今回は『おちょやん』の55話(第11週)2月19日金曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
<おちょやん55話のあらすじネタバレ>
『マットン婆さん』の初公演を終えて千之助の演技に母親の愛情を教えられた千代は舞台衣装のまま道頓堀の街の中を駆け抜けていきます。
そして辿り着いたのはとある神社でした。
そこに、『岡安』と『福富』からから駆け落ちしたみつえと福助が隠れていることを千代は知っていたのです。
そして道頓堀から逃げ出そうとする二人にむかって逃げ出して行っては駄目だと引き留める千代。
千代は千之助が描いた母親の無償の愛情を説き、何回も何回も頼み続けたら母親のシズは必ず許してくれると訴えます。
そして、自分の母親に一生会えなくなってしまうと駆け落ちは間違った選択だと説得したのでした。
するとそこに何故かシズがあらわれ皆を驚かせます。
シズは自分がふらふらになるまで一日中道頓堀界隈を探し回っていて、偶然にもふたりが居る神社にたどり着いていたのです。
みつえの無事を確認して安堵したシズは神の導きだと呟くと、怒ることもせずに『岡安』に帰ろうとします。
そんな母親の素振に自分が間違っていたと謝罪したみつえは、二度と駆け落ちなどしないと誓ったうえで自分は一生シズの娘だと告げたのでした。
そしてそのあとから、自分は我儘な娘だから福助と一緒になることを許してくれるまで何度も何度も頼み続けると涙を流しながらシズに訴えたみつえ。
ふたりが石畳に両手をついて懇願している姿をみて、愛しい我が子をあやすように娘の手をとったシズ。
そして何かを覚悟したような様子を見せるシズだったのでした。
一方、『福富』でも大騒ぎになっていて、一人息子の福助が居なくなってしまったことで菊も福松も落ち込んでいました。
そんな時に、福助がみつえと千代とシズを連れて戻ってきたのです。
『岡安』の女将の顔を見た途端に怪訝そうな表情に変えた菊。
ところが、そんな菊と福松に向かってみつえを福助に嫁がせて欲しいとシズは頭を下げて申し込んだのです。
さらに、みつえは心根だけはどこに出しても恥ずかしくない自慢の娘だから富川家でも可愛がって欲しいと続けたのでした。
シズの言葉を受けて菊は福松の嫁としてみつえを迎えいれることを承諾しながら、良きライバルであるシズからここまでされたらうけざるを得ないと悪戯っぽく返しします。
こうして、みつえと福助の縁談がまとまり『岡安』と『福富』の皆が笑顔になると、みつえはすべて千代のお陰だと感謝の気持ちを伝えたのでした。
それから二カ月後、『福富』でみつえと福助の祝言が和やかに執り行われたことで、二代に渡って繰り広げられた両家の対立が雪解けとなります。
祝宴の間も忙しく世話やら接待役を買って出ていた千代がひと段落して末席に座っていた一平の横に座り込みました。
そして、二人の祝儀を祝って周囲も幸せな雰囲気になっている様子を眺めながら、親は子の幸せを願うものだと千代は静かに微笑みながら呟いたのでした。
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