NHK朝の連続小説『まんぷく』は「世の中の役に立つこと」を理想に掲げて前に進もうとする発明家の立花萬平と、それを支える福子夫婦が何度も叩きのめされながらも立ち上がり続けて遂にインスタントラーメンを生み出すまでの物語です。
まんぷく19週107話のネタバレとあらすじ。
106話の振り返りと最後にまんぷく107話の感想を書いてます。
107話の視聴率は21.3%でした。
<前回106話のながれ>
夕食を食べながら考え込む萬平に、源はまだできないのかと急がします。
さらに、勉強が足りないのではと手厳しい追い打ちの言葉。
源の言葉に思わずうなずく萬平。
そして、やみくもの試すのではなく麺のことをもっと良く知ったうえで研究すべきと気が付きます。
「明日、図書館に行って麺のことをしっかり勉強しなさい‼」と福子が笑いながら萬平にいいます。
萬平は嬉しそうに「はい‼」。と
まんぷく107話のネタバレあらすじ>
翌日、図書館に行って麺について調べて帰ってきた萬平は、福子に調べた内容を説明し始めます。
麺に含まれるグルテンとデンプンが生麺を茹でたときに出来るコシともっちり感になると熱弁する萬平。
でも聞いている福子はちんぷんかんぷん。
30パーセント程度の水分量の麺を茹でると50パーセント程度まで上昇するから乾燥に手間取ると云うこともわかった。
さらに、茹でる代わりに蒸した麺の水分量は30パーセントから殆ど変わらない。
萬平は、乾燥時間も短くできそうな麺を蒸す事を試してみることにします。
4分蒸してからエキスに漬けた麺を、熱い熱いと言いながらスノコの上で拡げる萬平。
それを聞いた福子が萬平と代わります。
そこに最近福子たちが顔を見せないと心配して、鈴子が訪ねてきました。
鈴子は幸田家で大変なことがあったとふたりに伝えます。
忠彦とモデルの秀子との関係が怪しいと心配する福子でしたが、鈴子はその危機が去ったと言います。
でも、踊りだした秀子を見て忠彦が描き始めた絵は、鈴子や克子には何が描いてあるの理解できないものになってしまったと続けます。
意味が分からないと言う克子に向かって忠彦は、意味なんてない綺麗だと思えればいいと応えます。
その絵を見た神部は、見ているとウキウキしてきて自分は好きだと言います。
それを聞いて忠彦は喜びます。
突然、岡と森本が鈴の顔を見たいとして幸田家を訪ねてきます。
立花栄養食品を解散して9年の月日が流れていました。
神部に訪問してきた本当の目的は鈴ではなく吉乃だと言われてうろたえるふたり。
でも、吉乃には何のことなのか分かりません。
克子に晩御飯を食べていったらと言われた二人は喜んだのでした。
鈴子にラーメンの進み具合を尋ねられて、進んでいると応えた福子でしたが、完成時期を問われて戸惑います。
福子は、萬平が蒸した麺を乾燥している姿を鈴子に見せますが、鈴子は「スルメにお湯をかけてもイカには戻らない。絶対に無理。」と言い放ち帰っていきました。
そんな鈴子を見た萬平は、世の中にないものを作り上げようとしているのだから仕方ないと福子に言います。
そして、出来上がったものを見せなければ誰も信じないと続けます。
麺を乾燥させている間に、福子は外に連れ出した萬平とパーラー白薔薇に立ち寄ります。
そこで、萬平に初めて会ったしのぶとアキラが突然の訪問に感激します。
魔法のラーメンが未だ出来上がらないことを知って残念がるアキラに、福子は歴史的な日はすぐそこまで来ていると言います。
萬平が、評判のライスカレーを注文したところに世良がやってきます。
世良は、萬平が痩せたと驚きながらラーメンの進み具合を聞きます。
もうすぐと言う萬平に、蕎麦屋の出前だとせめる世良。
世良は、たたみかけるように萬平に説教を始めます。
湯をかけただけで出来るラーメンの需要も市場もないと言い、勝ち目のないことはやらない方が良いと続けます。
萬平をかばおうと、福子やしのぶが反論しますが、世良はふたりに仕事にもどれと押し返します。
「勇気ある撤退や。スルメに湯をかけてもイカには戻らん。」
鈴子と同じことを言う世良。
そんな、世良に向かって萬平がいいます。
自分は誰に何を言われようが止めるつもりはない。
需要ではなく出来上がったラーメンを美味しそうに食べる人達の顔が見える。
それは妄想だと言う世良に、福子もしのぶもアキラたちが自分たちにも見えると返します。
「なんだ、この妄想集団は。」と言っている世良のもとに、アキラがカレーライスを運んできます。
それを見た世良は叫びます。
「なんや、この汚い盛り方は」
日陰干しした蒸し麺はパリパリになっていました。
お湯をかけて3分待つことに。
今度こそ、上手にアルファがグルテン化している言う福子に、グルテンとデンプンがアルファ化していると訂正する萬平。
福子は、小さく笑うのでした。
<19週107話の感想>
自分の姿はよく見えているようで全く見えてない事が多いですよね。
萬平も子供の何気ない純粋な話から抜けている部分に気付かされました。
しかしながら気付けるのも技量なので、さすが萬平だと感心。
スルメにお湯をかけてもイカにはならないと云う文言は、この『まんぷく』の中での名文句になりそうなほど笑いのインパクトを感じませんでしたか?
世良の言う事は正論ですが、みんなが萬平を応援したくなります。
このドラマの根底に流れている、夢を追い続けることの素晴らしさを再認識させられましたよね。
ラーメンつくりは少しずつ前に進んでいます。
ドラマを見ている多くの人がインスタントラーメンを知っているからこそ、萬平が迷いながら苦悩している姿に共感できるのだと思います。
108話でどこまで研究が進むのか楽しみです。
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