この記事はBSで再放送される”おしん”のあらすじネタバレです。
2019年5月31日6月1日の放送53話.54話についての内容になります。
繁忙期になり仕事が忙しくなるおしん。仕事をもらうとそれが気に入らないと先輩たちは辞めると言い出す、、譲るおしん。そして小夜の死とやはり苦難続きのおしん、おしんチャレンジ頑張れ!
<おしん53話54話のあらすじ>
「おしんちゃん、あんた初めてだから分がんないだろうけど、今日と大晦日、お元日の昼頃までは寝る暇もないがんね!そのつもりで頼むよ‼」
そのがおしんに向かっていいます。
豊も皆に昼飯が抜きになるかも知れないのでしっかり朝飯を食べておうようにと指示を出します。
そしてたかがやって来て鏡台を1台増やしておしんを梳き手にして袖は仕上げに回るよう指示したのでした。
おしんが戸惑っているのを見ても16にもなってるんだからとたかは考えをかえません。
開店すると同時に客が押しかけます。
合間に湯の交換をしながら梳き手をするおしん。
大晦日は外が暗いうちから店を開けて夜は徹夜したまま元旦の昼間では食事もとれない忙しさが続きました。
やっと店を閉めても正月気分どころか従業員はただただ眠いだけでした。
でもおしんは梳き手になったと言っても雑煮の支度をしなくてはなりません。
りつが手伝おうとして来ますがおしんは大丈夫だから休んでいろと言います。
おしんとりつが雑煮の給仕をしているのを見て疲れているのにすまないと豊が言ってくれます。
そこにたかがあらわれて客から祝儀を皆に分けてくれます。
おしんがもらった祝儀袋には1円が入っていました。
この祝儀は額ではなくたかが弟子として自分を認めてくれた証だと喜ぶおしん。
でも喜べるのも束の間で元日の午後を泥の様に寝たら2日の朝からはまた忙しい毎日が始まったのでした。
翌日、けいと夏が辞めるとしてりつがあわてておしんのところにやってきます。
たかは辞めたければ二人を引き留める事はしないと言います。
どこでも梳き手として通じる腕を持っているのだから嫌なところで我慢する必要はないとたか。
そのは辞めたいと言うふたりは3年も4年も修行して梳き手になったのに3ケ月4ケ月で梳き手になったおしんが気に入らないのだとたかに言います。
自分がしたことが気に入らないのなら出て行ってもらって構わないと意固地になるたかでした。
そこにおしんがあらわて頭を下げて謝り始めます。
自分のせいでけいと夏が辞めることはない自分は下働きのままでいいとたかに申し出たのでした。
皆が出て行った部屋にはおしんとたかだけが残りました。
「あんたも意気地がないねえ!人を押しのけてものし上がろうっていう根性がなきゃこの世界じゃあ一人前にはなれやしないんだ‼おしんにはそれがあると見込んだんだけどねえ、、、メガネ違いだったようだね‼ま、あんたにその気がなきゃしょうがない!!ゆっくりやるんだね⁉」
それ以降たかは二度とおしんに客の髪を触らせませんでした。
しかもけいと夏も騒動以来おしんに心を開くことがなくなったことを辛く思うおしんでした。
圭はおしんと初めてのホテル泊りを経験していました。
いいじゃないか⁉二度と東京へ出てくることもないだろうし、、、うちへ帰ったら最後二度とこんな贅沢はできっこないんだから、、、冥土への土産だよ!!」
おしんは全く意に介せずです。
圭は苦労してきたおしんに後は仁にたのくらスーパーを任せて楽隠居すればいいと言います。
お師匠さんから技術を教わったり一つ屋根の下で大勢が暮らすと云うことはそれなりの苦労を我慢しなきゃならないと言うおしんです。
おしんは圭にそろそろ大学も始まるから自分の事は放っておいて帰った方が良いといいます。
「いいの!おばあちゃんの旅を見届けるまでは離れないことに決めたんだから‼」
圭の父親が心配するというおしんに圭は父親から傍についていろと言われていると話します。
そのころスーパーたのくらの事務所では仁が10日も帰らぬおしんを待ってイライラしています。
「しかし、お母さん当てになさっても、、、お母さんは何もかもご承知でうちを出られたんじゃないんでしょうか⁉そんな気がするんです‼」
スーパーたのくらは大変な状況に陥っていたのでした。
それを知ってか知らずかおしんが度に出てしまった真意は仁にもわかりません。
その頃、おしんは風呂からあがって夜の東京の街を考え事をしている様な顔をして眺めていました。
おしんがたかの店に世話になって2年が経ちましたが、客の髪も触ることなく下働きし続けるのでした。
夏からきつい言葉でこき使われるおしんをみてりつはあの時に辞めさせておけばと腹立たしく思うのでした。
- でも内心で、ここでは時間が止まっているような錯覚に陥るくらい日々同じことを繰り返していることに少し焦りを感じていたおしんでした。
その日は師匠のたかと袖が出髪に出て留守でした。
そのとき店に洋服を着た客が入ってけいが担当します。
「急いでるの、どんな頭でもいいわ。簡単に結ってちょうだい」
簡単にと言われてもとけい。
「ほらぁ!このごろ流行ってるでしょ⁉ハイカラなのがさ⁉大正巻きとか何とか⁉任せるから‼なるべくなら誰も結ってないようのがいいわね⁉コテでさ、ウェーブっていうの? 波みたいな癖つけるのもいいわね‼」
豊が日本髪しかやっていないと言うと洋髪が出来ないなんて今時おかしいと店を出て行ってしまいました。
世間では洋服に合わせて洋髪のひとが増えてきていたのです。
立派な料亭の女将が洋髪じゃ格好がつかないとそんな風潮を否定します。
日本髪がなくなる日がくるかもとおしんは心配するのでした。
おしん宛てにふじからの手紙が届きます。
手紙には加賀屋の小夜が肺炎でなくなったこと。
加代は行方知れずのままであることが綴られていました。
「今更行っても何の役にも立たねえげんど大奥様や若奥様のお気持ちを思うと何としてでもお悔やみに行かねぇと気が済まねえんでっす‼勝手なことはよく、、、でも、、、」
おしんは手をつき頭を下げてたかに休みを頼んだのでした。
たかは金と着物を貸してくれます。
「5日が6日になったってかまやしない!心残りがないように行っといで‼帰ってきてくれんだろうね⁉あんたにはまだ髪結の師匠らしいこと何にもしてやってやしない‼このままじゃあたしだって悔やまれるじゃないか、、、」
二度と来るまいと誓った酒田の町でしたが小夜の死を聞いてくにやみのの悲しみが思いやられておしんは2年ぶりに訪れたのでした。
「ようく来てやってくれたのう!小夜はお前が育ててくれたようなもんだ‼なんぼか喜んでるがのう‼」
そう言ってみのはおしんを歓迎してくれました。
しかし小夜が逝ったことで加賀屋は先行きを考えなくてはならない状況になっています。
東京にいると聞いて加代のことを知らないかと尋ねられるおしん。
挙句の果てにおしんに加賀屋に戻ってきて欲しいと懇願しはじめるくにでした。
その夜、おしんはくにを揉みながら話をしています。
長生きしすぎるのもよし悪しだと言うくに。
富山の米騒動も他人事ではないと心配しているようなくにでした。
おしんの酒田への旅は辛い過去を呼び戻される辛いものとなったのでした。
おしんが上野駅についたときただならぬ叫び声を耳にします。
「米騒動だぞー!」
「日比谷だ日比谷だ!」
おしんはその方へ向かってしまいます。
<おしん53話54話の感想>
大晦日から正月元旦にかけての超繁忙期におしんは梳き手を命じられます。
その大役を何とかこなしたおしんでしたが今度はそれが面白くないけいと夏が辞めると言い出します。
実力主義の世界なのに優しすぎるおしんはまたしても自分を犠牲にしてしまいました。
どれだけ遠回りしたらおしんは気がすむのでしょうか。
2年が経って加賀屋の小夜が亡くなったとの訃報が届いたおしんは酒田の地に足を踏み入れました。
でもおしんの心には辛い思いでが呼び戻されてしまいましたね。
くにが心配した富山の米騒動が東京で起こってしまいました。
騒動の場所に向かってしまったおしんはどうなるのでしょうか。
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