今回は『虎に翼』の27話(第6週)5月7日 火曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【香淑の想い】と題して第6週27話をお送りします。
仲間たちと『竹もと』で集っていたときに特高の男たちがあらわれます。
そして兄が思想犯として目を付けられていることが明かされた香淑。
しかも香淑は寅子たちを支えるために兄が帰国してしまった日本に残っていたのでした。
<虎に翼 第6週27話のあらすじ>
1938年(昭和13年)3月
寅子と同級生たちは昭和13年3月に卒業式を迎えます。
卒業にさいして寅子たちに力強い祝辞を送った恩師の穂高教授。
“世の中を変える若人だと、私は知っている”
“卒業、おめでとう”
穂高教授が学生たちの未来を信じて話してくれた言葉に感動した寅子は涙を滲ませたのでした。
やがて4月になると寅子ははるとの約束を守って雲野六郎の事務所で働き始めます。
雲野六郎は『共亜事件』の弁護人のひとりでもあったのです。
“猪爪寅子です”
“本日よりよろしくお願いいたします”
法律事務所で働きながら高等試験に向けての勉強を続ける寅子に対して、留学生の香淑は住み込みで甘味処『竹もと』で働き始めます。
そして同期のよねや涼子や梅子と一緒に、『竹もと』に定期的に集まるようになったのでした。
その一方でささやかな楽しみができていた寅子。
それは法律事務所のお昼休憩にタイミングを合わせては日比谷公園で花岡悟と一緒に昼食をとるようになっていたのです。
高等試験に受かった花岡は、裁判官の桂場のもとで自身が裁判官を目指すために実務修習していたのでした。
花岡とときどき合ってはさまざまな話をするようになった寅子は、義姉の花江からけしかけられます。
“早く花岡寅子になっちゃえばいいのに”
“婚約しちゃえば”
そんなある日、いつものように甘味処『竹もと』に集まった仲間たち。
すると唐突に『特高』を名乗る男たちが二人でやってきて、香淑に迫ってきたのです。
“崔潤哲はどこにいる”
何と香淑の兄である潤哲は特別高等警察から思想犯の疑いをかけられ目をつけられていたのでした。
『特高』の二人は朝鮮半島に戻った潤哲からの手紙を、香淑から押収して告げます。
“まだ続けていたのか”
“無駄な努力と言ったろうに”
香淑に向かって法律の勉強をしても無駄だと吐き捨てる男たちの失礼極まりない言い方に寅子は憤慨しますが、出かかった言葉を我慢して飲み込んだのでした。
そして特高が店を出て行ったあとで香淑が仲間たちに謝ります。
“ごめんなさい”
そして、自分のことを明かしはじめた香淑。
何と香淑は去年の高等試験後に取り調べを受けていて、思想犯の疑いがある兄を持っていることで酷いことを言われていたのでした。
“からせるやつがどこにいる”
兄と一緒に朝鮮に帰ることも考えた香淑でしたが、日本に残って仲間を試験の日まで支えようと決めていたのです。
寅子たちは香淑の熱い思いを知らされて、どうにもやるせない気持ちになります。
ところがよねだけは違いました。
“朝鮮に帰るなら、今しかない、、、”
そんなよねの言葉に香淑は涙を流しながらそっと頷いたのでした。
<虎に翼 第6週27話の感想>
目的を同じくしているから、大学を卒業しても仲間たちと頻繁に会えるんですよね。
しかもそれぞれが学生時代の人脈を活かしているのはさすがです。
寅子も法律事務所なら働くことも勉強になるかも知れません。
さらに恋の予感がもっと増してきました。
それにしても香淑の抱える事情はちょっと厄介そうに思えますね。
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