NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。
このドラマ令和元年9月30日(月)から放送開始されました。
今回は、謎多き草間宗一郎さんの全秘密と今後についてネタバレしていきます!妻は誰で会えるのか?それとも会えず離婚なのか?
それを演じるキャスト佐藤隆太さんについても紹介します。
<草間宗一郎役の佐藤隆太さん>
[生年月日]1980年2月27日
[趣味・特技]
野球、漫画、スニーカー収集
[事務所]
ケイファクトリー
[主な出演作品(TV)]
木更津キャッツアイ(2002年)、プライド(2004年)、東京湾景〜Destiny of Love〜(2004年)、海猿 UMIZARU 、EVOLUTION(2005年)、輪舞曲(2006年)、ギャルサー(2006年)、バンビ〜ノ!(2007年)、歌姫(2007年)、ROOKIES (2008年)、婚カツ!(2009年)、JIN-仁- 完結編(2011年)、ナオミとカナコ(2016年)、僕のヤバイ妻(2016年)、ウチの夫は仕事ができない(2017年)、弟の夫(2018年)
[主な出演作品(映画)]
絶対恐怖 Booth ブース(2005年)、ダメジン(2006年)、ガチ☆ボーイ(2008年)、ROOKIES -卒業-(2009年)、海猿(2006年)
<草間宗一郎の役柄と今後の秘密 妻に関して>
喜美子の父親は金策のために大阪まで出かけていきます。
大阪で草間宗一郎が暴漢に襲われているところを、通りかかかった川原常治に助けられます。
常治は金策のために、信楽から大阪まで出かけてきていたのです。
草間は、自分が戦争で心の傷を負い、身を寄せる縁者もいないことを常治に話します。
草間は、生きる気力をなくして心に栄養が足りない状態だったのでした。
自分の娘の直子を草間に重ねた常治は、放っておけないと信楽まで連れて帰ったのでした。
草間は喜美子に自分のことを話します。
戦時中、満州鉄道の叔父から呼ばれて渡航しますが、そこで終戦を迎えたこと。
そして、命ならがら日本に戻ってきていたこと。
東京出身だが、大学は大阪だったこと。
しかし、草間が居候になったことで、川原家の家計はさらにひっ迫します。
喜美子は、このままでは学校の給食費も払えなくなると、子供ながらに危機感を募らせます。
ある日、喜美子と一緒に陶芸家の慶乃川のところに行きます。
そこで、酷評する喜美子を草間がたしなめます。
草間の言葉に、作る人の心に思いを馳せることの大切さを知った喜美子でした。
しばらくして、草間は信楽を去ります。
「きみ子さま江。心に栄養をいただきました。有難う。さようなら!」
草間の残した手紙に涙する喜美子でした。
時が流れたある日、常治の留守中に工藤と元木が借金の督促にやってきます。
戸惑うマツが茶菓子代わりに出した茹で卵をくすねて外に飛び出した喜美子。
それを元木が追いかけて羽交い絞めにしますが、たまたま通りかかった草間が元木を柔道技で投げつけられたのでした。
草間は、大阪で通訳として働き、貯えも出来たので東京に帰る途中で挨拶のために信楽に立ち寄ったのでした。
川原家の事業を知らせれた草間は、常治の借金のうち千円分を肩代りしてくれます。
でも、家に帰ってきた常治は、その金を返すと言い張るのでした。
元木を投げ飛ばした草間の柔道に興味をもった喜美子。
草間に柔道を教えてくれと頼みますが、喜美子が女であることに最初は躊躇します。
しかし、草間は照子や信作らの近所の子供も集めて柔道を教えることにします。
最初に”草間流柔道”の心得を説いた草間。
「本当に強い人間とはどういう人間か?そして人を敬うことの大切さを学んでほしい!」
草間の柔道教室は、子供たちの礼儀をみるみる良くしていきます。
喜んだ父親たちは、草間を囲んで宴会を催し、川原家においてくれとラジオを贈りました。
すっかり信楽に馴染んだ草間でしたが、東京に行かなくてはならない事情を喜美子に話します。
草間は、4年前に満州から引き揚げる際に、乗船するときに妻と生き別れになっていたのです。
彼女を探すために東京に戻ると云う草間。
大方の人が4年も経っていたら無理だと言う中、喜美子は早く捜しに行かなきゃと励ますのでした。
荒木荘で働くことになった喜美子ですが、既にそこを仕切っていた大久保のぶ子に無理だと追い返されそうになります。
「草間流柔道は相手を敬うことから始めます!」
草間から教わった柔道の話で、大久保を認めさせた喜美子は荒木荘で働くことになります。
それから2年半が過ぎるころ、喜美子は絵の勉強がしたいと自分の夢を叶えるために、美術研究所に通うことにします。
そこの特別講師も務める世界的な芸術家のジョージ富士川のサイン会にいくことにした喜美子
そこで、喜美子は香港の美術商の通訳をしていた草間と再会を果たすのでした。
サイン会のあと『さえずり』で積もる話をした二人は、草間の妻の話に及びます。
すると、草間は既に妻の里子の居場所を突き止めていたのです。
しかも、そこは『さえずり』近所の小さな食堂だったのです。
でも、里子が既に別の男と暮らしていた為、草間は会うことが出来ずにいました。
ここでも、喜美子は草間から教えてもらった柔道の心得を口に出します。
「互いに礼ですよ礼!相手ときちんと向き合って、お互いに礼して!」
こうして、草間は里子に会う決心をします。
喜美子は一切口出ししない約束で店の別の席に坐っていました。
草間の姿を見るなり里子は気付きますが、草間は黙々と頼んだ焼飯をたべていました。
そして、食べ終わった机の上に、離婚届と置手紙を残して店をでたのです。
そこには「幸せに」と書かれていました。
草間は、悩んだ末に幸せそうな里子の今を守る道を選んだのでした。
その日のうちに、東京に帰っていった草間。
帰りがけに、自分の名刺を渡しながら喜美子に言います。
「また、いつかきっと会えるよ!元気で頑張っていれば、、、」
時は流れて、喜美子は21歳になっていました。
その間に喜美子は大阪の荒木荘を辞めて、信楽の丸熊陶業に勤めていました。
そんなある日、東京の電気会社に就職した直子から、モウアカン」の電報が届きます。
心配になった喜美子は、大阪でもらった名刺を頼りに草間に連絡を取ります。
そして、草間は東京から信楽まで直子を連れて帰ってきてくれます。
電報の原因は直子の失恋だったのでした。
草間は、近々貿易の仕事で海外に渡航すると言います。
その前に、信楽訪問を考えていた草間にとって直子の件が良い切欠になったのです。
草間は、あらためて喜美子に里子と出会ったことは後悔していないと伝えます。
「心から好きな人が出来ると、世界が広がるよ!」
喜美子にその言葉を残して、草間は直子と東京に戻っていったのでした。
<感想>
最初に草間が信楽の川原家に居候となったあときは、喜美子は自分の食性生活が脅かされると心配します。
でも、少しずつ草間の人間性に惹かれていきますね。
探し続けた生き別れた里子に居場所が分かったのに、会うのに躊躇したのは草間の究極の選択だったんでしょうね。
結局、草間が選んだのは今の里子の幸せでした。
何も語らないから、余計に草間の想いが伝わってきますね。
喜美子との良い関係がどのように続いていくのかが楽しみです。
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