今回は『おちょやん』の94話(第19週)4月15日木曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【千代の手元に戻ってきた形見のガラス玉】と題して19週94話をお送りします。
満州から戻ってきた寛治の口から思いがけない話が飛び出します。
何と寛治は満州でヨシヲに世話になっていたのです。
満州でヨシヲと寛治の間で何があったのかが気になりますね。
<おちょやん94話のあらすじネタバレ>
天海家に戻ってきた寛治から千代が手渡されたものは20年前に自分が弟のヨシヲに預けた母親の形見であるガラス玉だったのです。
そのガラス玉を見た千代の脳裏にはヨシヲと約束を交わしたときのことが鮮明に蘇ってきました。
次に会ったときには自分のとびっきりの喜劇を見せるというのが千代とヨシヲの約束だったのです。
そんな千代と一平に向って満州で何があったのかをおもむろに明かし始めた寛治。
満州の新京の酒場で寛治が賭博で負けて絡まれていたのを助けてくれたのがその店の店長だったのだと言います。
それから寛治は自分の身の上話を聞いてくれた店長から『家庭劇』の千代という役者を知っていると明かされたのです。
そして、寛治が千代と一平に面倒を見てもらっていたことを知って嬉しそうな顔をして千代の話を聞きたがった店長。
それが切欠となって寛治は店長に可愛がってもらうようになったのでした。
終戦の前日に軍の幹部から日本が降伏することを知らさた店長は寛治に向ってすぐに日本に戻れと迫ってきて、大事そうに持っていたガラス玉を取り出した店長は姉に渡して欲しいと寛治に頼んだのでした。
そのガラス玉を見て初めて世話になっていた店長が千代の弟のヨシヲだったことに気づいた寛治。
そして別れ際に酷いことをした自分を許してくれた姉だから約束を破ってしまった寛治のことも必ず許してくれると笑いながら告げると、絶対に生きて千代のもとに帰れと強く寛治の背中を押していたのです。
しかし、ヨシヲから預かったガラス玉を千代に届けるために必死で逃げ回っていて、自分が引き上げを待つ収容所で店長のヨシヲが逃げ遅れた女性を助けようとして自分が撃ち殺されてしまったことを伝え知った寛治。
それを聞いた寛治は自分が誰かの役に立つために満州に渡ってきたことを思い出し、多くの引揚者の世話をしていたため自分の帰国が遅れてしまっていたのです。
話を終えて泣きながらふたりに詫びを入れ寛治に向って、千代はヨシヲとの約束を守って生きて自分たちの元に帰ってきてくれたことに感謝して、ガラス玉をテルヲとサエの写真の前に置いてヨシヲのことを報告したのでした。
戻ってきた寛治が翌日から『鶴亀新喜劇』に加わると、そこに熊田に連れられた万歳と千兵衛があらわれます。
そして自分たちと同じように戦地から戻った寛治と心を通わせる万歳と千兵衛。
一方で千代は劇団員に向ってヨシヲの話を明かして死んでしまった仲間のためにも喜劇でひとりでも多くの人を笑わそうと気勢を上げたのでした。
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