この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は第10週目「なつよ、絵に命を与えよ」の59話60話です
10週目59話60話のあらすじです。なつがアニメーターの試験を受けるも不合格に…それを知った夕見子は天陽になつをまってないでほかの人と結婚し、山田家をしっかりと継ぎなさいというのでした。
<前回のあらすじ>
夕飯もそこそこに机に向かったなつ。
なつは会社から持ち帰ったゴミ箱に捨ててあった動画を見ながら夢中になって明け方まで絵を描き続けたのでした。
翌日、派手な服のコーディネートしてくれる亜矢美からお洒落は意地でするものと言われたなつは昨日より派手な服で出勤することにします。
服の色が日増しに増えていくねと桃子に対しても負けないためだと答えたのでした。
その日の昼食に噴水の傍でパンを食べていたなつは、下山が無作為に周囲の人たちをスケッチしているのを見つけて隣に場所を移します。
スケッチを見ながらなつは下山に麻子のことが怖くないかと尋ねます。
麻子は熱心だけど怖くないと言う下山は麻子がアニメーターとして大切な事が感覚的にわかっているのだと言います。
それが分からないから堀内は怒られているのだと、、、
すると今度はアニメーターとして一番大切な事をなつは下山に尋ねます。
それは絵に命を吹き込むことだと教えてくれた下山はなつのスケッチを完成させていました。
「命を吹き込むためには、見る人の感情を考えなければならない。役者とちがって、もともと命があるわけではないからね。本気で描くアニメーターに命を吹き込むことに悩まない人はいないよ‼」
なつは下山の言う事に納得してうなづきながらパンを食べていたのでした。
<なつぞら59話60話のあらすじ>
なつが昼食を終えて仕上課の自分の席に戻ると、描きかけていた動画が無くなっているのに気づきます。
なつの様子をみていた桃代はなつに大沢麻子が持っていったことを教えてくれたのでした。
急いで作画課に向かうなつ。
作画課では麻子が堀内に何故これを捨てたのかとなつの机から持って行った動画を見せつけて追及しています。
麻子はこんな絵を1枚入れるだけで全然違うと堀内をまくし立てます。
こう云うのを望んでいたと麻子から言われている堀内は自分が描いた絵でないので何を言われているのか分かりません。
ようやく堀内が描いた絵でないことが分かった麻子。
「じゃあ、いったい誰がこれを描いたのよ⁉」
その時、そっと部屋に入ってきたなつに下山が声をかけたので全員の視線がなつに集まりました。
「すみません。それ、私が描きました‼」
下山と仲はなつの想像力に驚き、原画を描いた井戸原でさえなつの発想はなかったと感心したのでした。
何故、描いたのかとなつに訊く麻子。
「すみません。人に見せるつもりじゃなく、勉強のためにゴミ箱から拾って描いただけなんです。絵を描いていると、そうしてみたくなったんです、、、」
なつは自分が高校生の時に演じた白蛇伝説の白蛇の化身を思い浮かべて白姫の気持ちになっていたと説明します。
でも麻子はそれ以上は訊かず堀内になつの絵を清書するように指示したのでした。
なつは自分の絵が認められたようで嬉しくなりましたが、仕上課に戻ってきて自分の仕事に集中するようにと叱られたのでした。
でも、桃代だけはなつの事を心配してくれていました。
「大丈夫?私も漫画映画のこと勉強しようかな。だって、あなた見てたら楽しそうなんですもの、、、」
そんな桃代の言葉に今日初めて楽しい気持ちになったのだと言うなつ。
何があったのかを知りたがる桃代ですが、今は彩色に集中しなければとセル画に向かうなつでした。
なつが東洋映画で働き始めて4日が経ちました。
その日、なつは仲に誘われて喫茶店にきていました。
「作画課に入るための試験を受けてみない?試験まで、1ヶ月しかないけど受けてみたいなら推薦しておくから、、、」
仲がなつに話を切り出します。
受けさせてもらえるだけで嬉しいとなつは快諾するのでした。
その日からなつは家に帰ってからの練習を始めたのです。
たまたま雪次郎が風車に来ていたでの一緒に食べないかと亜矢美がなつを誘いますが、時間がない理由を雪次郎に説明して食事もそこそこに机に向かって練習しはじめるなつでした。
そこに咲太郎が劇団の次回公演のポスターを持って帰ってきました。
咲太郎が店の目立つところにポスターを貼ると雪次郎が絶対に見に行くと言います。
そんな会話に入りたいなつですが試験のための動画用紙を取り出したのでした。
なつは試験までの1ケ月の間、毎日夜遅くまで試験の準備をしたあのでした。
ある日、下山の真似をして噴水の近くで昼休みにスケッチをしていたなつ。
そこに、麻子がやってきて話しかけてきたのです。
ふたりがしばらく会社に来る時のファッションの話をした後、麻子が話題を変えます。
「作画課の試験受けるんだって?」
大沢のお陰だと言うなつに冷たい顔をして試験は無理だと告げて立ち去った麻子でした。
なつは試験を受けましたが不合格となります。
理由は動画としての才能はあるが絵の線が細く完成度が低いとされたのでした。
しかも、15枚指定に対し30枚も描いてしまっていたのでした。
井戸原に枚数を多くした理由を問われて動きをうまくあらわそうとしたら増えてしまったと答えるなつ。
その悩みは、仲も井戸原も抱いていたものと同じだったので、ふたりは顔を見合わせたのでした。
なつは天陽に手紙で不合格を伝えます。
「天陽君、元気ですか?私は、試験に落ちました。まだ、実力不足です。当分、北海道に帰れません。送り出してくれた人に胸張って、言えるまで、、、十勝に帰りたいけど、今は振り返りません。私はここで生きていきます‼」
天陽のいる北海道では暮れに照男と沙良が結婚したのでした。
天陽は馬の絵で受賞した後になつを描いていました。
そんな天陽にタミが言います。
「天陽、なっちゃんは帰ってこないのだから、新しい人を探しなさい。照男くんも結婚したし、山田家の後を継ぐのはあなたなのよ‼」
なつを待たないと言った天陽の頭の中にはなつが居続けていたのでした。
<なつぞら59話60話の感想>
麻子の勘違いでなつの絵を描く才能が思わぬ形で皆に知れ渡ることになりました。
なつも自分の絵が認められて嬉しかったに違いませんでした。
なつには下山の言う絵に命を吹き込む才能が眠っているのかも知れません。
初めて出会ったときからなつの才能が気になっていた仲は作画課への異動試験の受験を勧めてくれます。
事前に不合格となると言った麻子はなつに何が足りないのかを見抜いていたのでしょうか。
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