『おしん』は1983年4月4から1984年3月31日に放送された戦中と戦後の混乱期を逞しく生きた女一代を描いたNHK朝ドラで、2019年4月1日よりBSでの再放送が始まっています。
ここでは、最高平均視聴率52.6%と最高視聴率62.9%を誇った『おしん』のキャストを紹介します。
今回は、『おしん』役を幼少期から3人の女優さん引き継がれて演じられていますが、今回は一番長かった田中裕子さんについて、気になることの・その時の年齢や・かわいい画像・撮影秘話などについてまとめてます。
<おしんキャストの田中裕子さんの紹介>
■生年月日
1955年4月29日
■主な作品(映画)
ええじゃないか(1981年)・北斎漫画(1981年)・男はつらいよ花も嵐も寅次郎(1982年)・天城越え(1983年)・二十四の瞳(1987年)・嵐が丘(1988年)・大阪物語(1999年)・ホタル(2001年)・あなたへ(2012年)・深夜食堂(2014年)
■主な作品(テレビ映画)
マー姉ちゃん(1979年)・しあわせの国青い鳥ぱたぱた?(1985年)・向田邦子スペシャルドラマ(1985年)・WOMAN(2013年)・まれ(2015年)・絆走れ奇跡の子馬(2017)
■主な作品(アニメ声優)
あしながおじさん(1979年)・もののけ姫(1997年)・ゲド戦記(2005年)
■おしんでのかわいい画像
かわいいのもあるのですが、着物が似合って凛としていて美しいといった方があってる感じがします。(^_-)-☆
■直近の活動状況・他
田中裕子さんが『おしん』の撮影に取り組んだのは32歳で、利発で可愛い女性を37話から225話までの長丁場を演じます。
■撮影秘話
当時は橋田壽賀子の脚本は役者にとって台詞が多くて大変だと言われていて、田中さんが撮影途中に過労で倒れた逸話は有名となっています。
2005年紫綬褒章を受章した大女優はおしんの様にいつまでも現役です。
最近ではテレビでは『anone』(2018年)、映画では『ねことじいちゃん』(2019年)で元気な演技を見せてくれています。
<田中裕子さん『おしん』役柄>
1907年の春、山形の貧しい山村に7歳になる小作の娘のおしんは9人家族で暮らしていました。
おしんは作造に口減らしを理由に7歳で中川材木店に2年間の奉公に出されます。
厳しく仕込まなければという理由で何かとおしんに厳しく当たる先輩奉公人つね。
冬が迫るある日、つねから50銭を盗んだとやってもいない罪を被せられて奉公先を飛び出したおしん。
おしんは吹雪の中で行倒れ寸前のところを世間から身を隠して山の中で暮らしていた俊作と松造に助けられます。
そこで、おしんは読み書きや考え方などを俊作から教えられ、最初は警戒していた松造も可愛がってくれるようになります。
春が来ておしんを里に送り届けるために山を降りた俊作は目の前んで憲兵に射殺されてしました。
もう死んだと思われていた実家に戻ったおしんは邪魔者扱いです。
そんな時、りきが紹介した奉公先にひとりで勝手に行ってしまうおしん。
まだ、本決まりの話ではなかったがおしんは加賀屋で子守として働き始めます。
そこで、加賀屋の長女の加代と姉妹のように仲良くなります。
16歳になったおしんは加賀屋で女中として働く以外にも、大奥様のくにから帳簿から茶道を仕込まれます。
そんなある日、海岸に加代を迎えにいったおしんは農民解放運動家の浩太と出会います。
その後、加代から想いを寄せられる浩太は逆におしんに近づいてきます。
しかし、おしん宛ての浩太からの手紙を加代に横取りされたおしん。
加代は家を出て浩太と東京にいってしまいます。
加代の件と自分の縁談を破談にした件で加賀屋を辞めたおしん。
一旦は山形に戻りますが、姉のはるの意思を継いで東京でたかの元で髪結いの修行をはじめたおしんでした。
たかの命もあって出髪での洋髪結いを始めたおしん。
銀座での出髪で少しもめた事で、田倉竜三と急接近することになったおしん。
まもなく、竜三と祝言をあげますが不況のあおりで竜三の羅紗問屋の商売は最悪です。
そんな状況で長男の雄が生まれます。
在庫となっている記事を露天商で売り捌き子供服の製造販売を始めたおしん。
しかし、新しい工場を稼働させようとした時に関東大震災に見舞われ全てを失い、竜三に連れられて佐賀にいくのでした。
佐賀でおしんを待っていたのは姑の清の執拗な虐めでした。
おしんは耐えに耐えましたが第2子が死産なったことで雄を連れて佐賀の田倉を飛び出し東京に向かいます。
しかし、子供を連れてや人の温情に頼っての仕事は難しく、山形に引き戻ったおしんでした。
一時期、また加賀屋の世話になって一善飯屋を軌道にのせますが、周囲からの意見もあり店を閉めることにします。
佐賀をでてからおしんは竜三に何度も手紙を書きますが全て清に破り捨てられます。
浩太の紹介で伊勢に行って魚の行商を始めたおしん。
そこの台風全てを失った竜三があらわれ3人でやり直す事にします。
次男の仁が生まれます。
魚屋を開いて順調に商売をしているところに竜三の次兄の亀次郎から軍関係の仕事を勧められますが反対するおしん。
戦争で大きくなった竜三の仕事は終戦とともにバブルがはじけ、竜三は責任をとって自決していまいます。
おしんは戦争で竜三と雄を失ってしまったのでした。
おしんは再びいちから田倉商店を始めます。
そしてセルフサービスの店をやりたいと云う家族の想いにスーパー田倉を立ち上げたおしんです。
でも、おしんは次男の仁のやり方に兼ねてより違和感を持っていました。
チェーン展開を進める仁は、大恩人である並木浩太の店を潰しかねない状況に反対するおしん。
強引に押し切った仁に待っていたのは並木の反撃によるスーパーたのくらの経営危機でした。
しかし、おしんは浩太に敢えてスーパーたのくらをつぶしても構わないと伝えたのでした。
どん底に落ちる寸前で浩太が自分の過去の運動の同志を頼って田倉家を救ってくれたのでした。
<感想>
おしんの一生を通じて流れているものは、自分の頑張りで何とかなる事は徹底的に頑張るが、他人には全体に苦痛を与えてはいけないことです。
人に尽くされた分だけ人に尽くし返さなければならないと云う考え方は短い期間に俊作の教えです。もうひとつは母親のふじの教えですね。
でも、ふじの人間的に豊かな考え方がどうして育まれたのかが気になります。
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