『この男は人生最大の過ちです』
は2020年1月19日(日)からドラマ化されて放送が始まります。
今回は、3,500万以上がダウンロードされた電子書籍の原作から、最新版までのあらすじからドラマ最終回の結末考察を紹介します。
目次
『この男は人生最大の過ちです』の原作電子書籍1巻2巻のあらすじ>
クリスマスを目前に控えたある日、製薬会社『天城製薬』の経理部に勤務している佐藤唯はバーでひとりヤケ酒を飲んでいました。
彼女は愛犬を亡くしたばかりだったのです。
しかも、愛犬を治そうと会社の薬を投与していたのに薬は効かず死んでしまっていました。
彼女はクリスマスの夜に明石家サンタをひとりで見なければならないと泣いていました。
そして、会社の製薬部の悪口を言っていたのでした。
すると、たまたま横に居た男がそんな佐藤唯をバカにします。
彼女は腹を立てて男が帰ろうとした時に足を掛けて転倒させて悪態をついてしまったのです。
「ごめん!わざとで~す!?」
彼女は瞬間湯沸かし器のようなところがあって、沸点に達するとすぐに見境がなくなる事がよくありました。
そして、後になってやりすぎたと反省していたのです。
翌日になって、バーで隣に居た男が佐藤唯の勤務する製薬会社『天城製薬』の社長だった事が分かります。
全社員のデータを覚え込んでいる社長の天城恭一は佐藤唯が会社の社員であることに気付いて彼女を探し出します。
そして、佐藤唯は社長の天城恭一から社長室に呼び出されたのです。
彼女は人違いである事を祈りながら社長室に入りますが、そこには足を引っかけて転倒させた男が待っていました。
天城恭一から昨晩の事は覚えていると聞かされた佐藤唯は、クビだけは勘弁して欲しいと内心で思っていました。
すると、天城恭一から思いもよらぬ言葉を掛けられて佐藤唯は驚くのでした。
「貴女には酷かもしれませんが、僕を奴隷にしてください」
しかも、ひざまずいて、、、
「これから僕を佐藤さんの犬にしていただきたいのです。昨日は完全に僕が悪かったです。申し訳ございませんでした。
今までの人生であんな扱いをされたことは無かった。あの瞬間、貴女に恋をしました」
この人おかしいと思う佐藤唯はバカにしないで欲しいと社長を突き飛ばします。
しかし、粗暴に扱われるほど益々エスカレートしていった天城恭一です。
翌日、佐藤唯が上司から頼まれたコーヒーを淹れていると、社長があらわれます。
「ご自分でいれたらどうですか?何故、佐藤さんが貴方のコーヒーを入れなければならないのですか?」
唐突に、社長からそう言われた上司は即座に彼女に謝罪したのです。
次に社長は佐藤唯を研究室に連れていきました。
すると、天城恭一を筆頭にして研究員全員から愛犬を死なせてしまったことを謝罪したのでした。
そして、社長は佐藤唯から愛犬の症状を詳しく聞き出して治療薬の開発を始めさせたのでした。
その後、佐藤唯が研究員から天城恭一の邪魔をするなと激怒されます。
「社長の天城恭一に謝罪させるとは何様だ!」
するとそこに社長がまたあらわれます。
「では貴方は何様ですか?」
研究員をクビにしようとする社長を佐藤唯は止めるよう頼みこんだのです。
天城恭一は彼女に謝ろうとしますが、佐藤唯はそれも止めてくれと言ったのでした。
そして、自分の職場に戻った彼女に社長に怒られた上司が気をつかいはじめます。
「佐藤さんはゆっくりしいて、、、コーヒーでもいれるから」
それだけではありませんでした。
社内では社長の天城恭一が佐藤唯に謝罪したと云う噂が広がり、社員は彼女が何者なのかを詮索したのでした。
何を言っても喜ぶ社長に困り果てた佐藤唯は以降自分に近づくなと云う命令を天城恭一に出したのです。
すると彼女の前に姿を見せなくなった社長。
クリスマスの夜になって、家でひとり『明石家サンタ』を観ていた佐藤唯。
すると番組内で「奴隷になりたい」と云う男が電話で出ていました。
彼は5時間も彼女の家の前で待っていると言います。
はっと思って窓から外を見ると社長の天城恭一が立っていました。
彼女は放っておこうとしますが警察が寄ってきて社長に職務質問を始めそうになったため、喧嘩した彼だと言って部屋に入れたのでした。
天城恭一はブラックカードを彼女に手渡して自由に使えと言いますが断られます。
翌日、同僚に頼まれて塩谷化学との合コンに参加した佐藤唯。
しかし、彼女はクリスマスの夜に外にでたため体調が良くありませんでした。
塩谷化学のメンバーは天城製薬の研究データを入手することを企てての合コンでした。
それを知った佐藤唯は怒ってメンバーを追い帰します。
合コンがお開きになって帰宅しようとした時に見張っていた社長があらわれます。
天城恭一は佐藤唯を自分が送っていくと他の女性を帰したのです。
それを断って帰ろうとした彼女は具合が悪くなり気を失ってしまったのでした。
佐藤唯は天城恭一の家のベッドの上で目覚を覚まします。
慌てて帰ろうとしますが、家が広すぎて玄関に辿り着けません。
しかたなしに、褒められるのが嫌いな社長を褒めまくる作戦を実行してみますが、逆に喜ばれてしまうのでした。
そして彼女がトイレから部屋に戻ってきたときに、社長が眼鏡をかけたまま寝てしまっていたので外してやろうと近づきました。
すると天城恭一は佐藤唯の腕をつかんで引き寄せてキスをしたのです。
社長にビンタして部屋を飛び出した佐藤唯。
一方の天城恭一は益々彼女のことが好きになり、どんな手を使っても手に入れようと思うのでした。
その後、社長は職権を乱用して佐藤唯に社長室の掃除を命じます。
辞めてやると言う彼女に必ず探し出すと告げる天城恭一でした。
益々嫌いになったと言う佐藤唯に社長は彼女を呼んだ目的を説明し始めます。
そして天城恭一は佐藤唯に元旦に開催される誕生日パーティの招待状を渡したのです。
それを拒否して社長室を飛び出した彼女は、廊下で社長秘書とぶつかります。
彼は相手が佐藤唯だと知ると、社長が接待をしなくなったのは彼女のせいだと責めます。
そして、ちゃんと付き合うか一切の接触を断つかの二者択一を迫ったのでした。
佐藤唯は即断で一切の接触を断つと伝えると社長秘書は全面協力を約束してくれました。
ところが、元旦の朝になると実家でくつろいでいる佐藤唯のところに社長秘書が訪ねてきました。
彼は社長命令に逆らえなくて誕生日パーティに迎えにきたのだと言います。
仕方なく誕生日パーティに出席することにした佐藤唯。
そして、天野恭一から父親を紹介されます。
大切な人だと紹介されて、心の底から気持ち悪いと伝えた彼女。
すると佐藤唯は父親からも気に入られてしまうのでした。
パーティで社長は綺麗な女性に囲まれていました。
クラブのママは天野恭一にボディタッチまでしたため、怒った佐藤唯は着物の乱れをなおす振りをして社長の首を絞めたのです。
すると、社長は最高のプレゼントだと喜んでしまう始末でした。
『この男は人生最大の過ちです』電子書籍3巻のあらすじよりドラマ最終回ネタバレ結末>
一方、佐藤唯は酔っぱらった坂口医院長からセクハラを受けます。
するとそれを見ていた社長は、汚い手で彼女に触れるなと怒って坂口医院長の頭からワインを掛けてしまったのです。
驚いた佐藤唯は社長に水をかけて大切な取引先に何てことをするのかと怒ります。
しかし、天城恭一は取引が出来なくて困るのは相手だと自信満々だったのです。
それを聞いて彼女は社長のことを格好好いと感じてしまうのでした。
すると、天野恭一は彼女にドレスが似合っていると褒めてプレゼントすると話題を変えてきました。
高そうなドレスなので一旦は返すと伝えますが、クリーニングせずに返して欲しいと言われて貰う事にしたのでした。
その後、自分の名刺を佐藤唯に渡した天城恭一は、連絡先を聞きたがりましたが彼女は咄嗟に話を変えたのでした。
無理やりとは言うえパーティに招待してくれたお礼くらいは言おうと思った彼女でしたが、そのまま社長秘書に自宅に送ってもらうことになります。
ある日、佐藤唯は社長秘書から取引先との接待旅行に誘われます。
彼はその旅行で自分と佐藤唯が付き合っている演技をして、同行する社長の天城恭一に諦めさせる計画を持ち掛けてきたのでした。
しかし、計画は実行されましたが社長は全くの無関心でした。
何も知らない佐藤唯は、天城恭一との関係を切るまでしなくて良いと社長秘書に計画の中止を告げたのでした。
社長秘書が持ち掛けてきた接待旅行での社長秘書と付き合っている演技をすると云うのはすべて天城恭一が立てた計画だったのでしたが彼女は知る由もありません。
こうして、佐藤唯は少しずつ天城恭一との距離を詰められていったのでした。
しばらくしたある日、天城恭一の同級生だった藍田医師が美人の三島教授とあらわれます。
才色兼備の三島教授は全農細胞研究でノーベル賞の候補にもなっていました。
藍田医師は怖そうな顔をしていました。
でも話してみると優しくて犬を飼っていると云うのでその犬を見せて欲しいと佐藤唯は頼んだのでした。
3人でならと言う藍田医師でしたが天城恭一は仕事で同行できなかったため、ふたりで犬を見にいったのでした。
帰りがけに藍田医師から告白された佐藤唯。
「俺は佐藤さんに興味があるんだけど、また会っていい?今度はちゃんと恭一も呼ぶから、、、」
その頃、天城恭一は三島教授とホテルの1室にいました。
三島教授が天城恭一に迫っていたのでした。
「1度でいいから抱いて欲しい、今の男とは全員わかれるから、、、」
しかし、天城恭一はまったく相手にする気はなかったので、佐藤唯に見立てて抱くならばと応えると、それは嫌だと言う三島教授でした。
しばらくしたある日、三島教授は最年少でノーベル賞を受賞しました。
そして、記者会見が開かれます。
その場面で、ライバルは天城恭一と言って公私とも付き合いたいと公開告白したのです。
するとふたりが付き合っているのではと騒がれ、天城恭一は怒ったのでした。
天城製薬社内では、佐藤唯が社長に捨てられたと云う噂が流れます。
それを聞きつけた社長は佐藤唯の前にあらわれて皆のまえでデートに誘ったのでした。
そして何故か、天城恭一と佐藤唯と藍田医師と三島教授との4人でアクアルムを貸し切って行くことになります。
社長は積極的な三島教授に連れられていってしまいます。
残された佐藤唯は藍田医師と楽し気に話をしていました。
佐藤唯と藍田医師が楽しそうに話しているのを見てイライラを募らせる天城恭一。
天城恭一に三島教授がイチャイチャしているのを見てイライラを募らせる佐藤唯。
しばらくして、天城恭一が褒められるのが嫌いなわけが話題になります。
理由なんて知らなくても良いと言う社長。
しかし、どうやら三島教授は知っているようでした。
そんな中で天城恭一と藍田医師がふたりで話すタイミングがやってきました。
すると、天城恭一は藍田医師に佐藤唯が好きになったのかと尋ねますが、絶対に譲らないと告げたのでした。
その後、藍田医師が三島教授を連れて帰っていったので、アクアリムには社長と佐藤唯のふたりだけになりました。
自分の知らない天城恭一の過去が気になる佐藤唯に社長が話しかけます。
「いじけている顔も可愛いですね。でも、申し訳ありません。佐藤さんには話せないんです!」
それに対して、興味はないと強がる彼女でした。
天城恭一から気にしているように見えると挑発された佐藤唯は、足払いで社長を転倒させますが、逆に喜ばすことになってしまいました。
翌日、佐藤唯は社長秘書に過去の秘密を訊いてみますが、思い当たることはないと言われてしまうのでした。
それを聞いて、社長秘書は天城恭一の作戦が順調であることを認識しますが、藍田医師が強敵になると感じたのでした。
その日の夜、藍田医師とペットショップに行った佐藤唯。
しかし、彼女が店の水槽が割れてびしょ濡れになってしまったので、彼の車で自宅まで送ってもらいます。
ところが、ペットショップ騒動で部屋の鍵を紛失してしまった佐藤唯。
そして、鍵屋が来るまで藍田医師の車のなかで2時間待つことになったのでした。
鍵屋が来たので車から降りようとした佐藤唯に自分のコートを貸してくれた藍田医師。
そこに、天城恭一があらわれたのでした。
<『この男は人生最大の過ちです』の原作電子書籍3巻までの感想>
物語を読み始めると、首を突っ込んではいけない世界の話かと心配になってしまいます。
でも、読み進むうちにどんどん引き込まれていき面白さがありました。
内容的には、世の中で問題になっている”パワハラ”・”セクハラ”・”トーカー”・”変態”なんですが嫌らしさがありませんね!?
しかも社長の天城恭一の思惑通りに引き寄せられていく佐藤唯の心情変化も楽しめます。
ドラマの最終回では、社長の最大のライバルとなりそうな藍田医師とのバトルの決着で唯がどうなるかの結末が楽しみにです(^^;
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