『おしん』は1983年4月4から1984年3月31日に放送された戦中と戦後の混乱期を逞しく生きた女一代を描いたNHK朝ドラで、2019年4月1日よりBSでの再放送が始まっています。
今回は、平均視聴率52.6%を誇った『おしん』の中より、名場面名シーンを前半部分から5つ抽出して紹介します。
目次
<9~10話あらすじ 小学校に通えるようになったおしん>
[感動ポイント]
見ず知らずの子供のことを思い助けてくれる大人がいるということに心が打たれた。
[概要]
幼くして奉公に出されたおしんは、女中頭つねの厳しい仕打ちにの中で子守だけが心休まります。
ある日、坊ちゃんを背中におぶって学校へ通う子供たちのあとを追ってしまいました。
子守をしながら教室の外から授業の様子を眺めていたおしんに気付いた松田先生が気づいて休み時間に外に出てきて話しかけてくれます。
その後、おしんは慌てて戻りますが奉公先の材木問屋では坊ちゃんを連れたまま戻って来ないと大騒ぎになっていました。
その日の夕方、なんとあの学校の松田先生が材木問屋を尋ねてきたのです。
おしんは、先生からの苦情を覚悟しますが、そうではなく先生はおしんを学校に通わせてやって欲しいと主人に頼みにきたのでした。
こうしておしんは、松田先生のおかげで学校に通うことができるようになったのでした。
<26~30話あらすじ 加代と仲良くなるおしん>
[感動ポイント]
おしんと接することになった加代が自分の身勝手なふるまいを悔い改めるようになった。
[概要]
おしんが奉公した米問屋加賀屋には跡取り娘の加代がいました。
しかし、加代は勝気で何でも自分の思い通りにしないと気がすまない性格でした。
ある日、おしんは掃除の最中に加代の部屋の子供向けの本に惹かれて無断で借りてしまいます。
本がなくなった事に気付いた加代は大騒ぎして、おしんが持っていることを知ると盗人扱いするのでした。
この出来事で加賀屋での信用をなくしたおしんは、俊作からの大切なハーモニカを巡って加代ともみ合いになり、加代を押し倒して気を失わせてしまいます。
跡取り娘に怪我をさせたおしんは加賀屋を追われることになりますが、気が付いた加代が自分が悪かったのだからと両親におしんに暇を出すのを止めさせたのでした。
その事件以来、おしんも加代のために尽くすことを心に決めます。
加代もおしんの存在が良い刺激になっていることを加賀屋の大奥様からも喜ばれたのでした。
<7話あらすじ はじめて奉公に出るおしん>
[感動ポイント]
おしんが初めて奉公に出る時の両親との別れのシーンが感動的
[概要]
おしんの父親の作造も、まだ幼い自分の娘を奉公に出したいとは思っていませんでしたが、余りにも生活が貧しく食べるものがない経済状況でやむをえませんでした。
普段は厳しいことしか言わない作造でしたが、おしんがいかだで雪の残る最上川を下って奉公先に向かうのを川辺から見送った時に涙していました。
おしんもその姿をみて父親も辛いのだと云う気持ちをはじめて知ったのでした。
<24話 おしんが銀山温泉で働く母に会いに行く>
[感動ポイント]
加賀屋の奉公に出る前に、母ふじに会うためおしんが一人で歩いて銀山温泉まで行く姿に感動。
[概要]
ふじは銀山温泉の旅館で女中をすることになったのでした。
温泉女中とのことですが、おしんにはふじの仕事がどんなものか知る術もありませんでした。
杉の苗を植えた年の冬の初めにおしん新しい奉公先が見つかります。
酒田の米問屋で米5俵で2年間の奉公です。
なかはおしんの奉公を心配しますが酒田への奉公が決まります。
酒田に行く前にふじに会いに銀山に行きたいと言い出すおしん。
しかし、子供が行けるところではないとなかも作造も反対するのでした。
翌日、旅支度をしてひとりでかけて何とかふじと再会できたおしんでした。
店では女将が配慮してくれてふじとの時間を作ってくれます。
そして酒田へ2年の奉公にでることを報告したのでした。
でも、おしんにはふじがここでどんな仕事をしているのかはわかりませんでした。
二人並んで寝る親子。
ふじはおしんの頭をなでながら呟きます。
「お前だけは奉公に出したくなかった、、、」
<34話 おしんが加賀屋で初めて迎える正月>
[感動ポイント]
日頃地味な服のおしんが、髪もきれいに結って赤い着物が似合っているおしんを見かけて安心したふじの気持ち
[概要]
おしんが加賀屋で初めて迎える正月が来た。
おしんは髪結さんにきちんと髪を結い上げてもらっている。
加代が「おしんでねえみたい」と言うと恥ずかしがるおしん。そこへみのも入ってきて「見違えるようだ」と褒める。
ウメに付き添われて加代とおしんは初詣に来ていた。
揃いのきれいな着物で初詣客に注目されている。
すると男相手に話す聞き覚えの声がします。
おしんは、それがふじであることに気付きます。
しかし、加代に知られまいと無言でやり過ごしたのでした。
加賀屋に戻ってカルタをしていると、清太郎が表におかしげな女がいると言って年始回しから帰ってきました。
おしんはカルタを切り上げて部屋をでてから、誰にも見つからぬように外へ出ました。
そこには、ふじの姿があったのでした。
ふじが、おしんが可愛がってもらってきることが分かって安心だと言います。
ふじと別れて加賀屋の中に入ったおしんは堪えきらず涙ぐみます。
その姿をみてくにが声をかけます。
「女っていうのは、みんな親や亭主や子供のために辛いことを我慢して頑張ってるんだ、、、」
くには、家族のことを思ってるからなんだってきる、、、だから、母親がどんな事をしたとしても決して悪く思ってはいけない、、、と続けたのでした。
おしん全話を振り返り、他のシーンも見たい方はこちらに全部載ってますので合わせてどうぞ↓
おしん あらすじ ネタバレ最終回まで全話完全版!あらすじ簡単と1話ごと詳細
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