この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。
2019年9月30日、10月1日の再放送157話158話の内容です。
<おしん157話158話の簡単あらすじ>
くにの初七日が終った頃に加代から唐突に酒田で商売をしないかと言われたおしん。
清太郎夫婦の賛同を得て一善飯屋を始めることにしました。
おしんは山形に戻ると出てこられなくなるからとふじには手紙だけで知らせる事にします。
方や、加代は正男との和解を迫られていたのでした。
開店初日、だれも客がこなくて落ち込むおしんは客がきてもらえるようにすれば良いと加代に励まされるのでした。
<おしん157話158話のあらすじ>
おしんが8歳から16歳まで奉公しありとあらゆる嗜みと躾をつけてくれた加賀屋のくにが亡くなってしまいました。
せめて恩人の初七日まではとくにの傍にいようと思っていたおしんに加代が思いがけない話を持ち掛けてきたのでした。
空き家になった建物をみてからおしんと加賀屋に戻った加代は清太郎とみのにおしんに商売をさせたいと云う自分の想いについて相談しはじめます。
おしんには佐賀の家があるのにと言う清太郎夫婦におしんは家を飛び出してきたことを明かしてしまう加代。
「んだろうのう。どうも佐賀から来たのではおかしいと思ってたんだ‼」
そして加代は山形での稼がなくてはならないおしんの状況を説明するのでした。
そうすることが『おなごだって、一人で歩けるようにならねばならねえぞ』と口癖のように言っていたくにへの供養だと加代は言います。
「加代の思う通りにしたらいい。おしんが加代にやってくれたこと考えたら、商売の元手出すぐれえ安いもんだ」
清太郎は加代の考えを快く認めてくれたのでした。
おしんは雄をつれて商売を始めるつもりの古い建物にやってきています。
雄が転がっていた桶で遊んでいる時に加代がやってきました。
「やっぱりここだったが!」
誰にも告げずに来てしまった事を詫びるおしん。
加代はもう何の商売をするかの案があるのだろうとおしんに訊きます。
おしんは酒田の港に出入りする船員や船の仕事をしている人を相手にした飯屋はどうかと考えている事を加代に伝えます。
そんなものが商売になるのだろうかと云う加代に料理屋のようなものでなく船の上では食べられない家庭料理を振舞う掛売無しの商売だと説明するおしん。
家の中に少し手を入れて食卓とか食器を揃えなければならないと続けて話すのでした。
「器なら、うちの蔵に要らないのがいっぱい並んでるからそれ使ったらええ。どうせ安い料理作るんだ。上等なものは要らねえだろ?」
加代は明日からでも大工を入れて奥で住めるようにすると言ってくれます。
加代から一度帰ってふじに話しては言われたおしんですが、帰ったら出られなくなるとおしん。
ふじはわかってくれると、、、
山形では、おしんからの手紙を受けとったふじは早速りきに読んでもらいます。
「こちらにいても大してお役にも立ちませんでしたが、無事に大奥様の初七日も済みすぐにも帰るつもりでおりましたところ、お加代様が酒田で商売をやらないかという突然のお話で……」
そしてりきはおしんの手紙に書いてあることを伝えます。
「『店がうまくいったら、母ちゃん迎えに来る』って。『一緒に暮らせる日楽しみに、一生懸命働く』って書いてある」
ふじは一度帰ってくれば良いのにと言うりきにおしんらしいと話すのでした。
「台所から店が見えるようにして下さい。お客様の顔見ながら料理できるように。あんまりきれいにしなくていいですから」
大工が入り店づくりを始めています。
おしんは加賀屋の援助で酒田に一膳飯屋を開業します。
25歳になったおしんは大正14年の夏を迎えようとしていました。
「この度は、ほんとにお世話になりました。おかげさまで店の手入れも終わりましたので、明日店の方へ移らせて頂きます」
おしんは加賀屋の清太郎夫婦と加代に挨拶をしました。
清太郎から店はいつから開くのかと訊かれたおしんは大安吉日の明後日からだと答えます。
加代も清太郎もおしんに店に良い米を安く回してくれると言うのでした。
翌日、店の準備で米俵が運びこまれています。
みのが店の様子を見てきています。
「ああ、なかなか使いよさそうな台所だのう。店の名前は、加賀屋にするんだって?」
加代がくにの気持を大切にするためだと清太郎の許しも得ていたのでした。
するとみのが祝いだと言っておしんは風呂敷包みを渡されます。
中から”加賀屋”と書かれた暖簾が出て驚いたなつ。
「アハハ、加代に聞いたらのれんなんかかけるような店ではねえって言うんだども、せっかく加賀屋の名前分げるんだがら、のれんだけはかけて欲しいと思ってなあ。ほら」
しばらくして加代があらわれます。
加代は自分が店を出すみたいで落ち着かないといいながら清太郎からの祝いの酒をおしんに渡します。
その後、自分からだと言って大きな招き猫を取り出した加代。
「縁起物だ! 大きいほどええんでねえが? ハハハ」
その招き猫は店の棚にぴったりとおさまったのでした。
おしんが書いていた献立をみて加代は随分たくさん作るんだといいます。
ご飯に味噌汁とおかずと漬物で定食にするのだとおしん。
おしんは朝食を20銭、昼と夜食を30銭にするために薪も拾ってくると言うのでした。
流石おしんだと言う加代におしんは話します。
「そりゃ米問屋とは違います。飯屋なんていうのは1銭2銭の儲けで命すり減らす商売なんですもの、、、」
翌早朝、おしんは神棚に手を合わせてから店先に暖簾を掛けました。
「今日開店の飯屋です。温かい朝ご飯いかがですか!味噌汁に干物、漬物つけて20銭です!温かい朝ご飯いかがですか! 炊きたてのご飯です!朝飯20銭です!」
道には多くの男が行き来していますが誰一人おしんの呼びかけに足を止めませんでした。
その頃、加賀屋では加代と正男の和解の席が催されていました。
昼になってもおしんの店には客はひとりも来ません。
困り果てたおしんは炊いた米でおにぎりを作って道端で売ろうとしますが、これもやはり売れません。
結局、捨てるのは持ったちないので船の衆たちに貰ってもらうことにしたおしんでした。
弱気になって帰ってきたおしんを加代が待っていました。
「一日くれえで何が分がる! 客が来ながったら、来てもらうこと考えればええことでねえが!これぐれえのことで弱音吐くなんて、おしんもタガが緩んだんだが? 子供の時、ハーモニカのことでオレと取っ組み合いのケンカしたおしんの根性は、どごさ置いてきたんだ? 銭ならなんぼでも出してやる。ただし貸したものは必ず返してもらう。返せるようになるまでこの商売やめるごとは許さねえ。ええな」
どうしたら客に来てもらえるのか戸惑うおしんでした。
<おしん157話158話の感想>
加代から唐突に酒田での商売をすることを勧められたおしんは戸惑いますね。
しかし、しっかり何の商売をするのかを決めていたのは流石おしんです。
米問屋、髪結い、羅紗問屋、露天商などの経験が生かされる筈だったのですがうまく行きませんね。
でも、おしんのことですから何と窮地を乗り切る事を期待したいです。
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