なつぞらネタバレ156話(最終回)『火垂の墓』ホタルのはか作成へ

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この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。

 

今回は9月28日に放送された、第26週「なつよ、天晴れ十勝晴れ」の156話(最終回)です。

 

<なつぞら156話(最終回)のあらすじ>

 

嵐の翌日、泰樹はなつを連れて天陽の畑を訪れます。

 

そこでは、靖枝が荒れてしまった畑からジャガイモを掘り出していました。

 

泰樹となつも靖枝を手伝い始めます。

 

ジャガイモを掘り出しながら泰樹がなつに言います。

 

「わしが死んでも悲しむ必要はない!」

 

突然の言葉に驚くなつ。

 

「わしの魂も、この大地にしみ込ませておく、、、ハハハ、、、寂しくなったらいつでも帰ってこい!お前は大地を踏み締めて歩いていけば、それでいい、、、」

 

なつは泰樹が何を言いたいのか良く分かっていたのでした。

 

そして、泰樹は東京を耕すことに成功したなつを褒めながら、旅立ちの時のことを思い出します。

 

「行ってこい!漫画か映画か知らんが、、、行って東京を耕してこい!開拓してこい!」

 

泰樹は、自分はなつの中に生きているから、心配せずにいつでも東京に帰って良いと伝えたかったのです。

 

「じいちゃん、、、大好き!」

 

なつが泰樹に向かって、かつてのように言うと、泰樹は畑の中でよろけ倒れて仰向けに寝転んでしまいます。

 

そして、なつも同じように仰向けになって、二人で笑ったのでした。

 

その頃、柴田家にいた一久のところに麻子から電話が入っていました。

 

「イッキュウさん?ねえ、いつまでそっちにいるの?次回作の企画が決まりそうなのよ‼」

 

『大草原の少女ソラ』と同じ時間帯での『CUORE』と云うアニメ制作の話がきていたのでした。

 

一久は、なつと相談してなるべく早く帰るようにすると麻子に答えて電話を切ります。

 

そこに来た富士子が一久に尋ねます。

 

「仕事かい?」

 

一久は、慌てずになつを休めたいのだと富士子に伝えると、富士子は一久にも休養が必要だと返したのでした。

 

そして、富士子は少しあらたまって一久に言います。

 

「イッキュウさん⁉これからもなつをよろしくね⁉」

 

それを聞いて一久は、こちらこそと返したのでした。

 

停電対応でアイスクリーム屋を潰した以前の集乳場で、照男と沙良が片づけをしながら話をしています。

 

沙良は、牛舎の建て替えをどうするつもりなのかを照男に訊きます。

 

でも、照男は未だ早いし、これから出直しだと返します。

 

それに、うなずく沙良に、今度は照男がアイスクリーム屋をどうするかを訊いたのでした。

 

「またお義母さんとやり直すわ!今度はちゃんと宣伝も考えて、、、まだまだ私らは先が長いもね、、、⁉」

 

そして、沙良は照男から結婚を申し込まれたときのことを思い出していたのでした。

 

次の日、千遥と千夏がひと足先に東京に戻る事になります。

 

自分が、空港まで送っていくと言う夕見子。

 

そして、皆に別れの挨拶をする千遥に富士子が言います。

 

「千遥ちゃん!千夏ちゃん!来年も来て‼」

 

柴田家の人だけでなく悠吉や菊も、千遥たちに来年もくるのを楽しみに待っていると伝えたのでした。

 

そして、最後に千遥は泰樹に挨拶します。

 

「おじいさん!ありがとうございました‼」

 

それに対して、気を付けてと一言だけ返した泰樹でした。

 

その頃、東京の四谷の風車プロダクションでは、咲太郎が忙しそうに仕事をしていました。

 

そこに、新しい仕事の依頼の電話が入ります。

 

咲太郎が手掛けた仕事は、後々に声優と云う仕事が世間に知れ渡るひとつの切欠を作ったのでした。

 

「皆さん!次の仕事が決まりました‼魔女と手下が2人、、、どうやら泥棒の一味らしいです‼」

 

咲太郎がそう言うと、スタッフ全員が喜びます。

 

そして、光子の提案でお祝いをすることになります。

 

「お~いいね!じゃあ!母ちゃんの新しいおでん屋に行きましょう!」

 

そうして、咲太郎の奢りで亜矢美の店で前祝をすることにしたのでした。

 

千遥が帰った後、なつと一久と優は十勝の草原の丘に行きます。

 

一久がなつに自分がいつか作りたい漫画のことを話します。

 

「いつか、君たちきょうだいの戦争を描いてみたいな、、、」

 

一久は、過酷な運命にも負けずに生きる子どもたちを、アニメーションでリアルに描くことに挑戦したかったのでした。

 

その夢が12年後に叶えられることになろうとは、その時のふたりには知る由もありませんでした。

 

一方、泰樹は、ひとりで柴田牧場の辺りを見まわしていました。

 

そして、ひとり野原に仰向けに寝転がって全身で大地を感じるように目をつむったのです。

 

なつは、一久に言います。

 

「ここから、また始まるんだね?私たちの開拓が、、、私たちも、また 何もない道を歩いていきたい、、、」

 

なつと一久はお互いに出合っていなかったら、きっと詰まらないものになっていたと言い合います。

 

そして、ふたりの脳裏には出会った頃からのことが浮かんでいたでした。

 

「これからも1コマ1コマ、、、アニメーションみたいに家族の夢を描いていきましょう、、、」

 

なつがそう言うと、優からまるでソラとレイのようだと言われます。

 

すると、なつと手をつなごうとする一久。

 

「それはダメ!優ちゃんも!」

 

優は、なつと一久の間に割って入り、ふたりと手をつなぎます。

 

こうして、3人は十勝の大草原の風を感じながら丘の景色をいつもでも眺めていたのでした。

 

<なつぞら156話(最終回)の感想>

 

最終回らしく回想の場面が多かったですね。

 

泰樹の、自分はなつに中で生きているから悲しむ必要はないと云う言葉は重みがありました。

 

その後も、泰樹は何も台詞がないのに強烈な存在感でしたね。

 

そして、12年後に叶ったと云うなつと一久の戦争孤児の話は、誰もが知っている『火垂の墓』を思い起こさせました。

 

よくよく、考えてみれば『なつぞら』は『火垂の墓』の実写版だと言えるのかも知れませんね。

 


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