今回は『おちょやん』の81話(第17週)3月29日月曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【『岡安』のシズと宗助の決断】と題して17週81話をお送りします。
福助に招集令状が届いてしまいます。
それぞれの想いが交錯する中で、『岡安』のシズたちも大きな決断を下していました。
シズが何を決心したのかが気になりますね。
<おちょやん81話のあらすじネタバレ>
昭和19年1月ごろになると、戦争の激しさが増して芝居をみる客の人数は世相が変わってきたことで激減していました。
そんな厳しい状況下でもせっかく芝居を観に来てくれた客なのだからたとえひとりになっても楽しませるのだと千代は意気込み劇団員たちに檄を飛ばします。
しかし、ひと公演を終えた『鶴亀家庭劇』の稽古場では少ない客に向って本望ではない愛国ものの芝居をすることに劇団員たちの不満が募っていたのです。
さらに若手の役者が徴兵されたことで芝居を継続することができなくなった劇団もあるとルリ子が『鶴亀家庭劇』の先行きの不安を煽ったのでした。
そんなばらばらになりそうな劇団員たちの心を何かとひとつにしようと千代は良い芝居で世の中を明るく元気にすることが国のためになると説きます。
しかし、芝居に集中できないのは劇団員だけでなく一平も同じだったのです。
座長としてこんな時に芝居をしていて良いものだろうかと独りで悩んでいた一平。
一方、『岡安』ではシズと宗助が60年分の帳簿を引っ張り出して整理をしはじめていた処に嫁いだみつえが険しい顔つきでやってきていました。
福助が居なくなったと居所を探すみつえにシズはいつもの夫婦喧嘩かと笑い飛ばそうとしますが、娘の顔は何時になく悲壮感に覆われていたのです。
その頃、物資が少なくなって貴重品となった羊羹を手土産に天海家を訪れていた福助。
最初は普段通りの雑談でトランペットの演奏ができないことを愚痴っていた福助でしたが、しばらくしてから本題を切出したのです。
福助から招集令状の赤紙が自分のもとに届いたことを知らされた千代と一平はその場で凍り付いてしまったのです。
ふたりは従来なら福助の年齢で赤紙がくることは少なかったため戦況の悪化を思い知らされたのでした。
福助は自分の不在の間に妻のみつえとひとり息子の一福の面倒を見て欲しいと床に頭をつけて千代と一平に頼み込んできたのです。
夫に赤紙が届けられたことをシズと宗助に明かしたみつえは、前に福助が軍歌は演奏したくないと兵隊の慰問を断ったことが原因だと嘆き、福助が戦地に行っても何の役にも立たないと憤りをあらわにしたのです。
それを聞かされたシズが娘を連れて『福富』に駆け付けると、店の前ではうつろな面持ちの菊が焚火をしていました。
自分の隣に腰かけてきたシズに向って、戦争のお陰で軍歌のレコード販売が好調で店が成り立っているから息子に招集令状がきても何も文句は言えないのだと嘆く菊。
福助のことで気遣いは不要だと気丈に振舞う菊に向ってシズも自身の決意を明かしたのです。
60年続いた『岡安』の暖簾を降ろすことにしたことをシズは長年ライバルとして競ってきた『福富』の女将に伝えたのでした。
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