今回は『虎に翼』の5話(第1週)4月5日 金曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【難敵を制した寅子】と題して第1週5話をお送りします。
桂場から寅子の進学を反対されたはるは、はるが割り込んできて無責任だと責めて店を飛び出します。
そして専門書店で寅子に『六法全書』を買い与えたはる。
そのあとはるは寅子に地獄に向かう覚悟を確かめたのでした。
<虎に翼 第1週5話のあらすじ>
寅子が優秀なことはわかっていると言い放ってから自分のことと想いを話し始めたはる。
“だから女学校に行かせた”
“母さんは行きたくても行かせてもらえなかった女学校に、、、”
はるは5人兄妹の4番目に生まれたと自分の生い立ちを明かしはじめます。
はるの母親は家業である旅館のことを第一に考えていたため、それから逃げるようにして直言と結婚していたのです。
だから自分は子どもの幸せを第一に考える母親になることを考えてきたというはるは、寅子に向かって法律家に成れなかったり、成ってからうまくいかなかったときにどうするつもりだと問いかけます。
“どう進んだって地獄じゃない”
そして頭がイイ女が幸せになるためには頭の悪いフリをするしかないと力説するはるは、寅子の見合いにこだわるのでした。
母親の深い愛情を感じて感謝した寅子でしたが、どうしてもはるの考え方を受け入れることができません。
“私にはお母さんが言う幸せも地獄にしか思えない”
“私はお母さんみたいな生き方じゃなくて、、、”
寅子が申し訳なさそうにしながらも自分の想いを伝え始めますが、はるは話の途中で寝室に籠ってしまったのです。
寅子は自分が間違いなく親不孝者になってしまったと反省しながら、その日の夜は一睡もできなかったのでした。
ところが、翌朝になって寅子が気まずい気持を抱きながら台所に向かうと、はるは昨晩のできごとがなかったのように、女学校の帰りに振袖を買いに行くと言って待ち合せ場所を告げます。
こうして、とまどう気持とどんよりした気持のまま女学校に向かうことになった寅子。
そして放課後になると、重い足取りの寅子ははるとの待ち合わせ場所になっていた『甘味処・竹もと』に向かったのでした。
ところが店内には偶然にも明律大学で臨時講師をしていた桂場がいたのです。
寅子は桂場に挨拶すると、自分が母親から進学を反対されていることを打ち明けます。
ところが寅子から母親の説得方法を訊かれた桂場は、淡々した表情で女子部進学に反対してきたのです。
そして桂場は女性が法律に関わるのは時期尚早だと告げると、寅子のように甘やかされて育った生徒は傷ついて逃げ出すだろうと言い放ったのでした。
それに対して寅子が反論しますが、まったく聞く耳を持たない桂場。
するとそこに厳しい形相をしたはるが割り込んできたのです。
“お黙んなさい”
“うちの娘の何が分かるっていうんですか”
女性の可能性の芽を摘んできたのは男たちだと桂場を睨みつけながら訴えたはる。
“無責任に娘の口を塞ごうとしないでちょうだい”
そう言い残したはるは寅子を連れて店を飛び出したのでした。
店をあとにしたはるは怒りに満ちた様子のまま速足で歩き始めます。
そして呉服屋には行かずに法学専門書店に向かったはるは、何と寅子に『六法全書』を買い与えたのでした。
“私の人生に悔いはない”
“でもこの新しい昭和の時代に自分の娘にはスンッとしてほしくないって、、、そう思っちゃったのよ”
自分の気持を明かしたはるは、念をおしように娘に訊きます。
“今お見合いした方がいい”
“その方が間違いなく幸せになれる”
“それでも本気で地獄を見る覚悟はあるの”
はるから問われた寅子は躊躇することなく”ある”と返します。
こうして難敵であったはるから受験の承諾を得ることができた寅子は、地獄に向かうかも知れない切符を無事に手に入れたのでした。
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<虎に翼 第1週5話の感想>
何とはるも頭の切れる女性だったようですね。
自分が得た経験から娘が進むべき道を閉示そうとしてきたはるですが、寅子が感じたり思ったりしていたことを見透していたのかも知れません。
それにしても穂高教授とは違って桂場も保守的な考えの人だったんですね。
でもそんな桂場のおかげで、難敵であったはるを説得できて良かったです。
来週以降で寅子にはどんな地獄が待っているのか楽しみです。
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