この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は第11週「なつよ、アニメーターは君だ」の63話64話です
亀山蘭子のお芝居を枚界見に来る雪次郎。菓子作りの修行は大丈夫か??ちはるの行方をノブさんに頼むなつでした。。
<前回のあらすじ>
照男と沙良が新婚旅行の途中で風車になつを訪ねてきている処に咲太郎が帰ってきました。
亜矢美から座っておでんを食べる事を勧められた咲太郎。
それからもぎこちない話が続くのでなつが話題を変えます。
「砂良さんキレイでしょ?」
自分のいる劇団に欲しいくらいと言う咲太郎。
咲太郎が演劇をやっていると云う事からなつの演劇の話に展開しますが自分はアニメーターになるとはっきり宣言するなつでした。
なつに案内された部屋には動画用紙が山積みにされているのを見て、感心しながら頑張っているなと思う照男。
「柴田のお義母さんになにか伝えることある?心配なんだわ。なっちゃんのこと、、、柴田のお義母さんは、自分やお父さんには手紙書かなくてもいいけど、じいちゃんには手紙書くように伝えて欲しいって。でも、いいよね。お母さんって、、、」
沙良が少し羨ましいそうに言います。
なつは頑張って夢を叶えるからと伝えて欲しいと、、、
沙良の新しい家族ができたみたいと言う言葉に、もうひとりの家族である千遥の行方が分からない事を寂しく思うなつでした。
照男と沙良は寂しくなったらいつでも甘えに帰ってこいとなつに言って新婚旅行を続けるために風車を後にしたのでした。
それから暫くして咲太郎の劇団で舞台「人形の家」が公演されました。
雪次郎と一緒に観劇したなつは感動と興奮を覚えたのでした。
咲太郎に感想を訊かれたなつは特に亀山蘭子と云う女優が良かったと伝えます。
なつと雪次郎に蘭子を紹介してくれる咲太郎。
何故か蘭子の前でしどろもどろの雪次郎をなつがフォローします。
「雪次郎くんは、帯広でお菓子屋さんをしているんです。でも、お菓子と同じぐらいお芝居も好きなんです‼」
ろくな話もできずに、お礼を言って蘭子の前から立ち去った雪次郎でした。
<なつぞら63話64話のあらすじ>
劇場を出た後、なつと雪次郎と咲太郎は風車で食事をしています。
話は『人形の家』の主人公の女性のことに盛り上げります。
なつは家を出た主人公がその先にどうやって生きて行くのかが分からなくて気になるといいます。
戦時中だったら家出は我慢すべきことで贅沢だと言う亜矢美です。
この演劇のテーマは目覚めることで戦時中とか戦後とかは関係ないと咲太郎は説明します。
「私は、家を出ようとして叩かれたことがあった。そのおかげで目覚めた、、、」
なつは自分に置き換えて振り返ります。
「長い間女性は閉じ込められてきた。それを解き放とうという運動が今回の演劇のテーマだ‼」
咲太郎の説明に芝居は運動ではないと何時になく真剣な雪次郎です。
「問題解決を目的にしたらいけないイプセンは話しています。演劇の目的は、人の模写です‼」
今度は雪次郎が話し始めます。
良く勉強していると感心する咲太郎に、本を読んでも分からなかった事が蘭子の演技をみて実感できたのでと言う雪次郎でした。
自分もあんな演劇を絵に描きたいと思うなつでした。
白蛇姫の仕事が一段落してからなつの仕事は嘘のように暇になりました。
その間に、トレースの練習をすることになったなつです。
藤子に褒められたなつは何度も同じを描いていました。
初めてにしては上手だと言ってくれる桃代ですがなつは納得できていません。
「子供のころに、はじめて牛の搾乳をしていた時のことを思い出した。やっぱり、、、どんな仕事も奥が深いわ‼」
でも突然、桃代が話題をかえます。
「その服は、自分で買ってるの?」
亜矢美から借りているのだと説明すると羨ましがる桃代です。
そんな桃代にどんどんお洒落になっていくと褒めるなつ。
そんな話をしている処に下山がスケッチブックを抱えてやってきました。
「二人とも、よく頑張っているよ。同じ服を着てても、組み合わせは必ずなにか変えてるもんね⁉」
怪訝そうな顔をするふたりに下山はスケッチブックを見せます。
「同じ服装になったら、やめようと思っていたんだけど、こうなっちゃうんだもん、、、」
下山が同じ服になったら逮捕するぞとジョークを飛ばすと、逃げ切ってみせるとジョークで切り返す桃代のやり取りが心地よいなつでした。
なつが久しぶりに川村屋にいくとテレビをおいた事も手伝って満席でした。
しばらく待って、バターカリーを食べるなつ。
「ごめんね。ニュースの時間になると、空くんだけどね、、、」
光子がなつに話しかけていると、信哉も店にやってきたのでした。
「これから流れるニュースで僕が取材したのが流れるんだ‼」
それを聞いたなつはテレビで流れ始めた”家出人をおう”と云うタイトルの番組に見入ります。
「ノブさん、もしよかったら千遥のことを探してくれない?」
なつは信哉に話しかけます。
しかし、信哉も光子も咲太郎が千遥を捜さないと言っている事を知っていて否定的な反応です。
でも、なつはどうしても千遥に会いたくて咲太郎に相談しようと思ったのでした。
明日が千秋楽で毎日のように雪次郎が観に来ていると上機嫌のその晩の咲太郎です。
そんな咲太郎になつは話を切り出しました。
「お兄ちゃん。千遥が私たちのことを忘れててもいい。幸せに暮らしてるなら、遠くから見るだけでもいい。それでも、いいから千遥が引越す前の住所を教えて‼」
なつが咲太郎から渡された千遥を引き取った従妹の手紙の住所は千葉になっていました。
咲太郎も何とかして千遥の行方を探ろうとしていた事は知って喜んだなつ。
そして、その手紙を手掛かりに信哉が千遥を捜す事になるのでした。
なつの仕事は相変わらず時間に余裕があり、暇を見つけてはトレースと動画を練習したものを仲に見てもらっていました。
ある日、蘭子に白蛇姫の声をお願いすることに決まったと仲から知らされたなつです。
「アフレコの見学をさしてもらっていいですか?」
自分から伝えておくから大丈夫だと云う仲。
当日は咲太郎も付き添いできていました。
「ああ、あなたの描いている絵ってこれだったの⁉」
なつを見た蘭子は言うのでした。
アフレコの現場を見て感動したなつは仲に礼を言います。
「仲さん、どうもありがとうございました‼」
こんなにドキドキするとは思わなかったと言うなつに仲が言います。
「また、新しい作品が始まるのだけど、動画のテスト受けてみない?」
なつが風車に帰ってくると咲太郎がアフレコに感動していました。
「亀山蘭子のアフレコが吹き込まれて、白蛇姫が動く瞬間に、、、いい芝居するなあって、、、」
<なつぞら63話64話の感想>
雪次郎はイプセンの『人形の家』に惹かれたのでしょうか。
それとも亀山蘭子に惹かれたのでしょうか。
毎日のように観に来ていたとは凄い熱の入れようですね。
信哉が手掛けている番組をみたなつは即座に千遥のことを思い浮かべていました。
そして、咲太郎も密かに千遥の行方を追おうとしていましたね。
なつの周りの歯車がひとつずつ噛み合おうとしていて先が楽しみです。
そしてなつの動画への3回目の挑戦の機会がやってきましたね。
今度こそ、なつの夢への大きな前進を期待したいです。
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