NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。
このドラマ令和元年9月30日(月)から放送開始されました。
今回は1月20日(月)と21日(火)に放送の第16週91話92話について紹介します。
<スカーレット先週のあらすじ>
大阪で商売を始めると東京の会社を辞めた直子が付き合っている鮫島を連れて信楽に戻ってきました。
直子は膨らんだ自分のお腹をさすりながら家族に妊娠を報告したのです。
それを聞かされて皆は目を丸くして驚き、お互いの顔を見合わせました。
喜美子は作り笑いをしますが、マツは怒りでワナワナと震えていました。
しかし、その直後に直子は妊娠が嘘だと言い始めます。
その場が凍り付くのを避けるかの様に喜美子と百合子はバカ笑いをします。
でも、母親のマツだけは大きなショックを受け、ほうきを振り回して取り乱したのでした。
ひどい嘘をついた直子を諫めながらマツを落ち着かせようとする喜美子。
その時、川原家の電話が鳴り始めました。
電話は喜美子宛てで、応募した『次世代展』の結果を連絡してきたのでした。
工房では喜美子の提案を断り銀座での個展に出品することを決意した八郎が開催する5月の連休に向けて準備を進めていました。
先ずは予定通り下見に行くことを考えている八郎に三津が動向させて欲しいと頼みます。
自分は東京に詳しいので役立てると三津は言うのでした。
しかし、八郎は三津の申し出も断ったのです。
八郎が三津を同行させないことになって喜美子は自分の胸を撫でおろしていました。
そして、しばらく放ってあった『めおとノート』を久しぶりに開いた喜美子は、何やら綴り始めたのでした。
<91話と92話のあらすじ>
八郎が銀座での個展の下見に東京に出掛けている留守の間に喜美子は橘ひろ恵から依頼された小皿の制作に取り組みます
そして、その合間を縫って新しい作品作りも始めました。
しかし、喜美子は新しい作品のイメージが沸かずに試行錯誤を繰り返していました。
その姿を工房の外から照子が覗いていました。
照子は中に入って部屋の隅に座り込みます。
喜美子は息子の武志を母親のマツに任せて布団を敷きながら照子に言いました。
「今夜は泊っていっても良いよ!」
それを聞いた照子はもう離婚するからずっと泊めてくれと言います。
喜美子は、驚いている三津に照子の離婚騒動は年に1度の恒例行事だと説明します。
照子が家を出ると毎回のように夫の敏春が謝罪の手紙を書いてそれを託された信作が川原家にやってくると言うのがお決まりだと言うのです。
そんな話をしていると、息をきらせた信作が姿をあらわしたのでした。
こうして、久し振りに幼馴染の3人が揃いました。
そして、照子の離婚の話などどこ吹く風で懐かしい話で盛り上がります。
すると照子が信作に向かって声を掛けます。
「結婚おめでとう!」
相手はどこの誰だと興味津々の照子ですが、信作は相手が百合子だと知られていないことに安堵して話をはぐらかすのでした。
その後は3人から初めて明かす話がポンポン飛び出てきて盛り上がったのでした。
翌朝、喜美子が目を覚ますと信作は既に帰っていましたが、照子は横で寝ていました。
あらためて、古信楽焼の欠片を朝日に透かして見つめる喜美子。
3人で心置きなく話し合ったお陰で喜美子の中に新しい作品の何かが動き始めたのを感じていたのでした。
その日、翌日に『カフェ・サニー』にくるよう信作から電話で呼び出された百合子。
しかし、電話の向こうの信作の声に普通ではない何かを感じた百合子は破談の話ではないかと不安になります。
そんな様子をみていた同室の三津が百合子を心配するのでした。
百合子が約束の時間に『カフェ・サニー』に行くと、そこには険しい表情の信作が待っていました。
その顔を見て益々不安が大きくなった百合子。
しかし、信作が話し始めたのは破談ではなく、多数決で付き合い始めた関係なので、結婚はちゃんとしようと思っていると云うことでした。
そして、信作は百合子にあらためてポロポーズしたのでした。
それを聞いて大粒の涙がこぼれ落ちた百合子。
「ありがとう!」
すると、話が終るのを待っていたように信作の両親の忠信と陽子も姿をあらわして、ふたりを祝福したのでした。
百合子が来る時とは違って晴れ晴れした顔で『カフェ・サニー』を出ると、そこには三津が待っていて駆け寄ってきました。
三津は百合子が心配で店の前まで来ていたのでした。
破談になったのかと言うと相手を殴ってやると言い出した三津に百合子はプロポーズされたことを伝えて抱き付きました。
その晩、喜美子が作陶をしていると武志が出来上がった靴下の縫物を見せにきます。
「うまく出来たね!?最後までよく頑張ったね!」
喜美子は武志を褒めながらお駄賃を渡します。
「大事に使いなさいね!」
武志はそれを嬉しそうに握り締めたのでした。
それから、武志は喜美子が作っている作品をみて、どんな色にするのかを尋ねます。
悩んでいて未だ決めていないと答える喜美子に、仲の良い八郎に聞いたら良いと言います。
でも、喜美子は自分の作品だから自分できめるのだと伝えたのでした。
百合子は自分を心配してくれた三津に感謝します。
お礼に三津が別れた元カレのヒロシを蹴飛ばしに行くと伝えたのでした。
しかし、三津はもう忘れてしまったから今は蹴飛ばしたい相手がいないと言うのでした。
ならば、気になる人はいるのかと興味深い目つきで尋ねる百合子。
それを訊かれた三津は一瞬の躊躇のあとで笑いながら言いました。
「修行にきているんですよ、、、」
<91話と92話の感想>
幼馴染っていいですよね!?
言葉が少なくても多くを話し合えるのが嬉しいです。
それにしても、宝物の室町時代の古信楽焼の欠片が喜美子に何かを語り掛けているように思いますね!?
いつも信作にはハラハラドキドキさせられますね!?
百合子はとても長い不安な夜を過ごしたでしょうね!?
でも正式にプロポーズされて本当に良かったです。
スポンサード