今回は『おちょやん』の108話(第22週)5月5日水曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【脚本家の長澤が『お父ちゃんはお人好し』にかける想い】と題して22週108話をお送りします。
『お父さんはお人好し』は好評で特別番組が組まれます。
ところが脚本家の長澤が盲腸で入院してしまいます。
そんな長澤が見舞いに来てくれた千代に明かした自分の想いが気になりますね。
<おちょやん108話のあらすじネタバレ>
NHKのラジオドラマ『お父ちゃんはお人好し』で女優復帰した千代の声を聞き終えた『岡福』の家族は相変わらず良い演技だと感心していました。
方や『新鶴亀新喜劇』の劇団員たちは千代が女優として戻ってきてくれたことを誇らしく思う一方で追い詰められている一平のことを心配します。
一平のスランプは深刻で何をしてもうまく行かなくて悩み続けていたのです。
客足が遠のいてしまった原因が自らのスキャンダルであることに負い目を感じていて何とかして失ってしまった客を取り戻そうと必死にもがいていた一平でしたが新作の筆がまったく進みません。
さらに千代がラジオドラマで新しい女優人生のスタートを切ったことも一平に大きなプレッシャーとして圧し掛かってきていたのでした。
苦しみぬいた一平は寛治を呼び出して次の舞台の台本を書いて欲しいと頼みます。
自分はもう駄目だから『鶴亀新喜劇』を寛治に託したいと思う一平に寛治からの返事は厳しいものだったのです。
苦しんでいるのは一平だけではないと言う寛治は自分だけ逃げて楽になろうとすることを責めたのです。
さらに台本は体裁を考えずにありのままの気持で書くべきだと言い放つ寛治は一平が駄目になったときに引導を渡すのは自分だと告げたのでした。
そんなある日、NHKではその日の放送が終了したあとで千代や出演者たちはプロデューサーの酒井から引き留められます。
『お父ちゃんはお人好し』の好評を受けて次回放送は特別番組を汲みことが決まったことを明かした酒井。
次週の特別番組は通常放送の倍の1時間になることを聞かされた出演者たちは喜びに沸きます。
ところが、そんな中で五女役の静子を演じている祥子が特別番組は自分が活躍する話にして欲しいと訴え出たときに脚本家の長澤が入院してしまったという知らせが舞い込んできたのです。
千代が盲見舞いにいくと腸で緊急入院してしまった長澤は病院のベッドの上で台本を書いていました。
長澤から台本は次週の放送日までに間に合わせると告げられた千代は自分の身体の事を考えて無理をしないで欲しいと話します。
すると長澤は自分が『お父ちゃんはお人好し』を書く切欠について語り始めます。
戦争がなければ何気ない家族の話は書かなかったと明かした長澤は終戦から6年経った今でも戦地から帰ってこない自分の家族を待ち続ける人たちが少しでも元気で前向きになれるものをつくることが自分の使命だと言います。
そして、出演者の子役たちは前を向いて生きているかどうかに重点をおいて選んだことを千代に伝えたのでした。
そんな長澤の揺るぎない信念を聞かされて感動した千代はこの先も長澤が書きおろす話を自分の持てるすべてを注いで演じることを約束したのです。
特別番組を控えてNHKの番組関係者たちは台本が出来上がるかどうかを心配している日々が続く中で祥子の両親がやってきて子供が家出をしてしまったと顔を曇らせて心配します。
その頃、家出をした祥子は京都にいた千代のところに救いを求めてやってきたのです。
千代の顔を見るなり泣きそうな顔をする祥子。
そんな祥子を千代は何か不満でもあったのかと母親のような眼差しで優しく見つめるのでした。
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