澪つくしの13週目 73-74-75-76-77-78話のあらすじネタバレです。千代が死にあの世に旅立ちます。
澪つくし13週73話のあらすじ>
新造船建造の値上げを何とかしたい惣吉とかをるは村長の名取に会って役場を説得して欲しいと直談判するものの冷たくあしらわれてしまいます。
融資制度や手形補償にも耳を貸そうとしない名取でしたが村議会の決議は名取の圧力だと考えられるのでした。
自分の叔父の行いが迷惑をかけていることを知って吉武家の皆に謝罪するかをるを惣吉は筋違いだと慰めます。
その年の夏ごろ、金策の当てのないまま惣吉たちは船を建造している鹿児島の造船所に出向いて対処策を考えることにしました。
その頃、『入兆』を追いだされた虚無僧姿の弥太郎がほどこしを求めて吉武家にやって仕事が見つからないとツエに打ち明けます。
おにぎりを食べ終わってから漁師たちのもとに行って仲間にして欲しいと頼みますが相手にしてもらえない弥太郎。
その話を聞いたトネはかをるを頼って吉武家にやってきたのだからと弥太郎の面倒をみることを決めたのでした。
一方、鹿児島の造船所に行ったまま帰ってこない惣吉。
かをるは惣吉のいないひとりの夜が寂しくて夫の1日でも早い帰りを願うのでした。
<第74話のあらすじ>
それから数日がたった頃に、鹿児島から惣吉たちが帰ってきました。
船の建造業者と交渉を重ねた結果、追加費用は半分になり支払いも来年までの猶予を取り付けることができていたのです。
何とか船を造ってもらえる目途があって吉武家のみんなは胸を撫でおろしたのでした。
その日の組合の寄り合いで惣吉は妙な噂話を耳にします。
それは予め落札者が決まっている不正入札が実施されたというものでした。
その真偽を突き止めようと反村長派が事実を調べようとしているが入札を取り仕切ったのが村長派であるため確信に迫れずにいるというのです。
惣吉からその噂話を聞いた母親のトネは息子にその類の話には首を突っ込むなと忠告します。
そんなある日に『入兆』の久兵衛のもとに古川るいから電話がかかってきます。
電話の内容は千代が吐血したと云うもので、るいは医者から身内の人たちを呼んでおいた方がよいと言われていたのです。
久兵衛は千代に死ぬなと伝えて欲しいとるいの電話を切ると、英一郎を呼び戻すよう指示をだしてから病院に急ぎます。
病院で眠っている妻の手を握った久兵衛が死ぬなと声をかけると千代が目を覚まします。
そして、自分は幸せだったことを久兵衛に話してから、るいに向かって夫のことを頼むと伝えて千代はあの世に旅立ちました。
電話で訃報をつたえられたかをるは翌日の葬儀に夫婦で参列しようとしますが梅木からそれを制止されてしまうのでした。
<第75話のあらすじ>
千代の葬儀への参列を拒まれたかをると惣吉はるいに諭されてその日はひとまず引き返すことにします。
その帰り道に惣吉はたとえ葬儀であっても醤油屋と漁師の壁は越えさせてくれないものなのだと考えが甘かったと事を口にします。
そうして、惣吉は遠くからでしか拝めなくても千代はかをるの気持はわかってもらえると慰めたのでした。
ある日、惣吉たちが出漁している間にかをるとトネは鰯の仕込みをしながら話をしていました。
鰯の値段が安すぎると嘆くトネに向かって、どうして自分で売値を決められないのかを尋ねたかをる。
鰯の値段も仲買人の入札に任せざるを得ないのだと説明するトネは漁師がただでさえ畳の上で死ぬことが叶わないのに何故そんな辛い思いをしてまで魚を獲らなければならないのか分からないと続けます。
一方、坂東家では久兵衛が英一郎と律子の三人で千代の仏前で手を合わせていました。
千代とは見合い結婚したという久兵衛はふたりをしっかり育て上げることが女房への供養だと思っていることを明かすのでした。
しかし、律子はそんな久兵衛に向かって東京で演劇の勉強をしたいと言い出します。
反対する父親と娘の口論に英一郎は律子の希望を叶えさせてやって欲しいと助け舟をだしたのです。
すると律子が自分はこの家にいない方が良いと言い出し久兵衛と英一郎を驚かせます。
それは千代の遺言でるいが後妻にきた坂東家には居たくないというのでした。
それを聞いた久兵衛は千代の仏前で死んでからも自分を管理するのかと嘆いたのでした。
<第76話のあらすじ>
吉武家で面倒を見てもらっていた弥太郎でしたが漁師たちからは日々いじめられます。
それを惣吉が庇おうとすると今度は惣吉に『入兆』に甘いという文句がでますが、利根丸の
船員は皆家族だと言いきって一蹴するのでした。
年が明けると律子が吉武家にやってきて自分が東京に行くことが許されたと報告します。
それを聞いたかをるは久兵衛が可哀そうだと言うと律子は頼みごとがあると言い出します。
それは、かをるの母親のるいが久兵衛の後妻になるように働きかけて欲しいというもので、それが千代の遺言であり姉弟とも異存はないことを説明した律子。
律子が東京に行ってまってひとりになった久兵衛が晩酌をしているとハマがやってきました。
ハマは千代の世話というと役目が終ったとして暇を申し出てきたのです。
しかし、自分を見放させないとそれを却下した久兵衛。
ハマも後妻としてるいが来たら自分の居場所がなくなると考えていたのでした。
それから数日後に吉武家に待っていた新造船が届けられ、盛大なお祝いが催されました。
翌日、墓参りで新造船の報告をしたトネはこれを機会に惣吉を親方にすることを明かします。
未だ早いと突き返す惣吉にそろそろ隠居して楽になりたいことが理由で周りからの承諾も得ている事を伝えたトネ。
こうして新造船が来たことに合わせて惣吉は親方になることになったのでした。
<第77話のあらすじ>
吉武家の当主となった惣吉はかをるとともに古川家にるいを訪ねて挨拶をします。
それを聞いたるいは親方となった惣吉の妻として今まで以上に責任が重くなることをかをるに自覚させてトネに言う言をよく聞くようにと窘めます。
かをるは姑のトネが隠居して孫の顔が見たいと言われていて少し焦っていることを母親に明かしたのでした。
それからかをるは話題を変えて久兵衛と暮らすつもりはないのかと訊きます。
馬鹿なことだと一蹴しようとしたるいに向かって千代の遺言でもあり律子も栄一郎も承諾している事を伝えるかをる。
しかし、るいは久兵衛の品格を下げることになると拒絶するのでした。
その頃、坂東家では名取村長が久兵衛に後妻の話をしていました。
るいを後妻に向かえることに異議を唱える名取に経営のことが優先だと話をすり替えようとする久兵衛でした。
ある日の夜、仕事から帰ってきた善吉が県の役人によって2万円以上の使途不明金が発見されたことを話します。
その後、村中で名取村長と滝沢収入役の公金横領追及の署名活動が広がります。
吉武家では叔父を追い落とすことになったとしても自分も署名するとかをるが言い出したのでした。
<第78話のあらすじ>
ある日、惣吉たちは名取村長が公金横領したと言っている滝沢収入役を待ち伏せて事の真偽を追求しようとします。
ところが、滝沢の口からは尊重の名取が個人的に使い込んだ金であり、村議会で証言することも厭わないと答えたのでした。
一方、名取家には孫議員と住職が押しかけていて村議会を開くか辞職するかの選択を迫っていました。
しかし、たとえ辞職勧告されたとしても法的な拘束力はないと彼らを一蹴する名取村長。
村議会も開かれず、村長の辞職もないまま8月になり村民の怒りは爆発寸前になっていました。
そんなある日、かをるは母親のるいに古川家に呼ばれます。
するとそこには久兵衛がいて、惣吉のことで話があるのだと切出したのでした。
久兵衛は惣吉が名取村長追及活動に加わっていることを知ってやめさせようとしますが、かをるはそれを拒絶します。
叔父に盾突くことは自分に盾突くことになると言う久兵衛に吉武家の嫁として覚悟していることを伝えたかをる。
久兵衛は惣吉が活動から手を引いたら勘当を解くとまで言いますが、かをるはそれも断ってしまうのでした。
澪つくしあらすじ全ネタバレ最終回結末!かをる惣吉の死-復縁?律子-水橋-梅木の死再放送
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