今回は『らんまん』の108話(第22週)8月30日 水曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【国力増強と国益となる植物調査とは?】と題して22週108話をお送りします。
余りにも唐突な台湾行きの話に万太郎の動揺は収まりません。
それでも尊敬する里中の期待に応えようと、調査団の一員になることを決心した万太郎。
しかし、陸軍大佐の恩田や植物学教室の徳永教授や細田助教授が口にする”国力増強と国益”という考え方に違和感を覚えた万太郎だたのでした。
<らんまん22週108話のあらすじ>
唐突に教授室に呼ばれた万太郎は、そこで思ってもみないことを命令され戸惑いを隠せません。
それは台湾で植物調査を行えというもので、実業家の岩崎弥之助からも推薦があったと聞かされた万太郎。
しかも、万太郎が尊敬する植物学者の里中からも相応しい背中を押されたのです。
それでも現地で植物採取したり資料を調べたりするためには台湾の言葉を学ぶ必要があると訴えた万太郎。
すると苛立ち始めた陸軍大佐の恩田から、台湾は日本の統治下だから日本語で調査を進めるよう命じられてしまいます。
そして護身用の拳銃を必ず携帯するよう指示した恩田は、今回の調査は国力増強を目的としているから、国益となる植物を調査するように言い放って部屋から出て行ってしまったのです。
恩田がいなくなった部屋で、未だに動揺が収まらない万太郎は助けを求めるように、どういうことなのかと尋ねます。
すると、世の中が変わったのだと告げた里中から、辞退しても構わないが自分は万太郎を推したいと言われてしまったのです。
里中から真っ直ぐに見つめられた万太郎は、彼の期待にも応えたいと考えて調査団の一員として台湾にいくことを決心したのでした。
そんな万太郎は徳永教授から、自身が家機関である帝国大学に属する人間であることを自覚しろと告げられます。
するとドイツ留学を経験している細田助教授が、留学先で日本人の惨めさを明かして、国が力をつけない限り日本の立場は変わらないと言うのでした。
しかし植物を純粋に愛する万太郎は徳永教授や細田助教授の話すことに違和感を覚えていたのです。
その日、十徳長屋の槙野家に戻った万太郎は寿惠子に台湾調査団の一員に選ばれたことを明かします。
しかし、万太郎は拳銃は持っていかないと告げて、ありのままの台湾の植物を見てくると気持ちを切り替えたのでした。
そして拳銃を携帯しようとしない万太郎に、お守りとして『日本植物志図譜 第一集』を持たせることにした寿惠子。
明治29年7月になると、3日間の船旅を終えた万太郎が台湾の地に降り立っていました。
万太郎はさっそく台湾総督府の役人から、現地の案内人として陳志明を紹介されます。
万太郎が短い期間ながらも必死に覚えた台湾語で挨拶しようとすると、役人からそれを制されてしまいます。
そして、話は必ず日本語で話すよう釘をさされたうえに、貴重品は自分で持ち歩くことと拳銃を肌身離さず携帯するよう助言されたのでした。
ところが、役人がいなくなったのを確認した万太郎は、また台湾語で陳に話しかけます。
こうして本名が”ダァン・ジーミン”である陳と台湾を縦断しながらの植物調査の旅に出発した万太郎。
ところが挨拶を交わしているときは満面に笑みを浮かべていたジーミンだったのに、いつの間にかそれが消え去った表情の顔つきに変わっていたのでした。
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<らんまん22週108話の感想>
台湾にいって植物採取するだけなら万太郎の抵抗も少なかっただろうに、”国力増強と国益”に結びつけようとするから戸惑ってしまったのかも知れません。
“国力増強と国益”につながる植物研究って何なんでしょうか。
今だったら食料自給率を高めることが国の体力をあげることになると考えつきますが、当時はどうだたんでしょうね。
それにしても細田助教授からは、どうして自分ではなくて万太郎が選ばれたのかに不満の色がありありです。
細田助教授もプライドが高そうで、後々に万太郎の抵抗勢力にならなければイイのですが。
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