西郷どんネタバレ30話の内容です。
大河ドラマ西郷どんの30話について簡単にネタバレします。
吉之助は参勤交代の取り止めの願いを奏上してもらうべく近衛家を訪ねましたが、
安政の大獄により憂き目にあった近衛家は吉之助の頼みを受けることができません。
そこで、ヤモリと言われる岩倉具視からの手紙を目にした吉之助は、岩倉具視に
会うために大久保にお願いしました。
岩倉具視は、3年前に和宮と現将軍の徳川家茂との縁談をまとめ、斉彬の公武合体を
実現した人物でありましたが、 その後、尊皇攘夷派の公家達が台頭し、
岩倉は朝廷を幕府に売った大罪人として朝廷を追われ、今や洛外の小さな村で
貧しく家に閉じ籠る生活を余儀なくされていました。
岩倉具視に興味を持った吉之助は、岩倉に会うため、大久保と一緒に
岩倉の家に行くのでした。
吉之助と岩倉の出会い。
これが、日の本の行く末を大きく変える出会いになったのは間違いないでしょう。
岩倉が公武合体を成し遂げた人物であることに、吉之助は亡き斉彬の面影を
重ねたのかもしれません。
それにしても、公武合体を成し遂げた英雄が、まさかの転落生活を送っていて
ヤモリと呼ばれる生活をしていたことに衝撃が隠せません。
歴史の教科書では知り得なかった様子が垣間見れるので大河ドラマは面白いですね。
では、大河ドラマ西郷どん 30話のネタバレです。
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再び京に戻った吉之助は、参勤交代の取り止めの願いを奏上してもらうべく
近衛家を訪ねました。
かねてから懇意にしている忠煕の脇には、彼の息子で内大臣の忠房が座していて、
大久保から何度も頼まれてはいるが、と言って忠房は顔を曇らせます。
今や帝は慶喜に頼りきりになっていて、他の者の言葉には耳を貸さないと
言うのです。
そこで吉之助は、このまま何もしないで手をこまねいているだけでは、
慶喜の思うがままなので、どうか近衛家には力添えをしてほしいと懇願します。
しかし、安政の大獄により酷い目にあった近衛家は慎重にならざるを
得ませんでした。
そこへ従者が、京を所払いされたヤモリからだと言って、忠煕に文を
持ってきましたが、忠煕は顔をしかめながら、文をろくに読もうとはせず、
そのまま放り投げました。
その文には”岩倉具視”という名が書かれていました。
数日後、吉之助は大久保に岩倉具視に会わせてもらえないかと頼みます。
吉之助は、近衛家に届いた岩倉からの文に感銘を受けていたのです。
その内容は「天子様は親であり、民草はなべて天子様の子である。身分の違いはない。そういう世にしなければならない」と書かれていました。
しかし、大久保はその文を最後まで読むように吉之助に促し、吉之助は
続きを読むと金を無心する内容が書かれています。
その内容に吉之助は不思議に思いました。
岩倉具視は3年前に、帝の妹である和宮と現在の将軍である徳川家茂との
縁談をまとめ、亡き斉彬の遺志でもあった公武合体を推し進めた人物でした。
そのため、大久保も岩倉とは面識があったようです。
さらに大久保はあの頃の岩倉は、天子様が自分を友と慕ってくれると言って
輝いていたが、その後、尊皇攘夷派の公家達が台頭し、岩倉は朝廷を幕府に売った
大罪人として朝廷を追われ、今や洛外の小さな村で貧しく家に閉じ籠る生活を
余儀なくされていることを話しました。
ヤモリというあだ名は、夜中にこそこそ動き回り、金目のものを探しているから
ついたものだとも大久保は話しました。
その話を聞いた吉之助は、岩倉具視にますます興味を持つようになりました。
朽ちたボロボロの門の隙間から覗きこむと、これが公家の住まいかと思うほど
小さな母屋がありました。
大久保は吉之助に言われ、吉之助を岩倉の家に連れてきたのです。
岩倉は奇抜な人物で、落ちぶれた現在でも周囲を警戒し、曲者避けの仕掛けを
作ったり、食事を出してくれたかと思うと中には毒が入っているなどのたちの悪い冗談を言います。
そんな岩倉に呆気にとられている吉之助に対して、吉之助のことは調べている
と岩倉は言いました。
岩倉の持つ懐の帳面には、気になる人物の強みや弱み、女性の好みに至るまで
全て書いてあるようでした。
そして岩倉は、自分はまだこんなところでは終わらないと言うと、
大久保はその話は聞き飽きたと返答しました。
しかし岩倉はめげずに、大久保や吉之助などのような刀を差した侍の時代は
終わるのだと話すと、吉之助は亡き斉彬の言葉そのままだと感動し、
幕府を倒すために岩倉の力を借りたいと願い出ました。
すると、岩倉もそのつもりだと返しますが、抜け目なく岩倉は左手を出し、
大久保が止める間もなく吉之助から金を受けとります。
自分に尽くしていたら必ず良いことがあると言うか岩倉に対して、大久保は
苦い顔をしていましたが、岩倉と吉之助は上機嫌でご飯を食べました。
その後、岩倉は横になって寝ていましたが、山寺の鐘が鳴る夕刻になると
岩倉は起き出し、呆れたことに夜な夜な賭場を開いていると言い、その準備を
始めました。
昔から貧しい公家は、夜な夜な賭場を開いて寺銭を稼いでいるのだと話す岩倉に、
真面目な大久保は手を出しませんでしたが、吉之助は岩倉に乗せられて
丁半をやり大負けしてしまいます。
そして、吉之助はその場に桂小五郎の姿を見つけました。
桂小五郎と言えば、禁門の変を引き起こした大悪党とされ、長州にさえ
帰れない身となっていました。
一方で、吉之助は今やこの国の英雄でした。
吉之助は桂に近づこうとしますが、桂は吉之助と関わりたくないと背を向けます。
吉之助は幕府を倒すために、長州と手を組みたいと桂に言いますが、
桂は禁門の変をきっかけに吉之助のことを信じられなくなっていて、
薩摩なんかとは手を組めないと罵倒します。
それに激怒した大久保が、長州を愚弄しあわや斬りあいになりそうになった時、
岩倉が人の家で刃傷沙汰はやめてくれと仲裁に入りました。
そのため、桂は刀を収めて帰っていき、吉之助は大負けした借金の
代わりに岩倉家で働くことになりました。
その頃、江戸から2人の老中の松平宗秀と阿部正外が慶喜のもとを訪れていて、
将軍が慶喜に江戸に戻るよう書いた手紙を渡しますが、慶喜は自分が
京にいるのは帝の意向であるため、たとえ将軍の命令であっても聞けないと
その話を断るのでした。
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ここまでが、大河ドラマ西郷どん 30話のネタバレでした。
大河ドラマ西郷どん30話のネタバレにあるように、近衛家に行った吉之助でしたが、
残念ながら協力は得られませんでしたね。
しかし、吉之助はそこで岩倉具視の手紙を読み、感銘を受けます。
ついに吉之助と岩倉は出会いました。
ところが岩倉は貧しい公家となっていて、夜な夜な賭場を開いている状況。
そんな状況になっても、岩倉は亡き斉彬のように、刀を差した侍の時代は終わる
と信じていて、幕府を倒すために吉之助と手を組むことにしました。
吉之助・大久保・岩倉がこの後、どの様に日の本を変えていくのか、
見守っていきたいですね。
また、岩倉の賭場で桂小五郎と再会した吉之助でしたが、桂は禁門の変を
引き起こした大悪党と言われるようになり、吉之助のことを信じられなくなっていて
未だ薩摩と長州が協力体制になるのは難しいようです。
西郷どん、約5分の3が終わろうとしていますが、これからどんどん歴史が
動いていくのでしょうね。
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