今回は『おちょやん』の76話(第16週)3月22日月曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【寛治を預かることにした天海家】と題して16週76話をお送りします。
自分達の子供には恵まれない千代と一平がひと月だけ15歳の少年を預かることになります。
子育てなどしたことがない千代たちが見ず知らずの少年をうまく預かれるのかが気になりますね。
<おちょやん76話のあらすじネタバレ>
昭和12年の師走になります。
父親のテルヲが亡くなって5年の月日が流れて千代もいつの間にか30歳になっていました。
その頃になると、その年の夏に開戦した『日中戦争』で日本が勝ち続けていて国内でも喜びに沸いていたのです。
そんなある日、千代はシズを訪ねて『岡安』へ足を運びます。
そこで健やかに成長していくみつえの息子である一福の姿を見かけて思わず目を細めてしまった千代。
それから、千代はおもむろにシズの前に風呂敷に包まれたお金を差し出したのです。
千代は10年以上前にシズがテルヲに渡した金を少しずつ返済し続けていて今回が最後の返済だったのでした。
これまでの感謝をシズに伝えて手渡し終えるとようやく肩の荷を下ろすことができた千代。
一方、シズは返済など不要だと言い続けてきていましたが千代の気持を考えて快く受け取り、本当の母親のように一平との夫婦生活がうまくいっているのかを心配してくれたのです。
それに対して、子供には恵まれないがうまくやっていることを伝えて日々やってくる劇団員たちが子供みたいなものだと笑って見せた千代。
『日中戦争』最中の『鶴亀家庭劇』は戦争を題材にした芝居を見せていて、愛国芝居『頑張れ!集配婆さん』が人気を博して連日満員となる盛況ぶりだったのです。
『頑張れ!集配婆さん』の千秋楽を無時に終えて劇団員たちが楽屋に戻ってくると、見かけない少年が何やら物色していたのです。
驚いた千代たちが警察に通報しようと慌てていたとき、『鶴亀』の熊田がおもむろに少年のことを劇団員たちに紹介しはじめます。
その少年は松嶋寛治という名前で、年齢は15歳だと告げる熊田。
寛治の父親は新派の座長をつとめていたが亡くなってしまったことで劇団も解散してしまい身寄りが無くなってしまっていたのです。
熊田は一月後に遠縁の人が迎えにくるまで面倒をみて欲しいと頼み込んできますが、座員たちは困惑の色を隠せません。
すると、これは『鶴亀』の大山社長からの頼み事であることを熊田は明かして念を押します。
そんな寛治をみていた千代は世話好きの血が騒いだこともあって自分が預かるといいだしますが夫である一平は不満の表情を浮かべます。
そんな一平に向って、身寄りのない自分たちと同じ境遇の子供を放っておけないと半ば強引に納得させた千代。
一平は最初こそ渋々ながら預かることに同意した様子でしたが自分の台本を寛治が褒めたことで気持ちがほぐれます。
つかの間の3人での同居生活がはじまった天海家でしたが、寛治は悪戯好きながら人懐っこい性格ですぐに溶け込んだのでした。
それからというもの、千代の寛治を叱る大きな声が天海家に頻繁に響きわたるようになります。
千代は亡き自分の母親であるサエの写真を見つめては初めての子育てを楽しむかのように子育ては大変だと語り掛けるのでした。
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