今回は『らんまん』の107話(第22週)8月29日 火曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【非職された盟友の大窪】と題して22週106話をお送りします。
万太郎に今からでも助手を断れと迫ってきた大窪助教授。
何と大窪助教授は唐突に非職を通知されていたのです。
後任はドイツ留学中の細田晃助だと告げた大窪助教授は、自身が植物学に費やしてきた時間が無駄になってしまったと落ち込んでいたのでした。
<らんまん22週107話のあらすじ>
万太郎に向かって助手になることを考え直せと迫ってきた大窪助教授は、自分は裏切られたと言い始めます。
何と大窪は前触れもなく助教授の職を奪われたことを打ち明けたのでした。
後任の助教授は細田晃助で、彼は元々は植物学教室の学生でその時はドイツで最新の生理学を学んでいたのです。
非職になってしまう大窪は、植物学教室に費やした年数を顧みて多くの時間を無駄にしてしまったと自暴自棄気味になります。
盟友ともいえる大窪を何とか引き止めようとする万太郎でしたが、逆に”一生を捧げることで植物学に恩返ししたい”という考えを傲慢の極みだと言われてしまったのです。
そして大窪は自身独特の言い回しでエールを残して大学を去っていきます。
“いつまでも自分が役に立つと、勝手に勘違いしてろ”
そして翌年になると、細田晃助がドイツから帰国してきて助教授に就任したのでした。
そのころの世の中は日清戦争によって好景気に沸いていました。
“みえ”が営む料亭『巳佐登』は、以前に増して大いに繁盛していて、多くの客からの評判となり店になくてはならない存在になっていた寿恵子。
仲居として働き続けていた寿惠子は、持ち前の度胸と愛嬌で客からの『おひねり』もたくさんもらえるようになっていたのです。
そんなある日のこと、常連客の岩崎弥之助は座敷に集っていた人たちと今後の日本について語り合います。
そして、寿惠子の顔を見かけた弥之助は、『ノジギク』の旦那はどうしているかと声を掛けてくれたのです。
そして寿惠子から帝国大学の助手となっていると知らされた弥之助は、傍らにいた陸軍大佐である恩田に何やら相談を持ちかけたのでした。
それから数日後に、万太郎は徳永教授から呼び出されて教授室に向かいます。
すると部屋では旧知の植物学者である里中と恩田が万太郎を待ち構えていたのです。
すると徳永教授が恩田に万太郎を紹介します。
しかも教授は”ご指名いただきました”と話したため、万太郎には話の脈絡がまったく理解できなかったのでした。
そんな万太郎に向かって、里中と教授が経緯を説明してくれます。
そのころの台湾は日清戦争後の講和条約によって日本に譲渡されていて、様々な分野から台湾を調査するために調査団を送る話が進んでいたのです。
そのために立ち上げる『学術調査団』を、恩田が面倒をみることになったと説明された万太郎。
それに続いて徳永教授が発した言葉に万太郎は大いに動揺してしまいます。
“植物学からは、槙野を派遣したい”
らんまん108話22週ネタバレ【研究員で台湾へ!銃のかわりに図譜を持ち
<らんまん22週107話の感想>
田邊教授の次は大窪助教授の非職とは驚きですね。
徳永教授が裏で糸を引いた可能性も考えられますが、真相は”藪の中”です。
大窪助教授にはモデルとなった”大久保三郎”さんという実在した人物がいて、当人も東大から追い出されています。
ただ、大久保さんは東大を辞めさせられたあとに、高等師範学校の教授に就くことができているので、大窪助教授もあらたに頑張って欲しいものですね。
それにしても寿惠子は何でもこなすスーパーウーマンで、気づけば料亭『巳佐登』になくてはならない存在になっていました。
『おひねり』もたくさんもらえるようになって、槙野家の家計はやっと落ち着いてきたのでしょうか。
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