今回は『ブギウギ 』の110話(第23週)3月7日 木曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【梅吉のリクエストは『父ちゃんブギ』】と題して第23週110話をお送りします。
ツヤも六郎も梅吉もスズ子とは血より濃い心で唾がっていると言われたスズ子は涙が止まりません。
すると梅吉がスズ子の歌が聞きたいと言い出します。
そしてリクエストされたのは『東京ブギウギ』の替え歌の『父ちゃんブギ』だったのでした。
<ブギウギ 第23週110話のあらすじ>
近寄りがたかった梅吉から手招きされた愛子は、こわごわと枕元に近づいていきます。
すると愛子がカメを持っいるのをみつけた梅吉が話しかけます。
“アホやけどかわいいねん”
するとこのやり取りがきっかけとなって愛子と梅吉の距離が縮まりはじめたのです。
そして動けないはずの身体を起こして、愛子に向かって亀と一緒の写真を撮ると言い出した梅吉。
“にぃ~!”
“おお、えぇ顔やぁ!”
梅吉は笑顔の愛子に向けたカメラのシャッターをきりながら嬉しそうにしたのでした。
別の部屋ではスズ子が倉庫でみつけた写真を困惑したようすで松吉とユキに見せます。
“こんなんがぎょうさん出てきて、、、”
スズ子が持ってきてのは梅吉が撮った水着姿の女性の写真だっでした。
ところが写真を見せられた花田夫妻は表情をくずすことなく、決して怪しい写真ではないと言います。
そして自分もかつて海で写真を撮ってもらったことがあると打ち明けたユキ。
“梅吉さんに撮ってもろたらなホンマに気分がええんよ”
ユキは皆がそう言っていたことを教えてくれたのです。
そんなときに愛子がやってきました。
そして嬉しそうな顔をして梅吉に写真を撮ってもらったことをスズ子に伝えた愛子。
それを聞いて感慨深げになったスズ子は梅吉が伏せている部屋のほうを見つめたのでした。
しばらくして医者が往診にやってきてくれます。
“今日明日が山かもしれん”
医者が発した言葉を聞いて、ちゃんと自分の想いを梅吉に伝えておかなければと思ったスズ子。
そしてスズ子が梅吉の部屋にいくと、薬が効いているせいか穏やかな顔をして眠っていたのでした。
枕元に座って秘めていた自分の想いを呟くように言葉にしたスズ子。
“ワテな心のどっかでずっと気にしてたんや”
“お父ちゃんとお母ちゃんと六郎と血がつながってないこと・・・引っ掛かってたんや”
すると寝ていると思った梅吉が唐突に返してきて驚かされたスズ子。
“スズ子はワシとツヤちゃんのほんまの子やけん”
“なんも言う必要ないやろ”
そして梅吉の言葉を聞いて、自分の出生を秘密にしていたのは両親の優しさからだったとこを悟ったのでした。
スズ子が泣きながら梅吉に感謝の気持を伝えると、知らないふりをしていてくれたことに礼を返した梅吉。
“知らんふりして、ワシらを親にさせとってくれたんやなぁ”
そして、ツヤも六郎も自分もスズ子とは血より濃い心と心で繋がっていると声を振り絞るように告げた梅吉。
それを聞いたスズ子は次々に流れ出す涙を止めることができなくなってしまいます。
すると自分の最期が近づいていることを悟ったかのように梅吉がスズ子に話しかけます。
“歌、聞かせてくれんか?”
“スズ子の歌、聞きたいねん”
そして梅吉がスズ子にリクエストした曲は『父ちゃんブギ』だったのです。
それは『東京ブギウギ』の替え歌で、スズ子が苦笑している前で即興で『父ちゃんブギ』を歌い始めた梅吉。
そして梅吉に合わせるように自分も一緒に歌ったスズ子。
しかし、歌い終わった途端に言いようのない寂しさに襲われたスズ子は、幼い子供のように梅吉に抱きついて号泣し始めたのでした。
“お父ちゃん・・・、お父ちゃーーん・・・”
<ブギウギ 第23週110話の感想>
撮ってもらいたいカメラマンの話を聞くことがありますが、梅吉はまさにそんな人気のカメラマンだったのかも知れません。
親戚のユキも撮ってもらっているのだから、かなりの腕前だったんですね。
梅吉は深く追及しない美徳がよくわかっていた日知柄だったようです。
スズ子のわだかまりもサラッと流せるあたりはさすがです。
それにしても朝から泣かされっぱなしで、腫れた目で出かけていった人も少なくなかったんじゃないでしょうか。
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