする事を自分の使命くらいに思い込んで役に取り組んでいるそうです。

 

東京高等師範学校の熱血教師でもあり学生寮の舎監の永井は、スパルタンなで熱い男である一方で学生と同じ目線を意識した学生服を着ていたところなどをキャタクターをつかむヒントにヒントにしたと仰っています。

 

宮藤官九郎さんは、永井を真面目一本で表すのでなく、急にポンと落とすようなユーモアを隠しもっていて、シリアスとコミカルの両面を際立たせる感覚もあったそうです。

 

体格を良くして体力をつける事を重視する永井は、娯楽的要素を嫌い治五郎や可児とたびたび対立しますが、体育教育にかける想いは一緒だったのではと感じているそうです。

 

四三に対しても、最初は非常に厳しくあたりますが、後から父親の様な優しい目で見守っていく姿や想いも表現したいと仰っています。

 

ある意味で軍人的で時代のなかで遅れていく永井を、杉本さんがどう表現してくれるのかが楽しみです。


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