『僕はどこから』は2020年1月8日(水)から深夜に放送される異能クライムサスペンス
です。
今回は原作から全体のあらすじ話の流れと最終回結末について紹介します。
『僕はどこから』のあらすじ概要
竹内薫は特殊な能力の持ち主だった。
薫の中には他人の心を入れるためのスペースがあったのだ。
他人が書いた文字や文章を書き写すことで、竹内薫はその人の心が読めるばかりか筆跡までその人になりきる事が出来たのでした。
ある日、竹内薫は井上玲の父親から替え玉受験の依頼を受けます。
そして、玲の文章を書き写した薫は玲の中に不穏な殺意があるのを感じ取っていたのでした。
替え玉受験を問題なく遂行した薫は、嫌な予感がしてその足で井上家を訪ねます。
そこで薫が見たものは玲の母親の死体です。
そこに、警察が駆けつけてきて薫は第一発見者として連行されてしまいます。
替え玉受験をしていた薫にはアリバイがありません。
一方、疑わしい玲は受験中で答案用紙の筆跡が本人であることを証明してくれたのです。
薫は、警察から藤原智美との供述との不一致を探られますが、完全一致させたことで釈放されたのでした。
そして、組織を裏切ったようなことになった智美は、情報屋の山田から玲が九州にいることを知らされ追いかけたのでした。
しかし、山田は玲の父親が画策していた『カジノ計画』の利権を狙っていました。
山田は邪魔な薫と智美を罠にはめて警察に捕まえさせようと企て、薫に銃を渡して智美を追わせたのです。
しかし、思惑を感じ取った薫は逆に山田を窮地に追い込みますが、山田は薫を人質にして警察から逃れたのでした。
その頃、玲は九州の表向きは清掃会社を装った極道集団の『宝土清掃』の別棟にかくまわれていました。
そして、智美は『宝土清掃』に単独で殴り込みを敢行し全員を片付けてます。
最後に社長の宝土駿輝にとどめを刺そうとした時に山田があらわれ形勢が逆転しますが、それも権藤の出現で再逆転したのでした。
極道集団を壊滅させた智美は薫と別棟にいる玲のもとに行きます。
そして、壁一面に礼が書いた『死ね』の文字から薫は玲の母親が大好きだったと云う本心を知るのでした。
玲は最後に自殺を試みますが出来ずに崩れたのです。
こうして山田が玲の代わりに警察に出頭して事件は解決したのでした。
その後、薫は日常に戻り母親の介護をしながら小説を書いていました。
しかし、自分が井上玲の母親殺しの切欠となってしまったことが気になっていたのでした。
玲に詫びながら薫の手は勝手に小説を書き綴ります。
それをさせているのが玲なのか自分自身なのかが分からない薫。
そんなある日、智美が報酬を持ってやってきました。
痩せこけた薫をみて心配する智美。
そして、薫が書き綴った300枚もの小説を読んで智美は何かが違うのを感じます。
そして、自分がその場で書いたメモを薫に写させますが、薫には智美の気持が読み取れません。
薫は自分の特殊能力を失ってしまっていたのです。
智美は薫が書いた小説を投稿することを勧めて姿を消してしまいました。
『僕はどこから』の最終回結末ネタバレ
10年が経ちました。
その後も薫はライターとして働いていました。
智美に勧められて投稿した小説は文芸雑誌の新人賞を受賞しましたが、薫はそれ以降小説を書いていません。
薫は何を書いていいのか分からなくなっていたのでした。
ある日、薫は井上家の墓参りに出向きます。
墓前で手を合わせている時に、後ろから足跡が聞えて振り返った薫。
そこには、忽然と姿を消した智美が井上玲と立っていたのです。
どうやら、玲は智美と同じ世界の人間になっていたようでした。
薫は智美に自分の前から姿を消した理由を聞き出そうとしますが、智美は何も答えてくれませんでした。
何でも語り合える理解し合える友達がいないことが自分にとってどれだけ辛いことだったかを喋り始めた薫をもったいないからと遮る智美。
智美は薫に言いたい事があるなら書けとだけ言い残して踵を翻したのでした。
その後を井上玲も無言で付いていきました。
薫の目からは大粒の涙がボロボロと流れ落ちていました。
智美は振り返ることなく、頑張れよと伝えるように片手を挙げます。
そんな親友の姿が見えなくなるまで薫は背中を見続けていたのでした。
<『僕はどこから』の感想>
竹内薫の人の書いたものを書き写すとその人の感情が読み取れる特殊能力はどうして備わったのでしょうか?
そして、事件解決後に特殊能力が消えてしまった時に薫は何を思ったのでしょうか?
他人の気持ちは知りたいものですが、知ってはいけないことも多くありますよね!?
そして、最後は独りぼっちになってしまった薫。
藤原智美が消えてしまった理由は何だったのでしょう!?
特殊能力がなくなった薫には用がなくなったと云う事だったのでしょうか?
スポンサード