今回は『おちょやん』の88話(第18週)4月7日水曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【閉塞感が苛まれてしまった天海家】と題して18週88話をお送りします。
寛治が居なくなってしまってから千代は夜な夜なひとりで芝居の稽古をしていました。
そんな時に福助の戦死の知らせが舞い込んできます。
ふさぎ込んで部屋に籠ってしまうみつえのことが気になりますね。
<おちょやん88話のあらすじネタバレ>
真夜中の空襲警報が鳴り響く中で千代は大慌てで自宅に戻ってきます。
寛治が満州に行ってしまってから千代は夜中に家を空けることが多くなったことのせいか昼間に転寝をするようになっていました。
みつえはそんな千代の様子から誰かと密会しているのではと疑って寛治のことで悩んでいる千代を夫として支えてやらなかったからだと一平を責めます。
そのことが気になって真夜中に天海家を抜け出していく千代を尾行した一平。
千代が向かった先は何と焼け落ちてしまった『鶴亀家庭劇』の稽古場跡だったのです。
一平が物陰に隠れて様子をみていると、そこで猫を相手に声を殺してひとりで芝居をしはじめた千代。
密会ではないことに安堵した一平は千代の前に姿をあらわして声をかけます。
一平から猫相手にそんなことをして何が楽しいのかを訊かれた千代は今のままでは自分が役者でなくなってしまうような気がして不安を感じていたことを明かします。
こうして大好きな芝居さえしていれば辛いことも乗り越える事ができると言う千代に絆されて猫から相手役を奪って朝までふたりで稽古をした一平。
朝方に稽古を終えた千代と一平が天海家に戻ってくるとみつえと一福が何故か落ち込んでうなだれていました。
そしてちゃぶ台の上に置かれていた一枚の紙切れを見た瞬間に千代と一平も声を失ってしまったのです。
その紙切れは『戦死公報』で戦地に赴いていた福助が死亡したことが記されていたのです。
何かの間違いだと夫の戦死を受け入れる事ができないみつえは、きっとどこかで生き延びているはずだと涙しています。
息子の一福が国のために戦って戦死した父親を誇りに思うと気丈に振舞う姿をみて、福助は息子ともっと泣き笑いしたかった筈だとみつえはさらに取り乱してしまうのでした。
それからのみつえは義母や義父に続いて夫まで失って悲しみから部屋に閉じこもったままになってしまいます。
福助の訃報を聞きつけて疎開先からシズと宗助も天海家を訪れますが、絶望の殻に閉じこもったみつえは誰にもあいたくないと告げます。
そんなみつえを何とかして励まそうとする千代でしたが、逆に自分の気持が分かる筈がないと撥ねつけられてしまうのでした。
シズから一福のためにも母親がしっかりしなければと喝を入れられても布団の中から出ようとしないみつえ。
一方、一福は父親の仇を取るために少年兵に志願したいと言い出します。
さらに、一平は酒と喧嘩に明け暮れていて天海家の中に何とも言えない閉塞感が漂ってしまっていたのです。
一平は、福助に続いて劇団員だった百久利の戦死を知らされていて、自分が愛国物の芝居で兵隊を応援していたことの後悔の念に押しつぶされそうになっていたのです。
そんなある日、千代は野菜を分けてもらうために農家に足を運びますが、相手から世の中に役立つことをしろと言い放たれてしまいます。
帰り道で台詞を口ずさんでいて何かに躓いて転んでしまうと何故か突然台詞が出て来なくなってしまった千代。
何とか台詞を思い出そうとする千代の目には涙が溢れてくるのでした。
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