2019年のNHK大河ドラマは『いだてん』です。
“いだてん(韋駄天)”は仏法の守護神で仏舎利を盗んだものを追いかけて取り返したほど走るのが早い神とされます。
今回は21話のあらすじネタバレについてです。
<いだてん21話簡単あらすじ>
四三が欧州から戻ってくると周囲はかなり様子が変わっていました。
スヤに選手を引退して女子スポーツの指導者になってオリンピックを目指したいと伝えます。
シマも務めている第二高女の赴任した四三ですが女子スポーツへの理解が得られません。
東京女子高等師範学校のトクヨに対抗戦開催を提案し賛同を得た四三とシマ。
シマはやりたいことは全てやれば良いと言う増野との結婚を決心するのでした。
<いだてん21話あらすじ>
アントワープで惨敗となった四三の足は直ぐには日本に帰らず欧州各地を回ってから帰ります。
旅の中で四三は欧州で女性スポーツが盛んに行われているのを見て感銘を受けていました。
帰国後、ミルクホールでシマにヨーロッパで女性がスポーツをしている写真をみせます。
「おなごは強か。国力の源泉はここにある。おなごの体育ば、俺ぁやる!」
四三は傷心の旅の中で女子スポーツの可能性に新たな夢を描いていて、シマにもオリンピック代表になる事は夢ではないと熱弁を振って説いたのでした。
その時、シマは四三が欧州を放浪している間に二階堂トクヨの代わりに見合いをした相手である増野と云う男と付き合っているのだと四三に報告したのです。
また、マラソン用の足袋で四三をサポートしてくれた播磨屋はすっかり様変わりしていました。
足袋以外にも作業着や制服を扱うようになっていて、名前も”ハリマヤ製作所”に改名していました。
久しぶりに下宿先の”ハリマヤ製作所”に戻った四三を待っていたのはスヤ。
長男の正明を背負ったスヤは四三から引退することを告げられ、ようやく熊本で一緒に暮らせると喜びます。
ところが四三はスヤに自分の夢を語り始めるのでした。
「女子の体育の普及に努める為に、東京府立第二高等女学校に赴任する事を決めた。熊本にはそんうち帰るけん!」
それを聞いたスヤは正明を連れてふたりで故郷に帰るのだと思い込んでいましたが、四三はまたしても想定外のことを言い出します。
「お前はそばにおってくれ。東京で一緒に暮らそう‼」
その頃、浜松の造り酒屋”八百庄”ではアントワープから戻ってきた内田正練が田畑政治を始めとする”浜名湾遊泳協会”の面々を前にして報告会を行っていました。
「西洋人はとにかくスピードが違う。彼らは実に器用に首をひねって息をするんだ‼」
だと泳法の違いを説明する内田。
そして、それがクロールで日本の泳法では立ち向かえない事を力説したのです。
その話を聞いて衝撃を受けた田畑は浜名湖の弁天橋から飛び込んだのです。
「ちきしょう‼何がクロールだぁ‼」
そこに偶然、美濃部孝蔵が通りかかります。
何と、孝蔵は政治が脱ぎ捨てていた上着から財布を抜き取って東京行の汽車の切符を買ったのです。
孝蔵は浅草に戻ってくると、小梅と清さんが営む店を訪ねます。
いつの間にか、小梅は清さんと所帯を持っていたのでした。
そうなっても諦めきれないのが美川です。
美川はたびたび店を訪れては小梅から怒られて泣きながら帰っていく事を繰り返していました。
一方、東京に戻った孝蔵は”古今亭円菊”の名前で噺家としての再出発を果たします。
女子スポーツ振興を目指す四三は教師になって第二高女に赴任することになりました。
シマも第二高女に勤めていたので同じ職場となったのでした。
早速、陸上のトレーニングをするからと女生徒に参加を求める四三ですが、放課後の校庭には誰も姿をあらわしません。
そんな四三にシマはやり方が良くないと指摘したのです。
四三はミルクホールでシマに見せた写真を女生徒にも見せて勧誘していたのでした。
「いきなりブルマもチュニックも飛び超え、あんなものを着ろと言ったからです、、、」
困り果てた四三はテニスを教えにきていた永井道明に相談してみます。
「自分の一番気に入っている服を着て香水をつけなさい‼」
永井の言う事が理解できない四三でしたが言われた通りにしてみます。
一番お気に入りのユニフォームに香水をたっぷり振りかけて槍投げをする四三のところに3人の女生徒が近づいてきました。
その内のひとり村田富江が四三に教えたのです。
この学校は美人がいない学校と風評されていてスポーツなんかしていたら益々嫁の行き先がなくなると思っているのだと、、、
でも、校舎の窓からはシマも含めて多くの女生徒が四三と3人の様子を見ていたのです。
ここで、何とかしなければ面目丸つぶれになると考えた四三は3人に一度だけでいいから槍を投げてくれと頼み込みます。
渋々でしたが何とか槍を投げて貰う事に成功した四三。
ところが、槍が投げられると窓から見つめていた女生徒たちから拍手喝采が起きます。
その後、東京女子高等師範学校にトクヨを訪ねた四三とシマ。
そこで、四三はトクヨに対抗戦の話を持ち掛けたのでした。
一方、シマは自分も女子の陸上をオリンピックの正式種目にすることに掛けたいと、交際していた増野に縁談が無かった事にして欲しいと頼み込みます。
ところが、やりたいことは全てやれば良いと言い返す増野。
「仕事も走るのも、結婚の為に犠牲にしないでください。もうそんな時代じゃありませんよ‼」
その言葉はシマの心を打ちました。
シマは四三とスヤの仲人で結婚することを決心したのでした。
<いだてん21話感想>
ドイツでみかけた女子の槍投げが四三の新たな夢となりましたね。
まだオリンピックの正式種目になっていない女子の陸上競技に向けて選手を育成すると云う指導者の道を歩き始めました。
今までは、自分で考え自分で競技に取り組んできた四三にとって自分の考えを他人に理解させる困難を乗り切ることができるのでしょうか。
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