NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。
今回はスカーレット第19週について公式ガイドブック2が発売されたので、確定内容を紹介します。
八郎と別居と思っていたのですご、離婚が確定してしまいました…
<先週18週のあらすじ>
喜美子は『穴窯』での古信楽焼を再現する覚悟を決めて借金を重ねます。
思いつくままに工夫を重ねて何回も窯焚きをしますが上手くいきませんでした。
そして6回目に遂に灰の量が足りない事に気付いたのでした。
そんな時にマツから連絡を受けた草間が信楽にやって来て喜美子を励ましてくれます。
そして、6回目の窯焚きで得た灰の量を増やすために2週間焚き続けることを草間に告げたのです。
一方で、百合子と信作がようやく結婚しました。
八朗は別居後も信作と時々あっていて、喜美子が2週間も窯を焚き続けようとしていることを聞いて愕然としたのでした。
そうして、7回目の窯焚きが始まり壮絶な2週間が過ぎました。
窯を冷やすためにさらに2週間を費やした後で、窯の蓋を開けた喜美子。
そこには綺麗な緋色の焼き物が輝いていたのです。
その時、喜美子は40歳になっていました。
武志は高校2年生になっていて自分の進路を決めなければならない時期でした。
武志は自分も陶芸の道を進みたいと言います。
一方、八朗は喜美子が夢を叶えたのを期に京都から愛媛に移っていました。
そして別居から2年たって喜美子は八郎に離婚届を送っていました。
武志は悩んだ末に八郎がでた京都の美術大学に進む決心をします。
喜美子は武志が八郎と連絡を取り合っていることに気付いていましたが、武志からあらためて明かされた時に大切なものを失ったことを感じたのでした。
スカーレット19週のあらすじ
「お母ちゃんは成功した代わりに大事なものを失った、、、」
以前、武志は喜美子にこんなことを言っていました。
大学で勉強するために信楽を離れる武志は喜美子にそれを謝ったのでした。
そしてマツは老いが目立つようになっていました。
「幸せな死に方は、こうやって楽しくお喋りしている内にスッと、、、」
そう言うのが口癖になっていました。
ある日、マツは天国の常治に会いに行く時に着ていくと云う服を編み終わります。
それから、陽子とおしゃべりをした後に静かに旅立っていったのでした。
昭和58年、八郎が10年ぶりに川原家を訪ねてきました。
マツの墓前に手を合わせた八朗は、喜美子と武志の話をします。
大学に進んでからの武志は八郎とは連絡を取らなくなっていたのでした。
「大学を卒業してから、『信楽窯業研究所』で1年間修業することになっている、、、」
喜美子は八郎に武志が陶芸家をめざすことを伝えます。
八朗は離婚後も喜美子に武志の養育費を送り続けていました。
それに感謝した喜美子。
八朗も喜美子に武志を育て上げてくれた事に礼を言ったのでした。
月日が流れて、武志が大学を卒業して信楽に戻ってきました。
武志は大学での充実した生活のことを喜美子に嬉しそうに喋りました。
そして、陶芸についての様々なことを教えてもらった掛井武蔵丸と云う教師が、この春から『信楽窯業研究所』に移ってくると言うのでした。
「これからは掛井先生に学びたいと思います、、、陶芸の事は、、、」
喜美子に気を遣いながらも、武志は『穴窯』を継ぐ気がないことを伝えたのでした。
武志は喜美子と同居せずにアルバイトをしながらアパートで一人住まいすると言います。
それを聞いて、喜美子は一歩ずつ自分の足で歩きはじめようとしている武志を感じるのでした。
『信楽窯業研究所』には照子の長男の竜也も通い始めました。
竜也は『丸熊陶業』を継げと言う父親の敏春に反発していて高校を中退していました。
しかし、幼馴染の武志との再会で次第に陶芸に向き合うようになっていったのでした。
しばらくすると、久しぶりに市会議員として頑張っているちや子が信楽にやってきました。
喜美子は自分が作った作品が高値で売れていく事で自分が変わってしまわないかと心配します。
それを聞いたちや子は喜美子を慰めてくれます。
「大丈夫!喜美ちゃんは、喜美ちゃんだよ!」
謎の800万の女優が…
その頃、小池アンリと云う60歳くらいの小奇麗な女性が何回も訪ねてきて、喜美子が最初に『穴窯』で作った作品をゆずって欲しいと言います。
非売品だからと断る喜美子に、アンリは最初30万円と言っていた金額を最後には800万円出すというのです。
喜美子が断り続けてやって諦めたアンリですが、彼女は心から喜美子の作品に惚れ込んでいたのでした。
「音が聞こえるんです、、、」
アンリは喜美子の作品の淵を人差し指でなぞるとそれぞれ違う音がするのだと説明してくれたのでした。
ある日、『信楽窯業研究所』の掛井に電話が掛かってきて、掛井が泣きそうな顔をして電話を受けていました。
その様子を見て心配そうな顔をしていた事務員の石井茉奈。
何かあったのかと武志が掛井に尋ねると、電話の主は掛井の妻で、子どもができたと云う連絡だと話してくれます。
それを、真名にも伝えた武志。
「よかった!」
自分の事のように喜ぶ茉奈の様子をみた武志は彼女に好感を持ったのでした。
<第19週の感想>
少しずつ武志が喜美子から自立しはじめましたね!?
八朗が喜美子に求めたものは陶芸ではなく女性だったんでしょうね!?
元の鞘に収まってくれることも期待しましたが残念ながら離婚してしまいました。
そして、『信楽窯業研究所』の石井茉奈と云う女性に好感を持った武志。
この先の展開が楽しみですね!?
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