今回は『おちょやん』の115話(第23週)5月14日金曜放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【しんどくても面白い人生】と題してお送りします。千代の一日だけの道頓堀での芝居は『お家はんと直どん』です。
因縁の芝居で千代が娘の春子に伝えようとしたことが響いたようでしたね。最後に弟よしおや父てるおと会えてよかったですね。いや~感情揺さぶれる良い最終回でしたね。
<おちょやん115話のあらすじネタバレ>
千代は娘になった春子に自分の姿を見せるために『新えびす座』の舞台に立つことにしました。
久々の道頓堀の劇場の客席には久々の舞台姿をひと目見ようと春子やシズ夫婦だけでなく千代の家族と言える人たちが大勢の観客が客席を埋め尽くします。
たった一日だけの千代の道頓堀の舞台の演目は二年前の最後の芝居と同じ『お家はんと直どん』です。
物語は結ばれることが叶わなかったお家はんと直どんが40年ぶりに再開するというものです。
そして最後の舞台で我を忘れて泣き出してしまい大失態を犯していた千代にとって因縁の演目だったのです。
舞台は順調に進んでその場面がやってくると舞台袖では劇団員たちが固唾を飲んで見守ります。
そして皆の心配をよそに千代は何の躊躇もなく千代は台本通りに演じきります。
そして物語は千代が今回の芝居に向けて台詞を加えた最後の場面がやってきたのでした。
もしあのまま一緒にいたらどんな人生があったのかと直どん役の一平に向って語り掛けたお家はん役の千代。
考えても仕方ないことだと答える直どんに向って今ある人生がすべてだと口にしたお家はんは別れていなかったらお互いに大切な人たちや我が子にも出会えなかったとしみじみと語ったのでした。
それは壮絶な離婚や辛い日々を乗り越えた千代だから台詞にできた自分の素直な気持ちだったのです。
舞台の上でお家はんを演じている千代の姿を客席から見入っていた春子の目には涙が溢れだしてきています。
一方、新平を抱きながら舞台袖から見守っていた一平の妻となった灯子も自分の胸が熱くなるのを感じていたのです。
そして舞台の上ではお互いに出会ったことで辛い想いはしたけれどそれもまた面白い人生だったと語り合うふたり。
その時の千代には亡くなってしまった母親のさえや父親のテルヲと共に弟のヨシヲの姿が見えていたのです。
そして最後には千代が観客をみつめながら、生きる事は本当にしんどくて面白いと微笑みかけたのでした。
芝居が終ると客先に詰めかけていた大勢の観客たちは泣き笑いしながら惜しみない拍手を送り続けます。
そして、かつて千代を支えてくれた『鶴亀新喜劇』の劇団員たちも溢れ出る涙を抑える事ができずに舞台袖で泣きだしてしまいます。
そんな様子を見つめていた『鶴亀』の熊田も大山社長の肖像画を胸に抱えながら大粒の涙を流していたのでした。
一日だけの道頓堀の舞台を終えた日の夜、千代はいつものようにサエの形見のガラス玉を空に浮かぶ月にかざしていました。
そんな千代に看護婦になる夢は諦めないと誓った娘の春子は母に負けないように皆を元気にするのだと微笑みかけます。
京都の家に戻ってから一緒にでかけようとする千代と春子を朝の晴れ渡った空が包み込んでくれています。
今日もいい天気だと空を見上げる千代を娘の春子がはやく行こうと急かしています。そんな春子の手を取って歩き始めた千代。
母娘の親子の泣き笑いの人生劇場はまだ始まったばかりなのでした。
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