NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。
このドラマ令和元年9月30日(月)から放送開始されました。
今回は10月28日(月)と29日(火)に放送予定の第5週25話26話について紹介します。
<前回のあらすじ>
喜美子が大阪にきて2年半が経ち、18歳になっていました。
のぶ子はたまに顔を見せるものの『荒木荘』を引退したので、喜美子が全てを切り回していました。
住人の圭介やちや子や雄太郎は相変わらずでしたが、荒木商事が大手の下着会社に吸収されたさだは、あらたに下着ダザイナー育成の仕事を始めようとしていましたた。
そんなある日、喜美子はちや子から学校で絵の勉強をすることを勧められます。
そのあと、住人達との雑談の中で、『荒木荘』の前でフンをするゴンと云う名前の犬の話を持ち出した喜美子。
強面の飼い主に文句も言えないと云う喜美子に、圭介は自分が注意してやると言い出したのです。
次の日、喜美子は圭介と一緒にゴンが通るのを待ち構えます。
しかし、その日に限ってゴンを連れてきたのは若くて綺麗な女性だったのです。
女性は、圭介と目が合うと笑顔で会釈したのです。
この日から、圭介の様子が変わってしまうのでした。
<第5週25話26話のあらすじ>
圭介は喜美子に自分の胸の内を打ち明けます。
「胸がうずいてしかたないんだ、、、これは恋だと思う、、、」
それを聞いた喜美子は、自分が圭介の恋を応援してあげると伝えます。
「本当の妹の様に思えてくるよ、、、」
圭介の言葉を聞いて何故が自分の胸がチクリとするのを感じた喜美子でした。
そして、喜美子は荒木荘の他の住人にも圭介の恋の話を伝え、皆で応援することにしたのでした。
圭介の為に何が出来るかを考えていた時に、喜美子は『喫茶さえずり』のマスターからゴンの飼い主のことを聞き出せたのです。
女性の名前は泉田あき子と云い、会社経営をしていた庄一郎の娘である事がわかったのです。
庄一郎が会社経営を息子に譲っていた悠々自適の暮らしている強面でゴンを散歩していた主だったのです。
そんなある日、町内の人に誘われて銀杏拾いに出掛けた喜美子は、その帰り道に『喫茶さえずり』の店先につながれていたゴンを見つけます。
躊躇することなく店に入って行った喜美子は、庄一郎とあき子の姿を見つけます。
あき子は庄一郎に見合いの話を断ることを言い残して先に店から出て行ってしまいました。
その後、意を決した喜美子は庄一郎に圭介があき子に恋をしていることを伝えますが、いぶかしげに睨みつけられ相手にしてもらえません。
その時、皿洗いのアルバイトをしていた雄太郎が庄一郎に声をかけたのです。
「圭介さんは医学生なんですよ!」
一瞬、何かを考えたような庄一郎ですが、喜美子を振り切って店をでようとします。
そんな庄一郎に持っていた銀杏を手渡しながら、あらためてあき子に『荒木荘』を訪ねてきて欲しいと頼んだのでした。
『荒木荘』戻った喜美子は、帰ってきた圭介に『喫茶さえずり』での出来事を報告しました。
女性の名前があき子だと分かっただけで、圭介の顔は赤く染ったのでした。
するとその時、驚いたことに、あき子が『荒木荘』に姿をあらわしたのです。
予想もしていない突然の出来事に、笑えるほど焦りまくった圭介。
その姿を見て、喜美子も思わず笑ってしまうのでした。
最初は、ぎこちなく話をはじめた圭介とあき子ですが、次第に打ち解けてきて話が弾みだします。
するとそれにつれ、何故か喜美子の気持は沈んでいってしまうのでした。
その内に、『荒木荘』にはコーヒーが無い事を知ったあき子は、圭介を外に連れ出していったのです。
圭介はなかなか帰ってきませんでした。
喜美子は、夕方になって『荒木荘』に戻ってきた、さだと雄太郎とちや子に圭介のことを伝えます。
すると、皆は圭介のことで盛り上がって話をしはじめたのでした。
雄太郎は自分が発した魔法の呪文の「い・が・く・せ・い」が効いたのだと自慢します。
さだは、真面目過ぎるから圭介には、多少の色恋も必要だと言うのでした。
でも、そんな中で喜美子だけは落ち込んで寡黙になっていったのです。
『荒木荘』の3人はそんな喜美子に気付きます。
「喜美ちゃん!わからないの?」
ちや子は続けて言います。
「恋だよ!喜美ちゃん、、、それが恋だよ!」
ちや子にそう言われて、喜美子は初めて恋すると云う感情を知るのでした。
<第5週25話26話の感想>
一目ぼれの恋が成就する事は多くはありませんが、偶然と喜美子の支援で糸口がつかめた圭介でしたね。
それにしても、圭介の恋を応援しながら自分自身が圭介に恋していた喜美子は胸が痛かったでしょうね!?
しかも、圭介からは可愛い妹扱いですから辛いものがあります。
いつの世も学生にとって、大学名や学部は肩書みたいに扱われることがあるんですね!?
今回も雄太郎が言っていた魔法の呪文の威力を認めざるをえませんよね!?
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