今回は『おちょやん』の64話(第13週)3月4日木曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
<おちょやん64話のあらすじネタバレ>
一平が母親との再会を果たしているころ、千之助は居酒屋で夕が出て行った理由を仲間たちに明かしていました。
それを聞いて天海のことを良く知っている元一座の面々は驚き、母親を想う息子のことを考えて敢えて自分が悪役になることを貫いた亡くなった座長に想いをはせます。
そして、この事実を知っている人間は他にもひとりいると告げたのです。
その日のうちに京都から道頓堀まで戻ってきた千代と一平。
重い足取りで『岡安』にたどりつくと、千代は一平に自分のせいで辛い思いをさせてしまったと謝ったのでした。
すると一平は自分のために夕と争った時に叩かれた千代の頬に手を当てて優しく声を掛けます。
そして、父親への罪滅ぼしのために『天海天海』を襲名することを千代に約束した一平。
思惑とはかけ離れたものとなりましたが、結果的には千代が目論んだ通りに一平は自ら襲名することを決心してくれたのです。
しかし、襲名すると言いながらも何故か覇気がない一平に不安を感じていた千代。
新聞で二代目天海天海の襲名公演が発表されると巷では名役者と称えられた天海の復活だと大きな反響となり、『岡安』にも次々に襲名興行の予約が飛び込んできて嬉しい悲鳴とともに活気づきます。
そんな状況で一平は時間の合間を見ては贔屓筋への挨拶回りを始めますが、今までとは見違えるほど腰が低くて愛想よくなっていたのです。
贔屓客には劇団員のお陰だと説明する傍らで、『鶴亀家庭劇』の座員たちにまで今までになく頭を下げいる一平の振る舞いをみた千代は何か嫌な違和感を覚えるのでした。
襲名興行の前日に一平の様子が気になって仕方なかった千代は思い切って先代女将のハナに相談することにします。
千之助が話していた夕が家を飛び出した本当の理由を知るもうひとりとはハナのことだったのです。
相談を受けて一平の父親の天海について打ち明け始めたハナは一平を救うことができるのは千代しかいないと告げます。
一方で、意を決したような顔をした一平は家の前で火をおこして、思い入れのある『母に捧ぐる記』をはじめ今まで自分が書いてきた台本を次々に燃やそうとしています。
そこに、ハナとの話を終えた千代が駆けつけて一平に向かって叫びます。
自分は役者を辞めるつもりだから残される座員の後々のことを考えて贔屓筋に根回しをしていたのかと迫る千代。
この先ずっと喜劇をやっていく云う志はどうしたんだと訴える千代に、最初こそ誤魔化していた一平は恨み続けていた父親が自分のことを思って嘘をついてきたことを知らされて困惑していたことを明かします。
そして襲名公演を最後に自分が引退することで天海天海の名前を永久に葬り去るのだと告げたのです。
そんな一平に向かってハナから聞かせてもらった話を明かし始めた千代。
それは夕に逃げられて自暴自棄になり役者を辞めようとしていた父親が役者を続ける気持に変ったエピソードだったのでした。
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