NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。
このドラマ令和元年9月30日(月)から放送開始されました。
今回は13週77話78話のあらすじネタバレを紹介します。
<スカーレット前回のあらすじ>
病気を患って余命宣告を受けていた父親の常治がというとう逝去してしまいました。
川原家が深い悲しみに包まれる中で、ひっそりと葬儀が執り行われます。
常治の葬儀が終った後で、喜美子と八郎は久々に会話を交わしたのでした。
思い起こせば、息子の武志が誕生して以来ずっとすれ違いがちだったふたり。
喜美子と八郎はあらためて本音をぶつけ合ってお互いの気持ちを確かめ合ったのです。
常治の葬儀が終ってしばらくしてから、東京で働いている次女の直子が信楽に戻ってきました。
直子はひとりではなく鮫島正幸という見知らぬ男も一緒に連れてきていました。
喜美子は直子に会うなり、常治の件で言い迫ります。
「どうして親の死に目に立ち会わなかったの?」
喜美子は珍しく感情をあらわにしていました。
すると直子は大粒の涙を流しながら、ある事実を打ち明け始めたのでした。
<スカーレット77話と78話のあらすじ>
父親の死に目にも帰ってこなかった直子は同僚の鮫島正幸と云う男を連れて里帰りしてきたのです。
直子は今まで働いてきた東京の『熨斗谷電機』を退職すると切り出します。
そして、一緒に来た大阪出身の鮫島と一緒に大阪で商売を始めると言い始めたのです。
あまりにも唐突な直子の決断に喜美子だけでなく家族の皆が呆気にとられてしまうのでした。
その頃、世界的な芸術家ジョージ富士川が信楽で講演会をおこなうことになります。
その話を聞きつけた八郎は喜美子にもその情報を伝えたのでした。
ジョージ富士川が信楽にやってくる事を知った喜美子は、驚きながらも懐かしさを感じたのでした。
そしてあのころ描いていた夢のことも思い出したのでした。
「今度こそは、、、」
喜美子は早くジョージ富士川と再会したくて気がはやります。
そして、ジョージ富士川の実演会の当日がやってきました。
しかし、タイミング悪く一人息子の武志が熱を出してしまいます。
喜美子は楽しみにしていたジョージ富士川の講演会へ行くことを諦めて、武志の看病に徹することにしたのでした。
その頃、喜美子の幼馴染の大野信作が川原家の末娘の百合子を呼び出していました。
思詰めた表情で百合子を待っていた信作。
そこに百合子があらわれると信作は前触れもなく百合子の肩を抱き寄せたのでした。
武志の発熱でジョージ富士川の後援会に参加できずに落胆していた喜美子。
ところが、後援会に参加した八郎が喜美子のためにジョージ富士川を川原家に招いてくれたのです。
約10年ぶりにジョージ富士川と再会した喜美子は感極まります。
そして、あの頃に描いていた夢について語り始めたのでした。
ジョージが川原家に来ていると云うの噂を聞きつけた照子と子供たちも駆けつけてきます。
すると、ジョージはその場で即興の創作実演会を始めてくれたのでした。
「好きなように描け~!」
ジョージが掛け声を発すると、それを聞いた子供たちもそれぞれが自分の絵を描き始めたのです。
その姿を見た八郎は、楽しみながら創作することの大切さをジョージ富士川から感じ取ったのでした。
そして、八郎は今までの迷いが吹っ切れて作陶に打ち込めるような気持になれたのでした。
さらに喜美子にも気持ちの変化がおきていたのです。
父親が死んでしまってから喜美子がずっと心の奥深くに抑え込んでいた大きな悲しみに苛まれたのです。
そして、喜美子はそれを新たな作品を作り上げる力に変えていたのでした。
<77話と78話の感想>
それにしても直子は何処を向いて進もうとしているのでしょうか?
ジョージ富士川の楽しそうに好きなように描くと云うのは、喜美子の師匠の深野心仙と本質的に通じるものがあります。
自分なりに楽しくすることで八郎も本来の自分を取り戻せたのかも知れません。
喜美子の自分の中に抑え込んでいたものを解放することで見えてくる新しいものが楽しみですね!?
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