今回は『おちょやん』の20話(第4週)12月25日金「曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
<おちょやん20話のあらすじネタバレ>
『岡安』ではシズと宗助に年季明けのお祝いに何が欲しいかと訊かれていた千代。
すると千代がねだった意外なものにふたりはちょっと驚かされます。
岡田家の家族と一緒に食事がしたいとねだった千代に夫婦の娘のみつえが呆れかえります。
しかし、生れてからこれまで家族でゆっくり食事をしたことがなく憧れていたのだと説明した千代。
そして、千代は口いっぱいにご飯を頬張って家族団らんの雰囲気を味わって楽しいと喜んだのでした。
そんな千代に向かって先代の女将のハナが話しかけます。
ハナは『えびす座』での千代の芝居を見ていて役者になることを勧めます。
ハナの話に嬉しそうな顔をしながら、その気になってしまうと応える千代。
食事の最後になって岡田家の家族の面々に向かって、8年間もの長い間に渡って世話になったことと食事を一緒にさせてもらったことに感謝の気持ちを伝えました。
食事が終ってからお茶子の部屋に戻った千代が『岡安』を出て行くための支度を始めた頃には
座敷には既に借金取たちが来ていて酒を飲みながら出てくるのをまっていたのです。
そのとき俄かにみつえとお茶子たちに取り囲まれて逃げろと言われた千代は事情が理解できずに戸惑ってしまいます。
お茶顔たちは口々にすべて女将のシズが考えた計略で、最初から借金取になんか引き渡すつもりなどなかったことを明かしたのでした。
そして、シズの娘のみつえが躊躇している千代の手を引いてこそりと『岡安』を抜け出します。
みつえは千代を連れて『岡安』から船着き場に急ぎます。
船着き場では女将のシズが待っている事を伝えたみつえは、幼い頃から一緒に暮らしてきた友達の不幸をほっとけるわけがないと自分の本心を千代に明かしたのでした。
それを聞かされた千代は溢れる涙でこんな別れ方はしたくなかったとみつえを抱きしめました。
その頃、『岡安』では千代の逃走に気づいて後を慌てて追いかけはじめていた借金取たち。
息が切れそうになりながら船着き場まで走ってきた千代はそこで待っていてくれたシズの姿を見つけます。
シズに向かって涙を流しながら自分が逃げた後の『岡安』への借金取たちの仕打ちのことを心配する千代。
しかし、シズは毅然とした態度で自分を見くびるなと一喝して、これからは自分のために生きろと千代を諭したのでした。
さらに千代が幸せになることが『岡安』への恩返しで、自分の望みだと伝えたシズは辛くなったらいつでも『岡安』に帰ってこいと母親のように言って急いで船に乗ることを促します。
そうして頑張れと叫ぶシズの姿を見ている千代を乗せた船は岸を離れていきました。
浮浪者の小次郎が千代を乗せた船を漕ぎます、その姿を石垣の陰から父親のテルヲが無事に逃げたことに安堵するような眼差しで見守っていたのでした。
『岡安』に戻ったシズを待ち受けていたのは借金取りたちです。
そんな彼らに封筒を渡して啖呵を切ったシズ。
封筒の中には200円が入っていて、シズはその金が道頓堀を守るために多くの人が出し合ったものであることを告げて、今後はここに姿を見せるなと言い放ちます。
シズの気迫におされた借金取りたちは金を受け取るとそそくさと立ち去っていったのでした。
その頃、夜の道頓堀川を船に乗って進んでいた千代。
8年間の年月をすごした道頓堀に感慨深げに別れを告げるそんな千代を橋の上から一平もこっそり見送っていたのでした。
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