今回は『虎に翼』の44話(第9週)5月30日 木曜のあらすじネタバレ、放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
9週タイトル「男は度胸、女は愛嬌?」
(44話)
これまでの後悔と秘密をすべて打ち明けて、直言(岡部たかし)は安らかに亡くなった。
寅子(伊藤沙莉)は何事もなかったように生活を続けようとするなか、はる(石田ゆり子)は寅子にお金を渡す。花江(森田望智)もはるも悲しみを乗り越えるため、好きなことに使ったのだと言う。
闇市をさまよい、優三(仲野太賀)と一緒に食べた焼き鳥を思い出す寅子。優三が自分にかけてくれた言葉がよみがえってくる。
虎に翼 9週44話のネタバレあらすじと放送前予告レビュー
9週44話【秘密を伝える直言!優三の死亡通知書
あらすじ: 第44話では、直言(岡部たかし)の死後も、寅子(伊藤沙莉)の日常生活が進行します。寅子は闇市に足を運び、長い列に加わります。
新聞を売る少年が現れても、寅子は彼に目もくれません。見ず知らずの復員兵が寅子のところに来て、優三の最後の瞬間を伝えにきました。
この復員兵は、優三と同じ収容所にいた小笠原と名乗る人物で、優三から寅子へのお守りを持って帰ってきました。
そして、寅子が出征する際に渡した『お守り』を寅子に返しました。
寅子の母、はるは、寅子が心を閉ざさないように、そして優三の死を受け入れるために、大金を寅子に渡します。
はる自身も過去に深い悲しみに包まれたとき、こっそりと贅沢を楽しんで心の支えにしていたことを寅子に明かし、寅子にも同じことをするように勧めます。
さらに、はるが寅子のために用意した大金は、亡き夫・直言の形見であるカメラを売って得たものであることが明らかにされます。
この行動は、はるの家族への深い愛情と、どんな困難な状況でも前に進む決意を象徴しています。
寅子がこのお金をどのように使い、それが彼女の心の癒しにどのようにつながるのか、今後の展開が注目されます。
44話予告レビュー感想: このエピソードでは、寅子が優三の死とどのように向き合うかが強調されています。優三の最期を伝える復員兵が寅子の前に現れ、優三がまだ生きているという微かな希望を持っていた寅子は、心が壊れそうになります。
しかし、母・はるが寅子に大金を渡し、優三の死と向き合うように寅子に伝えます。これは、寅子がこれ以上心が壊れないようにするための策略であり、はるの母としての賢さが見事に描かれています。
また、はると花江が家族を失った悲しみをどこかで発散させなければ、心が壊れてしまうことを示唆する描写も印象的でした。今後、寅子が生きる力を取り戻すために、どのようにお金を使うのかに注目が集まります。
1話から最終回までのあらすじネタバレはこちらから見れます⇓⇓
◆実在モデル家系図⇓
◆放送後に詳細あらすじネタバレ・感想を追記してお届けします⇓⇓
今回は『虎に翼』の44話(第9週)5月30日 木曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【寅子のもとに帰ってきたお守り】と題して第9週44話をお送りします。
ある日のこと復員兵が猪爪家に寅子を訪ねてきます。
男は寅子が優三に持たせたお守りを届けにきてくれたのです。
お守りのお陰で自分は生きながらえたと話す男は優三の最期の様子を教えてくれたのでした。
<虎に翼 第9週44話のあらすじ>
昭和21年10月のとある日にラジオから流れた400人もの復員兵を乗せた船が佐世保に入港したとのニュースが寅子の耳に入ります。
それを聞いて微かな望みを抱いた寅子。
“しかしたら優三さんも、、、”
それからしばらくしたある日のこと寅子を訪ねて見知らぬ復員兵が猪爪家をにやってきました。
“佐田寅子さんのお宅はこちらでしょうか”
そう言いながら復員兵が差し出したのは寅子が優三に手渡した『お守り』だったのです。
何と優三はその復員兵と長崎の病院でベッドが隣同士だったと明かされた寅子。
そして復員兵は自分の体調が悪化したときに、優三がお守りを握らせてくれたと話します。
お守りのお陰で自分は持ち直せたけれど、そのあとに今度は優三の体調が悪化してそのまま亡くなってしまったというのでした。
“私がご利益を吸い取ってしまったんじゃないかとずっと申し訳なくて、、、”
すると寅子は罪悪感に苦しむ復員兵に向かってんな風に思う必要はない言いながら深々と頭を下げて謝意を伝えたのです。
“ありがとうございました”
復員兵が帰っていったあと、お守りを受け取った寅子はスンッとした表情のまま台所で淡々と家事をこなすのでした。
するとそこにはるが直言のカメラを売った金を持ってあらわれます。
“これは自分のためだけにお使いなさい”
はるは大金を寅子に手渡すと、自分も花江も気持ちがどん底の時は家族に隠れて贅沢をしてきたと明かしたのでした。
心が折れて駄目になるまえに優三の死とゆっくりと向き合うようはるから促された寅子。
翌日になって寅子は渡された金をどうやって使っていいのか分からないま闇市にでかけていきます。
闇市にはかつて優三と一緒に食べた焼き鳥の露店があることを思い出した寅子は行ってみることにしました。
そこでどぶろくと焼き鳥を頼んだ寅子。
ところが”美味しいものは一緒に”という優三と交わした約束が蘇ってきた寅子は一口も食べることができなかったのです。
そんな寅子のようすをみて、店主は焼き鳥を新聞に包んでくれます。
新聞紙に包まれた焼き鳥を持って多摩川の河川敷にやってきた寅子。
“分け合って食べるって言ったじゃない、、、”
“必ず帰ってくるって言ったじゃない”
寅子は優三との思い出の場所に腰をおろして、やけになったように焼き鳥にかぶりつきます。
そのとき焼き鳥を包んでいた新聞の記事が目にとまった寅子。
“すべての国民は、法の下に平等”
それは『日本国憲法』の第14条についての記事でした。
寅子が思わず肩を震わせていると、何とそこに優三があらわれて話しかけます。
“寅ちゃんができるのは、寅ちゃんが好きに生きることです”
それはかつて優三がこの場所で寅子にかけてくれた言葉だったのです。
同じ場所で同じ言葉を優三がかけてくれたような不思議な気持ちになった寅子。
するとそれまで蓋をして抑え込んでいた感情が
一気に溢れだしてしまいます。
そして大きな声を出しながら号泣した寅子は、やっと優三の死を受け入れることができたのでした。
<虎に翼 第9週44話の感想>
お守りだけが寅子のもとに帰ってくる展開は戦後場面の”あるある”かも知れません。
でも紙切れだけの死亡通知と違って、最期の様子を教えられて優三の死は確定してしまいましたね。
暗い話ばかり続いてきた9週ですが、”『日本国憲法』の第14条”の新聞記事は寅子の法曹界復帰へのフラグなんでしょうか。
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