NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。このドラマ令和元年9月30日(月)から放送開始されました。
今回は第6週のあらすじネタバレを紹介します。
喜美子は絵の学校を辞め、実家のピンチに信楽に戻って丸熊陶業で働くことを決意します。そこからまた自分の夢を見つけていくのでした…
<スカーレット第6週のあらすじネタバレ>
母親が倒れたと常治からの電話を受けた喜美子は急いで信楽へ戻ります。
家に入って茶の間に入ると常治が出来て、座りように命じます。
そして、直子と百合子も座っているところで常治は喜美子に言います。
「もう、大阪には戻らんでええから、、、」
喜美子には常治が何を言っているのか理解できませんでした。
そこに、倒れた筈のマツが顔を見せます。
マツの姿を見て初めて喜美子は、母親が倒れたと云うのは常治の喜美子を呼び寄せる為の嘘であることを知ったのです。
「でも、調子が悪いと云うのは嘘ちゃう!今年の夏に一度倒れた!」
川原家では、マツの体調もさることながら、思春期を迎えた直子が反抗的で父親である常治との仲が悪く、喧嘩ばかりしていたのだった。
もはや喜美子でなければ川原家を切り回す事が出来なくなっていたのでした。
喜美子は、絵の学校に通わなくてはならないと、大阪に帰ろうとします。
しかし、常治は聞く耳を持たず、頭から反対するのでした。
翌朝になって、百合子は小学校に行く前にマツの薬を貰いに病院に寄るといいます。
それを、聞いて自分が行くからと言う喜美子に、百合子が大人は駄目だと理解できない事を口にします。
それを慌てて直子が口止めしようとするので、何を隠しているのかと喜美子は苛立ちます。
そこに通学途中の信作が通りかかります。
信作は川原家の状況を察し、喜美子に事情を明かしてくれたのです。
「病院のツケがたまってんね!」
病院への未払いの金が貯まっていて、子供の百合子が行けば薬は貰えるが、大人が行けば支払いを請求されるのだと言うのです。
「毎月仕送り送っているのに、なんで病院代払えないなんてことになんでなるの?」
益々、訳が分からなくなった喜美子。
すると、直子が口を開きます。
「姉ちゃん知らんやろ?」
常治は無理してオート三輪を買った上に、調子に乗りすぎて足を怪我して、しばらく仕事ができなくなっていたのです。
しかも、その間も酒ばかり飲んでいて、借金がどんどん増えていたのです。
事情を知った喜美子は、苦労している直子と百合子を力強く抱きしめます。
マツの話では、丸熊陶業は好景気に沸いていると言います。
その丸熊陶業で雑用係の若い人を募集してして、常治は喜美子を働かせようと考えていると言うのです。
その話を聞いた喜美子は照子に会いに行き、自分が働かしてもらえるのかを確認したのでした。
照子から常治の話が本当であることを教えてもらった喜美子は決心して大阪に戻っていきました。
荒木荘に戻った喜美子は、さだたちに信楽の実家の事情を包み隠さず話します。
「学校は辞めます!そのお金で家の借金を返します!そしてうちは信楽に帰らせてもらいます!」
喜美子の心残りはちや子に会えなかったことでした。
ちや子は、編集長の平田が他の会社に移ってしまったこともあり、デイリー大阪を辞めていました。
喜美子は、そんなちや子に置手紙を残します。
「いつかこの決断が良かったって、、、、笑って言い合えますように、、、」
信楽に戻った喜美子は、常治の酒の量を少しずつ減らしていきます。
家事は荒木荘での経験を活かしてて手際よく切り回しましたのでした。
そして、いよいよ丸熊陶業で働く日がやってきたのでした。
丸熊陶業に出社した喜美子は、社長の熊谷秀男と事務局長の加山に挨拶をします。
勤務時間は朝9時から夕方4時までで、従業員の昼食とお茶を用意すると云うものでした。
従業員には陶工や絵付け職人たちが含まれていましたが、喜美子には耳慣れない仕事でした。
仕事中、お茶の入ったやかんを運ぶ途中で、絵付け係りの部屋の前を通った喜美子。
喜美子は、そこに置いてあった絵が描かれた火鉢の素晴らしさに魅せられてしまいます。
喜美子は、丸熊陶業の食堂で照子と信作と待ち合わせて話をします。
照子は、高校卒業した後に、京都で寮に入り短大に行くことが決まっていました。
信作は、進学はせずに、信楽役場に就職することになっていました。
喜美子は照子に、絵付けの事が知りたいと伝えます。
そして、3人は誰もいない絵付け係りの部屋に入っていきます。
照子が説明します。
「絵付けに力を入れ始めたんは最近になってからや、、、絵付けの職人の親方が絵柄をデザインしものを、社長のうちの父さんが見るんや!デザインが決まったら、ここで色付けするんや!」
その頃、熊陶業の絵付けの火鉢は、高級品として良く売れていたのです。
そこに、絵付け職人と彼らを統率していた親方が部屋に戻ってきました。
そして、驚いたことに親方は職人をひき連れて会社を辞めていってしまったのです。
親方は、かねてより社長の秀男と折り合いが悪かったのが原因でした。
その様子を見ていた、喜美子の中ににわかに絵付師になりたいと云う願望が沸いてきます。
喜美子は絵を描くことが好きだったが、大阪の美術研究所での勉強を断念させられて信楽に戻ってきていたのです。
照子に、その気持ちを伝えた喜美子。
その頃の絵付師は男の世界だったので、それを聞いた照子は一瞬悩みます。
でも、社長の秀男に掛け合うことを喜美子に約束した照子でした。
翌日、喜美子が絵付師の部屋を覗くと、初老の男が座っていたのでした。
<スカーレット第6週の感想>
それにしても常治は駄目おやじです。
子供を犠牲にして生きているようで、直子が反抗するのは致し方ないように思えます。
大阪の生活は今からと云う時に、無理やり信楽に戻される喜美子の心情がくみ取れますね。
そして、丸熊陶業での絵付けと云う仕事との出会い。
絵付け係りの部屋で座っていた初老の男が喜美子の運命を大きく変えそうな予感です。
スポンサード