今回は『おちょやん』の12話(第3週)12月15日火曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
<おちょやん12話のあらすじネタバレ>
思ってもみない場所で憧れの女優の高木百合子と出会った千代は驚きを隠せません。
百合子が何かから逃げているように思えた千代は彼女を『岡安』へ連れて帰ることにします。
そんな百合子の姿をみてただならぬ事情を察した先代の女将でったハナが彼女を『岡安』の二階にかくまうことにしました。
その後で、仕事に戻った千代でしたが百合子のことが気になって仕事に手がつきません。
するとそこに『えびす座』の劇場支配人が息を上げながら駆けてきす。
熊田によると『鶴亀』の役者である高木百合子が社長の大山と揉めて飛び出していったまま行方不明になっていると千代に打ち明けてくれたのです。
もしかしたら百合子が役者を辞めてしまうかも知れないと彼女を心配する支配人の熊田。
それを聞いた千代は何も言わずに仕事を大急ぎで片付けてから『岡安』の二階の座敷に向かいます。
そして静かに部屋の襖を開けた千代の目には窓辺に腰を掛けて物思いにふけっている百合子の姿が飛び込んできました。
ところが、百合子が部屋に居て少し安心した千代に向かって彼女は食事の催促をしてきたのです。
急いで百合子の食事の用意をした千代は、食事をしている百合子に向かって役者になった理由を尋ねます。
少し考えてから明かしてくれた百合子が役者になった理由は千代には何のことやらさっぱり理解できません。
百合子は自分の中から自らの力で生きていけと言われたと千代に向かって説明してくれたのです。
それを聞いた千代は思わず今度は自分の中からの辞めろと言う声が聞えたからなのかと訊き返してしまったのです。
それを聞いた百合子は箸をおいてしまい、その顔は再び暗い影に覆われてしまったのでした。
慌てたのは千代で話題を変えようと自分が芝居好きであることを明かします。
そして、初めて見た芝居は百合子が主役を演じていた『人形の家』で、台詞もすべて覚えていることを話します。
自分の部屋からボロボロになった台本を持ち出してきて、台詞を読むために一生懸命に字を覚えたことを伝えたのでした。
千代から渡されたボロボロの台本を懐かしそうにめくっていた百合子は、忘れていたけど思い出したと微笑んでくれます。
そして唐突に台詞を口にした百合子。
それは、まるで俄かに女優のスイッチが入ったような変わり様でしたが、喜んだ千代は覚えた台詞で百合子の相手になったことで、『岡安』の二階で即席の芝居が始まってしまうのでした。
百合子は社長の大山から舞台役者から映画俳優への転向命令に抵抗して逃げていたのでしたが、そんな事情などを千代が知る由もありません。
でも、何とかして百合子を励まそうと一生懸命な千代でしたが、突然百合子が立ち上がって出て行くと言い残して部屋をあとにします。
そして、『岡安』の玄関で振り向いて千代に向かって言葉を残してくれた百合子。
そんなに芝居が好きならば自分でやってみればいい。
一生に一回くらい自分が本当にやりたいことをやるべきだと告げたのでした。
その頃、夜店街を歩いていた女将は家族から離れてひとりになってしまいます。
するとタイミングを見計らったようにひとりの男が声をかけてきました。
何回も手紙を書いたのにと言いながら寄ってきた男は、廃業を決めていた歌舞伎役者の早川延四郎だったのです。
しかし、すべて読まずに捨てたと言い放ってその場を離れようとするシズ。
そんなシズの後ろ姿に向かって延四郎は千秋楽の次の朝にここで待っていると告げたのでした。
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