朝ドラ カーネーションの13週ネタバレあらすじの1話ごとの詳しい内容です。タイトル「生きる」73話から75話まで
カーネーション13週ネタバレあらすじ[生きる]
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カーネーション朝ドラネタバレあらすじ最終回までキャスト相関図
第73話
昭和19年が終わりが近づく頃になると大阪も空襲を受けるようになります。
明けて正月3日に娘たちを連れて神戸の松坂家を訪問した糸子。
ところがそんな糸子に向かって善作たちがどうして来ないのかと口にて戸惑わせる清三郎。
そのころになると清三郎は時々混乱するようになっていたのです。
貞子は糸子たちに避暑地にしていた姫路の山荘に疎開することにしたと告げます。
家族全員で疎開するのかと糸子が訊くと自分と勇は工場があるので残ると教えてくれた正一。
勇は工場の支配人という肩書きのおかげで召集を免れているので神戸から離れるわけにはいかなかったのです。
しばらくして窓際で寛いでいた清三郎が千代を呼ぶ声が聞こえます。
すると貞子は糸子に行ってやれと促します。
何とその時の清三郎は糸子のことを千代だと思い込んでいたのでした。
糸子が応対すると善作に辛く当たってしまったことを悔いていると清三郎は明かしたのです。
帰り際にまた来いと言われた糸子ですが自分は松坂家の人達と再会することができるだろうかと思ったのでした。
岸和田では大阪にも焼夷弾が落とされたことで火災訓練が盛んに行われるようになります。
そして昭和20年3月14日の夜には岸和田で初めての空襲警報が響き渡ったのです。
飛び起きた糸子は家族や縫子に向かって防空壕に避難するよう言って自分はハルを背負います。
するとそこに避難確認のために小原家に声をかけてくれた木之元。
そうして糸子たちは木之元と一緒に非難することにしますが、途中で糸子は善作の位牌と遺影を忘れたことに気付きます。
それでも糸子は縁があったらまた会おうと心の中で呟いて防空壕に向かったのでした。
第74話
空襲警報は昭和20年3月15日の明け方には解除され糸子たちは無傷で済んだ小原家に戻ってきます。
その空襲では岸和田には焼夷弾は落とされませんでしたが、大阪の街は焼野原になってしまっていたのです。
そのせいで岸和田での防火訓練が強化されたのでした。
家に戻ってからすぐに善作の遺影と位牌を丁寧に包んで非常袋に入れから疎開場所を探し始めた糸子。
そして週3回家主の農作業を手伝うという条件で郊外に空き家を借りることができた糸子は、ハルと千代と子供たちを疎開させます。
しかも山奥にある山中町での農作業との引き換えに野菜をわけてもらうことまで頼んでいたのです。
でも岸和田に縫子たちが一緒に残ることにした糸子。
そして糸子は山中町の大家に肌着などを渡しながら、さらなる農作業の手伝いで食べ物を分けて欲しいと頼み込んだのです。
こうして糸子は縫子たちにも農作業を手伝わせることで得た食料を自転車で岸和田まで運ぶようになったのでした。
しかし警報が日常的になっていくなかで、店と疎開先の行き繰り返す糸子には夜も昼もなく疲れ切っていきます。
その一方で真夜中に食料を盗んで追われていた女がいました。
それは奈津で夜逃げしたあと無一文になってしまいその日暮らしとなっていたのです。
そんな奈津は逃げる途中で見知らぬ男から声をかけられ怖がりながらもついていったのでした。
ある日のこと、疲れ切った糸子が岸和田の店にいるとき軽い貧血を起こしてしまいます。
糸子自身は働きづめで食事も睡眠もほとんどとれていなかったのです。
そんなときに男がやってきて”小原勝さんのお宅”かと尋ねます。
糸子が返事をすると男は”ご愁傷様です”といって茶封筒に入った広報を差し出したのです。
ご苦労さんとしか言えなかった糸子は自分宛ての封筒をじっと見つめるのでした。
第75話
唐突に勝の戦死を知らせる広報を受けとった糸子は魂が抜けてしまったようになります。
食事も睡眠もほとんどとれていない上に暑さと蝉の声の煩さのなかで意識が朦朧としてしまった糸子は静子に言われるまま葬式行列に出かけたのでした。
それからしばらくしたある日のこと、太郎が母親である八重子のところに手紙を持ってやってきます。
するとその手紙を受けとってその場で泣き崩れてしまった八重子。
なんとそれは泰蔵の戦死を知らせる広報だったのでした。
しかしそれを知っても何故か涙も出てこなかった糸子。
さらには正一から神戸の工場と屋敷が全焼してしまったと電話をうけますが、疲れ切っていた糸子は悲しみも感じることができません。
疎開先の千代にそのことを知らせた帰り道で糸子の耳にどこからかお囃子の音が聞こえてきます。
すると糸子の脳裏にはだんじり祭や元気だったころの善作や勝や泰蔵のことが蘇ってきたのでした。
そのあと糸子の足はだんじりがある倉庫へと向きます。
するとそこで木岡がだんじりを見上げていたのです。
するとその姿を見た糸子の涙は堰を切ったように止めどもなく流れ始めたのでした。
その日の夕方に岸和田の街に警報が鳴り響いたとき木之元から山中町で空襲の被害があったと教えられて、大急ぎで家族のもとに走った糸子。
子供も千代もハルも無事なことを確かめた糸子は燃やされないようにと皆で川に向かい難を逃れたのでした。
自分は死なないと焼夷弾で赤く染まる夜空に向かって叫ぶ糸子。
その景色を奈津も遠くから見ていました。
横には男がいて自分には焼けて困るものはないから怖くないと言います。
奈津は男の横で何も言わずに涙していたのでした。
8月15日の朝、木之元が小原家にやってきて正午に重大発表があると教えてくれます。
そして全員がラジオの前で放送を聞きますが、雑音が酷くて内容がよくわかりません。
するとそこに木岡が飛び込んできて日本が負けたと叫んだのです。
こうして糸子たちはようやく戦争が終わったことを知ったのでした。
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