この記事は朝ドラまんぷくのあらすじネタバレの詳細と感想になります。
今回は2月11日(月)に放映された20週「できたぞ!福子!」の110話です。
<前回109話までのながれ>
ジョウロでエキスをかけた麺も失敗でしたが、高野豆腐の製造方法を参考にすることを思いつきます。
パーラー白薔薇では岡と森本が映画にいく約束をした吉乃を待っています。
しかし現れたのは神部。
幸田家では鈴が見合いを控えた吉乃がふたりと映画に行くことに猛反対。
監督役で神部が同行することで落ち着いていました。
そこへ、渡辺製氷店で蒸し麺の冷凍を頼んできた萬平が時間調整に立ち寄ります。
そこでふたりの話しを聞いて、健闘を祈ってから萬平はふたたび戻っていきました。
そこに映画のことを忘れている吉乃が通りかかります。
吉乃は萬平のラーメン作りをみるためにパーラー白薔薇で待っていた3人との映画をまたにすることにします。
吉乃の見守る中でできた乾燥ラーメンをパーラー白薔薇で試食します。
見た目はラーメンらしくチキンの味もするけれど旨くない。
萬平が落胆して家に戻ると福子が夕食のてんぷらを用意しています。
それを見て萬平は叫びます。
「これだ‼てんぷらだ‼福子‼」
叫び声を聞いて分けがわからず驚く福子。
19週109話はここで終わり、そこからの続きで今回は20週110話のネタバレあらすじになります。
<20週110話のあらすじ詳細>
福子がてんぷらを揚げているのを見て萬平の頭に何かが閃きます。
研究所に向かってさっそく麺を油で揚げるための準備を始める萬平。
てんぷらを揚げるときに具材と衣の水分がジュッといって一瞬で蒸発します。
麺の水分も同じ様に一瞬で蒸発させられるのではと考えたのです。
麺を蒸し上げてエキスをジョウゴでかけるところまでは今までと同じです。
そしてその麺を油の中へ。
麺の水分はジュウジュウ音をたてて蒸発しています。
揚がった麺の欠片をかじった萬平。
「うまい‼」
続いて欠片を試食した福子もお菓子みたいと驚きます。
次に揚げた麺にお湯をかけて2分間待つふたり。
麺がもとの状態に戻っただけでなく揚げたことで芳ばしさを増していました。
「おいしい‼おいしい‼美味しいです‼」
福子は興奮して食べ続けます。
興奮した福子に呼ばれた源と幸も目をまるくして美味しいと言います。
「萬平さん‼これはついに完成ですね‼」
福子に問われた萬平は理屈を考えています。
「どうしてだ‼」
幸田家では鈴を除いた面々が映画に行けなかった岡と森本たちに同情していました。
吉乃は悪びれる事もなく萬平が目をキラキラさせながら冷凍と乾燥を繰り返す様に引き込まれたと言います。
みんなが萬平を応援するなかで鈴だけは萬平のやっていることを道楽と非難します。
鈴子は福子を哀れみますが、福子は萬平を信頼していると克子がいいます。
吉乃も自分が信じたことを一生懸命するひとが好きだと言います。
タカが吉乃にお父さんみたいにねと言ったことで忠彦が喜びます。
「せやから絵描きだの発明家だの山師みたいな仕事で成功するのは千人にひとりか万人のひとりなの‼」
鈴子ただひとりだけみんなと同じ夢を描くことができません。
できることなら萬平を手伝いたいと鈴を除いたみんなは心の中では思っています。
神部も身重のタカも今じゃなかったらと言います。
でも吉乃だけは正直に手伝いと言い出します。
「私は武士の娘・・・」
鈴の言葉は途中でみんなの話しに遮られてしまします。
萬平は神部に頼んで近江谷先生に連絡をとってもらいます。
萬平はどうして揚げた麺がうまくいったのかの理由を明らかにしたかったのです。
3日後に近江谷先生が研究所を訪れます。
顕微鏡で調べた揚げた麺の断面には小さな孔がたくさん開いていました。
油で揚げたことで麺の中の水分が抜けて無数の空洞ができていたのです。
偶然にも麺の中に高野豆腐と同じ構造が出来上がっていたのでした。
よく思いついたと感動する近江谷先生。
これは画期的な発明だと萬平に告げます。
とうとう完成したと喜ぶ福子。
「何を言っているんだ‼福子‼これからだよ‼」
萬平と近江谷先生は笑い出します。
その夜、家計簿をみて頭を悩ます福子。
完璧主義の萬平の研究費がかさみ福子の収入だけでは生活費が底をつき始めていたのです。
「ああ、どないしよう‼」
<20週110話の感想>
てんぷらを揚げているのを見て水分の抜き方を思いつくなんて凄い。
目を皿のようにして些細なものからでもヒントを得ようとしているひとだけが気付けるんですね。
揚げあがった麺の欠片の試食のシーンでは、見ているだけで味が想像できた人っていたんじゃないですか。
しかも水分の抜き方として試した麺を揚げる事が、想定外のお湯での戻しでも良好な結果をもたらして大きく前進。
これでラーメン作りの基本的な工程ができあがりましたね。
幸田家では鈴だけが夢を追う事についていけません。
でも鈴の心情も分からなくもないですね。
若い吉乃は当時の”現代っ子”なのかも知れません。
油で揚げることで上手くいった原因を分析する萬平はさすがです。
結果的に前に目指した高野豆腐を同じ構造をつくり出せていたことに驚きです。
折角ラーメンの製造方法の目途が立ちそうになったのに立花家の家計が心配。
この難局をどう打開していくのか次回以降が楽しみです。
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