。まんぷく 本家まんぷくラーメン テイコー食品実在モデルの内容です。
まんぷくに登場するまんぷくラーメンの偽物である「本家まんぷくラーメン」。
それを製造しているのは、テイコー食品という会社です。
2/23(土)に放送された第121話では、世良と真一が抗議に行くものの、社長の
猿渡の言動により逆上させられてしまいました。
あんなに怒りをあらわにした真一を初めて見たので、びっくりしましたね。
これからさらに、まんぷく食品とテイコー食品は対立を深めていきそうな展開
かと思われます。
そこで今回は、まんぷくに登場する本家まんぷくラーメンを作ったテイコー食品の
実在モデルについて紹介したいと思います。
まんぷくに登場する本家まんぷくラーメンを作ったテイコー食品の
実在モデルについての紹介
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朝ドラ「まんぷく」に登場するテイコー食品の実在モデルは、「日華食品」と
されています。
日清食品の創業者である安藤百福さんは、昭和33年(1958年)8月25日に、
即席ラーメン「チキンラーメン」の発売を開始しました。
最初は問屋からは値段が高いと全然、相手にされず、全く売れませんでしたが、
翌年の昭和34年(1959年)に爆発的に売れるようになりました。
すると、次々に即席ラーメンに参入する業者が現れ、チキンラーメンの類似品が
販売されるようになってしまいます。
この時、日清食品の安藤百福さんはチキンラーメンの商標を取得していなかったので、
“チキンラーメン”という名称で販売する偽物も現れ、中にはパッケージまで
コピーしたかの様な悪質なものもありました。
その事態に怒りを感じた安藤百福さんは、莫大な広告費を投入して、チキン
ラーメンの周知商標の確定を急ぎ、昭和35年(1960年)9月にチキンラーメンの
周知商標を確定させました。
さらに安藤百福さんは、類似品製造業者に製造を中止するよう警告しましたが、
偽のチキンラーメンを製造していた日華食品はその警告に従いませんでした。
そこで、日清食品の安藤百福さんは、チキンラーメンの商標が認められると、
偽のチキンラーメンを製造していた日華食品を訴えました。
すると、日華食品に商標使用禁止の仮処分が決定されます。
しかし、日華食品の反訴によって、日華食品の方が日清食品より1ヶ月も前に
チキンラーメンの商標を申請していたことが判明したため、日華食品に対する
商標使用禁止の仮処分が停止される事態となってしまいます。
さらに、日華食品は、日清食品の安藤百福さんに対して、名誉毀損と営業妨害
などで訴え、反撃に出ました。
ところが、日華食品は日清食品から従業員2名を引き抜いて、チキンラーメンの
製造方法を聞き出していたことが知られ、敗訴となります。
その一方、偽のチキンラーメンを製造していた業者が集まって、「全国チキン
ラーメン協会」を設立し、チキンラーメンはチキンライスと同様の一般名称と
主張して、日清食品の商標に対する異議申し立てをしていました。
ところが、この「全国チキンラーメン協会」の異議も却下され、日清食品の
チキンラーメンの商標が確定したため、それ以降、日清食品以外のメーカーは
チキンラーメンという商品名が使えなくなったので、様々な名前の即席ラーメンが
誕生していくことになるのでした。
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ここまでが、まんぷくに登場する本家まんぷくラーメンを作ったテイコー食品の
実在モデルについての紹介でした。
テイコー食品の実在モデルである日華食品が、現存しているかは不明ですが、
聞いたことはないので、日清食品の様に現代でも有名な会社として生き残れた
訳ではありませんね。
チキンラーメンが完成するまでも、様々な事件に巻き込まれた安藤百福さんですが、
チキンラーメンが完成しても、次から次へと問題が起きて、萬平の実在モデルである
安藤百福さんは大変な人生でしたね。
まさか、史実でも日華食品が日清食品から従業員を引き抜いて、チキンラーメンの
製造方法を聞き出していたとは…。
その部分に関しては、フィクションだと思っていたので、驚きです。
まんぷく22週からは、萬平とテイコー食品の猿渡との特許紛争が本格的になるので、
2人のキャストの長谷川博己さんと田中哲司さんの演技に注目したいと思います。
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