NHK連続テレビ小説101作目は、信楽を舞台にした女性陶芸家川原喜美子の半生を描いたドラマ『スカーレット』です。
このドラマ令和元年9月30日(月)から放送開始されました。
今回は1月17日(金)と18日(土)に放送予定の第15週89話90話について紹介します。
<先週のあらすじ>
八郎と弟子の三津の楽しそうな会話の様子が脳裏から離れずに自分の心が落ち着かない喜美子。
それを振り払うかの様に喜美子は受注した200枚の小皿の制作に取り掛かったのでした。
作陶を始めると喜美子の雑念は消え去り小皿の制作に全てを集中させていきます。
そんな気迫溢れる喜美子の姿を目の当たりにして三津は圧倒されるのでした。
しかし喜美子は三津から考えてもみなかった事を聞かされます。
三津は作陶を教えてもらいながら八郎が漏らした愚痴を喜美子に話してしまったのです。
「喜美子は僕が教えた作り方をその内に変えはじめて僕を越えてしまったんだよ!才能のある人は無意識に他人を傷つけてしまうことがあるんだ!喜美子が横にいると辛いよ!」
八郎が自分より喜美子の才能が勝っていると思っていることを知った喜美子。
喜美子の胸は張り裂けそうになったのでした。
柔道着を身に着けた照子と信作が『カフェ・サニー』にやってくると、そこに居た八郎と出会います。
信作は八郎に幼い頃から照子には敵わなくて、今回も投げ飛ばされたのだと愚痴を言います。
しかし、その後に信作が口にした話に八郎は驚かされたのでした。
<第89話と第90話のあらすじ>
喜美子の頭の中から八郎と三津の仲の良さが気になってはなれません。
三津に陶芸を教えながら三津との距離を縮めて自分の知らない何かを探ろうとします。
表面上は何もないかの様に装いながら楽しく話をする喜美子と三津。
しかし、喜美子は三津の口から飛び出してきた何気ない言葉に凍り付いてしまいます。
「わたしは八郎先生のような人を好きになりたいです、、、」
必死に動揺を隠して平静を装う喜美子。
しかし、喜美子の中で八郎への信頼が揺らぎ始めていたのでした。
その頃、喜美子の幼馴染の信作と川原家の三女の百合子は人生の一大事を決めようとしていました。
ふたりは結婚を決意しようとしていたのです。
信作と百合子は川原家への挨拶の仕方を考えようとします。
一方、大阪で商売を始めると東京の会社を辞めた直子が付き合っている鮫島を連れて信楽に戻ってきました。
直子は膨らんだ自分のお腹をさすりながら家族に妊娠を報告したのです。
それを聞かされて皆は目を丸くして驚き、お互いの顔を見合わせました。
喜美子は作り笑いをしますが、マツは怒りでワナワナと震えていました。
しかし、その直後に直子は妊娠が嘘だと言い始めます。
その場が凍り付くのを避けるかの様に喜美子と百合子はバカ笑いをします。
でも、母親のマツだけは大きなショックを受け、ほうきを振り回して取り乱したのでした。
ひどい嘘をついた直子を諫めながらマツを落ち着かせようとする喜美子。
その時、川原家の電話が鳴り始めました。
電話は喜美子宛てで、応募した『次世代展』の結果を連絡してきたのでした。
工房では喜美子の提案を断り銀座での個展に出品することを決意した八郎が開催する5月の連休に向けて準備を進めていました。
先ずは予定通り下見に行くことを考えている八郎に三津が動向させて欲しいと頼みます。
自分は東京に詳しいので役立てると三津は言うのでした。
しかし、八郎は三津の申し出も断ったのです。
八郎が三津を同行させないことになって喜美子は自分の胸を撫でおろしていました。
そして、しばらく放ってあった『めおとノート』を久しぶりに開いた喜美子は、何やら綴り始めたのでした。
<第89話と第90話の感想>
百合子と信作は一気に結婚話まで進めようとしています。
焦っているようにも思われるふたりですが思い過ごしでしょうか?
それにしても三津はストレート過ぎますね!?
頭に浮かんだ事が直ぐに口から出るタイプなのかも知れません。
東京に詳しい三津の下見動向を断った八郎の真意は何なのか気になりますね!?
相変わらずの直子。
何を考えているのか何がしたいのか分かりませんね!?
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