今回は『ブギウギ 』の102話(第22週)2月26日 月曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【一石二鳥を企てていたりつ子】と題して第22週102話をお送りします。
久々にりつ子に会ったスズ子は大野の紹介してくれたことを感謝します。
するとりつ子は自分が大いに世話になったのに、壮絶な人生で変わり果ててしまった大野を心配していたと明かします。
そして、大野ならスズ子の役に立つと考えたりつ子は、二つの意図を持って家政婦として紹介していたのでした。
<ブギウギ 第21週102話のあらすじ>
大野という頼もしい家政婦がスズ子の家にくるようになって半年が過ぎ、ときは昭和25年の春を迎えていました。
大野の働きぶりはスズ子の家事と育児の負担を大きく軽減してくれるものとなっていたのです。
ところがとある朝のこと、ニンジンが食べられないと愛娘の愛子に困らせられたスズ子。
そんなスズ子がコロンコロンレコードに足を運ぶと、担当の佐原から『東京ブギウギ』を越えるような大ヒットを求められてしまいます。
“福来スズ子ならできる!”
佐原はそう口にしますが、求められる道理は理解できるものの、これまでどう歌えばヒットするかなど考えたこともなかったスズ子は戸惑ってしまったのです。
“ずっと気持ちよう歌て、それをお客さんに楽しんでもろてきただけやのに”
自分の悩みを明かした山下からも佐原と同じようなことを言われてしまったスズ子。
“それが福来スズ子や!”
スズ子が山下から励まされていること、三鷹の家では大野が何とかして愛子のニンジン嫌いを克服させようと特別な料理に取り組んでいました。
大野は、すりつぶしたニンジンを冷ご飯と砂糖と一緒にこねてハンバーグのように丸めます。
それを焼いて出来上がったものは『がっぱら餅』と呼ばれる津軽地方のおやつだったのでした。
最初こそ恐る恐る『がっぱら餅』を口に運んだ愛子でしたが、気が付けば一瞬で平らげてしまうことができたのです。
一方でスズ子は久々にりつ子とお茶をすることになります。
りつ子に会ったスズ子は働き屋の大野を紹介してくれたことを感謝します。
スズ子から大野の働きぶりを聞かされたりつ子は安堵して、自分との関係を明かし始めます。
りつ子は青森の呉服屋で生まれ育っていて、親や女中たちを困らせる我儘放題の子供だったと言うのです。
ところ、そこで働いていた女中の大野だけは、違ったと明かすりつ子。
“でも大野さんだけには通用しなかったわ。大野さんくらいよしっかり向き合ってくれたのは。あんな人、ほかにはいないわ”
りつ子の世話を15歳までしてくれた大野でしたが、早くに夫に先立たれたため東京に住んでいた息子夫婦と暮らし始めます。
ところが息子は戦場で、息子の妻と孫を空襲で亡くしてしまった大野。
天涯孤独の身となった大野は、打ちひしがれて別人のようになってしまっていたのです。
そんな大野に以前のように元気になってもらいたいとかねてより心配していたりつ子は、スズ子のようすを知って家政婦を思いついたと打ち明けてくれたのです。
“あなたなら彼女の気持ち分かるんじゃないかと思って。それに、そんな大野さんだからこそきっとあなたの力にもなってくれるはず”
りつ子の話を聞いて大野への想いを新たにしたスズ子は、翌日の夕方には愛子と大野との3人で買い物に出かけます。
楽し気に話しながら歩く3.人の姿は傍からはまるで家族のように映ったのでした。
ところが翌朝に迎えにきた山下が持ってきた雑誌『真相婦人』に載せられていた記事に驚かされてしまったスズ子。
そこにはタナケンこと棚橋健二が足の激痛で舞台公演を中止したと書かれていたのでした。
ブギウギ ネタバレ22週103話 タナケンの古傷,仕事引退か…
<ブギウギ 第22週102話の感想>
『がっぱら餅』って初めて耳にしました。
日本には知らない郷土料理がまだまだたくさんあるようで、朝からちょっと勉強できた気分になれました。
それにしても大野は嫌いなニンジンを隠して食べさせるのではなくて、一緒に作って食べさせるのが凄すぎます。
恐る恐る嫌いなニンジンが入った『がっぱら餅』を口に運ぶ愛子の気持も計算したうえでのことだったんですね。
大野にとって愛子は実の孫のように可愛くて仕方ないのがよく伝わってきます。
スポンサード