今回は『おちょやん』の63話(第13週)3月3日水曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
<おちょやん63話のあらすじネタバレ>
千代と一平がカフェ『キネマ』で母親の夕の行方を追っている頃に道頓堀に居残っていた千之助は天国に行ってしまった天海に向かって語り掛けていました。
千之助は天海と夕のことで約束をしていて、それを破ってしまったことを伝えて許しを乞っていたのです。
『キネマ』では客が来店するたびに千代たちが夕の情報を得ようと話しかけます。
すると昔の自分の贔屓客から夕の有力情報をえることができた千代。
千代と一平はその情報をもとに明日にでも母親の夕を探しにでることにします。
幼い頃の優しい母親の想い出が蘇ってきていた一平は気持がはやるのを抑えきれません。
少しでも早く会いたいと思う気持ちの一方で、自分が父親と同じ道を進んでいることを知ったときの母親の反応を心配しする一平。
そんな一平を傍らで母親なら分かってくれると励まして、さらに一緒に暮らすことになるかも知れないと一平に期待を抱かせた千代。
そして、贔屓客から教えてもらった旅館『夕凪』を訪ねると、ちょうど女将が客を見送るために店の外にでているところだったのです。
その女将はまさしく一平の母親の夕で、一平の姿をみてすぐに自分の息子であることに気づいたのでした。
女将から客室に案内された二人でしたが、久々の再会に一平はどのように話をしたらよいのか戸惑ってしまい声がでません。
そんなあ一平に対して母親の夕は今ごろ一体何の用だと云う素振をあらわにしたのです。
そんな様子を見かねた千代は自分が役者仲間である旨の自己紹介をしてから一平の話を聞いて欲しいと夕に頭を下げて頼み込みます。
千代の助けで落ち着きを取り戻すことができた一平は自分が幼いころに夕を守る事ができなかったことを詫びて、父親の天海を見返してやるために役者になったことを明かしたのでした。
ことろが、息子の話を聞いた夕は語気を強めて一平は何もわかっていないと言います。
そして、自分は天海に追い出されたわけではなく、男ができたから自ら天海も一平も捨てて家をでたのだから父親を悪く言うなと夕から諫められてしまったのです。
母親の口から飛び出した言葉がにわかには信じられない一平に向かって、自分は芝居の事しか頭にない天海に愛想をつかせて飛び出したと続けた夕。
それだけ言い放つと、少しだけ一平を見据えてから夕は部屋を出て行ってしまったのです。
すると一平の脳裏に幼い自分の前から母親の夕が男と連れ添って出て行った日のことが蘇ります。
しばらくすると、分厚い封筒を手に持った夕が部屋に戻ってきました。
そして、その封筒を一平の前に放り投げて手切れ金だと吐き捨て、旦那に見つかる前に帰ってくれと険しい顔で二人に迫ったのです。
気が付けば千代の手は夕の頬を平手打ちしていて、取っ組み合いの喧嘩となってしまいます。
ところが、一平が腹を抱えて畳のうえを転がりまわって大笑いしはじめます。
一平は都合の良いように記憶をすり替えていたことに気づいて、自分の愚かさがおかしくて堪らなくなっていたのです。
封筒の中から汽車賃分だけを抜いて残りを差し返した一平は、怒り心頭の千代を引き連れてその場を立ち去ろうとします。
そして二度と顔を見せるなと言い放つ夕に向かって幸せになって欲しいとだけ別れの挨拶をした一平。
二人が立ち去ったあとの旅館『夕凪』の客間では不器用な愛情表現しかできなかった夕が独りで泣き崩れていたのでした。
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