NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。
このドラマ令和元年9月30日(月)から放送開始されました。
今回は11月13日(水)と14日(木)に放送予定の第7週39話40話について紹介します。
<前回のあらすじ>
翌早朝、いつもより早めに『丸熊陶業』に出勤した喜美子は絵付け係の部屋にいって深野に昨日のお礼をします。
そして、今夕も教えて欲しいと頼みますが、何も言わずに自分の仕事の部屋に入っていってしまったのです。
深野の様子をみて自分が何か機嫌を損ねたかと喜美子は慌てます。
そこに出勤してきたふたりの弟子に深野のことを尋ねた喜美子。
すれとふたりから深野はいつもあんな風だから気にするなと言われて喜美子は少し安心したのでした。
そしてふたりにも夕方から絵付けを教えて欲しいと喜美子は頼んだのでした。
しかし、ふたりは一瞬怪訝そうな表情をします。
でも笑顔で喜美子に言ってくれたのです。
「絵付けは昨日初めてやってみたばかりだから、また遊びにきたら良いよ!」
その言葉を聞いて喜美子は深野たちが自分の絵付けは遊びの体験だと思われていたことを知ったのでした。
その日の仕事を終えた喜美子は、深野のところに行って自分の想いを伝えます。
しかし、それを聞いた深野は昨日とはうって変わって何年も無給で修行しなければばらないと云うとても重々しいものでした。
それを聞いて自分にはできないと肩を落とす喜美子。
そして喜美子は元気なく帰宅するのでした。
すると、妹の百合子が誰かと楽しそうに遊んでいるのが見えます。
誰かと思うと、それは何とちや子だったのです。
新しい仕事を始めていたちや子は仕事で琵琶湖を訪れていたのです。
そしてそこから足を伸ばして信楽まで喜美子に会いにきてくれていたのでした。
ちや子は新聞社での失望から立ち直って婦人雑誌の記者になっていたのです。
今の仕事がとても楽しいとちや子は喜美子に話すのでした。
<第7週39話40話のあらすじ>
久しぶりに会ったちや子はやはり自分の道を進んでいました。
そんなちや子の頑張りを聞いた喜美子は、自分が何もできないことに悔し涙を流すのでした。
「私もやりたい事を見つけることができた!でもそれは一人前になるのに何年も必要なんです、、、今の私にはそんなことが許される余裕はないんです!」
そう嘆く喜美子にちや子は何がやりたいのか訊くのでした。
そして、喜美子がちや子に絵付師になりたいと云う自分の夢を語っているのを、少し離れたところから聞いていたマツ。
この時、マツははじめて喜美子の夢を知ったのでした。
自分の中に溜まっていたやりどころのない思いをちや子に吐き出した喜美子は、話しているうちに少しずつ気持ちが楽になっていくのを感じていました。
ちや子も喜美子が泣きたいだけ自分の胸で泣かせようと優しく肩を抱いていたのです。
やがて、喜美子が落ち着きを取り戻したのを確認したちや子は笑顔を残して帰っていったのでした。
その数日後、喜美子は『丸熊陶業』で食堂の仕事をしていました。
するとそこに、4月から京都の短大で勉強するために信楽を離れる照子がやってきます。
照子は喜美子の絵付師になりたいと云う夢の事を気にしていました。
そして何かとして叶えてやりたいと思っていたのです。
でも、当の喜美子はもういいんだよと半ば諦め顔で寂しく返します。
一方で、喜美子がちや子に話していた自分の夢のことを聞いていたマツは、大野商店の陽子に絵付けのことで相談しに行っていました。
マツは親が作った借金のせいで子供の夢を壊すようなことはしたくないと思っていたのです。
マツに頼まれた洋子は丸熊陶業以外で絵付けをやらせてもらえる陶業を探していたのです。
陽子は事前にいくつかの候補を探してくれていました。
その中から、『永山陶業』と云うところに電話で問い合わせてくれます。
電話の向こうから、もう少し詳しい話を直接会って聞かせて欲しいとの回答が返ってきたことを洋子はマツに告げたのでした。
その日、喜美子が食堂の仕事を終えて川原家に戻ってくるとマツが待ち構えていました。
マツはちや子との話を聞いていて喜美子の夢の事をしったことを伝えます。
そして喜美子の夢を応援したいとも話したうえで、『永山陶業』の話を喜美子に伝えたのでした。
しかし、突然の話だったとはいえ、喜美子の頭の中には深野から絵付けを習う以外の選択肢はなかったのです。
喜美子とマツがそんな話をしているところに、常治が見知らぬ男と一緒に帰ってきました。
その男は、常治が勝手に選んできた喜美子の婿候補だったのです。
いきなり見合いの話を切り出されて喜美子が困惑していると、男が平身低頭で謝り始めたのです。
事情を聞いてみると、男には心に決めた相手がいるとのことで、見合いを断るために川原家にやってきたと言うのした。
こうして、常治の見合い作戦は失敗に終わり、喜美子は常治にまだ結婚などする気がないことを伝えたのでした。
それが切欠で常治と喜美子は言い合いを始めてしまいました。
ふたりの頃合いを見計らって、マツは喜美子に絵付けを習わしてやりたいと言い出します。
「喜美子に、、、やらしてやらせてやりいたい事があるんです、、、絵付けなんです、、、」
マツが話を切り出してくれたので、喜美子は自分が深野の弟子になりたいと正直な気持ちを常治に伝えます。
見合いが惨めな形で失敗した機嫌が悪い常治は、喜美子の話を聞いて激昂したのでした。
<第7週39話40話の感想>
仕事で絵付けをしたかったのに現実はそれを簡単には許してくれませんでした。
そんな時に喜美子がどこか憧れるちや子に久し振りにあえましたね!?
でも、ちや子は新聞記者を辞めてもまた新しい自分の生きる道を見つけていました。
自分とちや子の違いに思わず涙ぐむ喜美子の気持はよくわかりますね!?
喜美子はもう絵付師を諦めてしまうのでしょうか?
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