この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。
2019年4月15日から4月20日の再放送13話14話15話16話17話18話 3週の内容です。
俊作と出会って生きて上で大切なことを教えられたおしん。そんな俊作が憲兵に見つかってしまい…銃で撃たれて死が…
<おしん13話14話15話16話17話18話の簡単あらすじ>
山小屋での生活で俊作は好意的でしたが松造は否定的です。
松造は自分達の生活が脅かされることを恐れていたのです。
中川材木店ではつねはおしんの奉公にけりを付けたくて源助をおしんの実家に送り込みます。
おしんが逃げた事をしって激怒する作造と心配するふじ。
山小屋での生活は続き、俊作が高熱を出して倒れた時のおしんの献身的な介抱がふたりの心を開かせたのでした。
そして、様々なことを俊作から教えられたおしんは、”明星”と”ハーモニカ”を譲り受けたのでした。
<おしん13話14話15話16話17話18話のあらすじ>
俊作がおしんに好意的であったのに対して松造は自分たちの生活を心配します。
ひとつは隠遁している状況が他人に知られてしまう事で生活が危険に晒されること。
もうひとつは二人を何とか確保してきた食料なのに人数が増える事で確保できるかと云う懸念。
松造は貧しい農家の三男として生まれたが年季明けで家に戻っても何も相続するものもなく、山で炭を焼きながら生きていたと言います。
二人の息子を戦争でなくした頃、俊作と出会い今の生活を始めていたのでした。
でも、おしんにとっては山での生活は興味深く新鮮に思えていたのです。
その頃、中川材木店ではつねが源助におしんの実家に行って前払いした米1俵を取り返して来いと命じます。
ただ、50銭は返してやれと言うのです。
突然、源助がやってきておしんが逃げたと聞いた作造もふじも信じらせません。
強引に、米1俵を奪って帰っていった源助。
作造は激怒しておしんが帰ってきても敷居を跨がせないと言うのでした。
ふじはおしんが雪の中で死んでしまっていると思い遺体を捜しに行こうとしますが、作造に生まれたばかりの赤ん坊や家族の世話があると止めらます。
50銭はなかの手元に戻りましたが、金も持たずに飛び出したおしんの状況が分かる筈もありません。
おしんは世話になっているからと何かと手伝おうとしますが、俊介はそれを止めさせます。
俊作はおしんに情が移ることを懸念しており、おしんを預かったことを後悔しはじめていたのでした。
俊作はハーモニカを肌身離さず持っていて気を紛らわすように時々吹いていました。
おしんが珍しがって傍で聴こうとすると俊作は黙って離れていきます。
そんな様子をみて、ここでも邪魔者扱いなのだと悲しくなるおしんでした。
そんなある日、俊作が高熱を出して倒れてしまいます。
着替えさせようとおしんが俊作の服を脱がせると腹に大きな傷があるのを見つけます。
松造は俊作が戦争でおった傷だと言います。
当たった銃弾が未だ身体の中に残っていて、それが原因でよく高熱を出すのだと教えてくれます。
おしんは寝ずに俊作を看病します。
夜中に何度も雪を溶かした水で俊作の身体を冷やしたり、汗で濡れた衣服を洗ったりします。
着替える前には服を火で炙って温めるのでした。
俊作はおしんの献身的な看病に心を開き、回復してくるとおしんに字を教え始めたのです。
おしんは字を教えてもらう事も楽しかったが何より俊作の優しさが嬉しかったのです。
山の中には文房具などあるはずなく、木の皮などに消し炭で文字を書きます。
現代のおしんはその時のことを良く覚えていて、仕事や家でも鉛筆やボールペンを大切に使えと言います。
そして俊作から多くの事を学んだのだと、、、
ものがなくても幸せになれること。
生きるとはどう云うことなのか。
俊作は何冊かの本を持っていたので、その中の『明星』を手に見てみるおしん。
与謝野晶子の”君死にたまふことなかれ”は漢字に読み仮名を振ってあったのでおしんにも読めたが意味はまったく分かりません。
俊作は、自分が一番好きな詩だと意味などをおしんに教えてくれます。
弟は戦争に行くために生まれた訳ではないのだから、必ず生きて戻ってきて欲しい、、、
そして戦争が如何に馬鹿げたものなのかをおしんに語って聞かせたのでした。
もし、この先にもし戦争をしようとしたら全力で反対しろと諭され、その本を譲ってくれたのでした。
自分も戦争で多くの人を殺してしまったから軍人を辞めたのだと言う俊作。
歳の背が迫ってくるころ、ふじはおしんの戒名を貰うために貴重な米を寺に納めます。
それを聞いて米を腹の足しにもならないものに替えたと怒る作造。
作造は今年の正月は習わしだから餅をつかないと言い出します。
でも、作造の本音はおしんに生きていて欲しかったのでした。
俊作の山小屋ではおしんが来たこともあり初めての餅つきをすることにします。
この日の為に、俊作と松造は密かに準備を進めていました。
臼と杵も松造の手作りです。
春になったら麓に持っていくつもりの毛皮でおしん用の羽織もつくってくれます。
その頃になると松造の態度も軟化してきていて、おしんの事がを実の孫の様に可愛く思えてきていたのでした。
ある日、俊作はおしんに生きざまについて話をします。
「生きていれば、辛いことや苦しいことに加え、嫌な人間に会うこともある。しかし、恨んだり憎んだりしてはいけない‼人を憎んだり、傷つけたりすると、それは結局自分に跳ね返ってくる、、、その代わりに、相手の気持ちになり、その人がそうする理由を考えろ‼」
さらに続ける俊作。
「自分に落ち度があることに気づいたら、そこを直して成長すべきだ‼万が一、相手の攻撃に理由がない場合には、その人のことを憐れむのが良い‼心が貧しい、気の毒な人間であると憐れむべきだ‼」
心が豊かでなければいくら勉強しても活かすことはできないから、人を許せる人を愛せる人間になって欲しいと、、、
おしんが去る時が近づいてきたが松造が捻挫をしてしまいます。
俊作は脱走兵なので人里に近づけないことを知っていたおしんは滞在期間が延びることを期待します。
俊作は、延ばすことに反対で自分が送ると言い出します。
出がけにもう一度ハーモニカを聞かせて欲しいと頼むおしん。
ハーモニカを吹き終えた俊作はそれをおしんに譲り吹き方の手ほどきをしたのでした。
麓の村が近づいたところで憲兵に見つかってしまったふたり。
何とか逃れようと言い訳をしますが通じません。
咄嗟に逃げようとした俊作はその場で射殺されてしまったのです。
俊作は最後の力を振り絞っておしんに伝えます。
「後悔のない生き方をしろ‼」
<おしん13話から18話感想>
山小屋での生活はおしんにとっては新鮮で楽しいものでしたね。
食事もちゃんと与えられると云う当たり前が嬉しく感じたようです。
そして俊作から生きて行くのに大切な多くを学びましたね。
それにしても中川材木店のつねは非情で保身的です。
自分の誤解で招いてしまった事態の収拾を奉公の打ち切りで片付けようとしてますね。
松造が捻挫したことはもう少しおしんに山の中に居させる暗示だったのかも知れません。
あまりにも悲惨な俊作との別れでしたね。
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