2019年7月期の木曜劇場にてドラマ『ルパンの娘』が放送されます。
今回は、原作となった横関大の同名のミステリー小説のあらすじを結末までご紹介!ドラマでは10話最終回の結末内容です。犯人は完全に裏をかかれたあの人達が… ネタバレになるのでご注意を
<ルパンの娘 第1章 1話2話3話>
泥棒一家の娘の三雲華と警察一家の長男の桜庭和馬はお互いに素性を隠して付き合っていました。
華は自分の住所まで偽っていたのです。
ある日、事件が起こります。
荒川の河川敷で男が顔を潰された遺体として発見されたのです。
警察は男を住所不定で75歳の立嶋雅夫として処理しようとしていました。
それをニュースで見た華は殺されたのは自分の祖父の巌だと確信します。
華の兄でハッカーの渉が警視庁のデータベースを書き換えていて巌と立嶋が入れ替わっていたのです。
泥棒一家の三雲家は警察に近づいて捜査に協力したりすることはできません。
巌の葬式もだせない事を嘆いた華は独自の調査で犯人を捜すことにします。
ところが奇遇にも恋人の桜庭和馬もその事件を担当することになっていたのでした。
華はスリの近藤の情報を手繰って錦糸町の居酒屋に辿り着きます。
華は巌が定期的にその居酒屋で和馬の祖父である和一に会っていたことを知ります。
<第2章 4話5話>
一方の和馬は立嶋の過去を調べ始めます。
立嶋が働いていたと云う新聞店に出向くも名前と写真が一致しない不可思議な状況に直面したのでした。
2年前にホームレスをしているのを見たと云う新聞店よりの情報をもとに支援NPOを訪ねた和馬でしたが、ここでも名前と写真が一致しません。
そして、確認作業の中で警視庁のデータベース自体が書き換えられている事を発見する和馬でした。
一方、NPOの情報から立嶋が4ケ月前から行方不明になっていることも判明します。
華は一緒に飲みに行った和馬の妹の新谷香から祖父の和一も巌と同じ明成大のOBであることを聞き出します。
その後、NPOから立嶋の写真が提示されたことで被害者が立嶋ではない事が証明されたのでした。
立嶋事件の捜査が所轄に移されたことで荒川刑事と情報共有をはかる和馬。
一方、和馬と華の結婚話は両親の顔見せも終わり挙式の日程まで決まりつつありました。
その頃、所轄の荒川刑事からタクシー運転手の情報から被害者が伝説のスリである事が分かったとの連絡を受けます。
土曜日の朝に出勤前の華に会うために和馬が月島の家に行こうとしますがそこは廃墟でした。
近所の聞き込みで華が三雲姓で殺害された被害者が華の祖父の三雲巌であることを知ってしまいます。
ショックを受けた和馬は図書館に華を訪ねますが仕事中を言い訳に逃げられてしまいます。
<第3章6話7話>
和馬に事実を知られてしまった華はもう終わりだと思うのでした。
家に戻った華は家族に和馬とは結婚しないことを伝えて部屋に引きこもります。
和馬は窃盗に詳しい捜査3課の草野に会いって、三雲巌のことを訊きます。
草野は『L』について話はじめました。
Lはルパンから来ている家族全員が盗みの専門集団で、悪い奴かしか盗まないと云う掟があるとの説明を受けます。
図書館での昼食で華がひとりで弁当を食べているところに和一があらわれます。
和一は50年以上前にあった和一の妻の伸枝の暴行事件の事や卒業の時に泥棒が稼業の一家である事を聞いていたと華に話したのでした。
そしてすられた財布を巌が取り返してくれたことから居酒屋で定期的に会うようになったと続けたのでした。
そして最後に、巌と和一は自分たちの孫同士が結婚したらどうなるかと云う遊び心で和馬と華を引き合わせたのだと伝えるのでした。
和馬は自分が担当する事件に華の母親の悦子が関わっていることに悩み和一に相談します。
和一は例え身内でも罪を犯したものは逮捕しなければならないが、逃げられてしまうこともあると答えます。
図書館の帰りに和馬から声をかけられた華。
自分の独り言を聞いて欲しいと華に頼む和馬です。
ある家族が窃盗一家である証拠をつかんでしまい告発することにしました。
でも、本心は一族がすぐに姿を消してどこかで普通に生きて欲しいと思っている。
華は和馬の思いやりを嬉しく思うのでした。
華は家に帰り和馬の家族が警察一家であることを告げます。
そして父親の尊は家族を危険に晒したと華を勘当してしまったのです。
和馬は事件の全てを報告しますが警視庁は立嶋のままで書類送検することになります
翌日、華が桜庭家を訪ねてきて挨拶をして帰ろうとします。
その時、和一があらわれて過去の話を喋りはじめます。
巌と同期で定期的に会っていたこと。
和馬と華を引き合わせたこと。
そして50年前に巌が伸枝を暴漢から守ったこと。
最近になって巌が犯人を見つけたが和一には教えなかったこと。
万が一の場合に巌は他人に成りすまして死ぬつもりであったことを知り曲秀のIDを教えたこと。
ある夜、巌からメールが入ってきて現場にいくと死ぬ前に巌から顔を分からなくすることを頼まれたのだと云う和一。
華がタワーマンションに戻るとそこは既にもぬけの殻でした。
<ルパンの娘 第4章 ドラマ8話9話10話 最終回ネタバレ含む>
華と別れて1年が過ぎた頃、和馬は橋本えみりと云う女性と結婚しようとしていました。
その頃、華は巌が和一と会っていた居酒屋で働いていました。
そこに兄の渉があらわれ、明日の10時に渉のオフィスに家族が集まると伝えられます。
集まった家族に渉が華のために和馬の結婚式で新郎を盗もうと呼びかけたのでした。
渉は自分がハッキングで貯めた金は5億円あるので、泥棒ではない華には幸せになって欲しいと言うのでした。
和馬の結婚式の当日、式場に向かう和馬は途中で車の中で悦子に眠らされて拉致されてしまいます。
ホテルでは家族がスタンバイし華も従業員になりすましていました。
手足を拘束された和馬が目を覚ますと悦子と尊がいました。
海外に資産があるから華と逃げろと言われる和馬。
その時、和馬に巌殺しの犯人がわかったと電話が入ります。
そして、巌と和一と伸枝の因縁について尊と悦子に伝えて協力を仰ぎます。
披露宴でのお色直しで新郎新府が帰ってきません。
その時、巨大スクリーンに和馬と横から入ってきた同僚の巻が映し出されます。
巻に向かって1年前の犯人は巻だと迫る和馬。
動機はと訊く巻に祖父の巻英輔だと50年前の話を喋り始めます。
祖父から何とかして欲しいと言われたと白状する巻。
当初は金で解決しようとしていたが更なる金を要求してきたので石で殴って殺してしまっていたのだと言うのでした。
自首を迫る和馬ですが巻は逃走してしまいます。
そして悦子があわれて和馬の口に布を当てて眠らせてしまいます。
“新郎はもらった‼Lの娘”
その後、桜庭家の愛犬ドンの手柄で巻は捕まりました。
和馬は桜庭家で犯人を暴いた事は賞賛されるも、結婚式を台無しにして家の評判に泥を塗ったとして勘当されてしまします。
それは、勘当と云う名の独立容認で、和馬に華と暮らせと云うメッセージだったのです。
クロロフォルムを嗅がされてフラついていた和馬でしたが華の姿を見つけるとその場でプロポーズしたのでした。
その時、ひとりの老人が華にぶつかります。
その老人はマツに続いてタクシーに乗り込んだのでした。
しばらくして、タワーマンションに挨拶に訪れた和馬と華。
悦子に案内されてリビングに入ると、ソファーには尊とマツが座って出迎えてくれます。
そして、和室では巌と和一が座っていました。
華にぶつかった老人は殺されたと思っていた巌だったのです。
巌と和一は華と和馬を結婚させようと考えたが、自分たちで互いの家の事情を乗り越えなければ意味がないと考えいたのでした。
そんな時に伸江を襲った人物が元警察官であることが分かったと言います。
巌は慎重を期して立嶋を使い巻英輔に近づきますが、立嶋が勝手に英輔の孫と接触して殺されてしまったと言うのが事件の真相だと説明されます。
警視庁のデータベースもNPOのDNA鑑定用毛髪も渉を動かしたのもすべて巌と和一の仕込んだことだと言うのでした。
祖父の目から見たら和馬も華も未熟だと言う巌と和一。
そんなふたりに向かって華が目論見通りにいかないこともあると言いながら自分のお腹に手をあてます。
ふたりの新しい家族が宿っていたのです。
みんなが大喜びするなかで、生まれてくる子供の血筋を心配する和馬。
でも、桜庭家も三雲家もどちらも最高だと気付きすぐに不安を打ち消したのでした。
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