今回は『虎に翼』の9話(第2週)4月11日 木曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【課外授業として判決を傍聴しに裁判所へ】と題して第2週9話をお送りします。
結審の日は穂高教授に各々の考えを伝える日でもあったのです。
皆が原告敗訴を予想するなか、裁判所にいくことを提案した寅子。
すると穂高教授は課外授業として全員で傍聴することを決めたのでした。
<虎に翼 第2週9話のあらすじ>
各々で離婚裁判について考えてみてはと穂高教授から投げかられた明律大学女子部の面々。
さっそく図書館に駆けこんだ寅子でしたが、『判例集』を山田よねと取り合うことになってしまいます。
すると華族令嬢である涼子と最年長者の梅子と留学生の香淑が遅れて図書館に姿をあらわし、一緒に考えたいと言ってきたのです。
仲間が増えることを歓迎した寅子は満面の笑みを浮かべたのでした。
その後、寅子たちは甘いものを食べながら議論しようと自分がおごるという梅子の誘いで甘味処『竹もと』に集います。
面々は暴力を奮う被告から形見である着物を取り戻すことができないかを考えたのでした。
“着物は諦めて、離婚成立を優先させるべきじゃないかしらねぇ、、、”
梅子が切り出した言葉によって、その場の雰囲気が寅子の大嫌いなスンッとしたものになり始めます。
それを打ち破るように寅子は諦めたら終わりだと面々を励まして、何とかできないかを模索したのでした。
ところが寅子たちの前に民法に定められた条文が重くのしかかります。
女性は結婚すると「戸主」と呼ばれる男性の庇護下におかれると定められた民法は、女性を会的に
不平等な立場に押しやっていたのです。
破れない現実に突き当たってしまった寅子たちは、それぞれが心の中で怒りや悲しみを抱きながら、沈黙のなかであんみつを頬張っていたのでした。
どうしても原告の着物を取り戻したい寅子。
その後、寅子は昼間は大学でよねたちと議論をかさね、夜は自宅で民法に目を凝らす日々を続けます。
そうして一週間がたち結審される日を迎えることになった寅子。
その日は大学で穂高教授に自分たちで考えた内容を示す期日にもなっていたのです。
皆が出した結論は”原告敗訴、着物を取り戻せない”というものだったのでした。
納得できる見解に辿りつけなかった寅子でしたが、結論は皆と同じとしながらも民事訴訟法第185条を引用してきたのです。
“法律や証拠だけでなく社会・時代・人間を理解して、自由なる心証の元に判決を下さなければならない”
寅子が自分の意見を述べると、それを聞いた周囲の女学生たちはハッと表情を変えます。
ところがよねだけは寅子の話を意義を唱えたのでした。
よねの意見はもっともだと受け入れた寅子でしたが、皆に向かって提案したのです。
“見に行きませんか?判決を”
“裁判官が目の前の事実から何を感じどう判断を下すのか、、、”
“裁判官の自由なる心証に希望を託すしかないのではないでしょうか”
それが寅子がたどり着いた結論だったのです。
それを聞いた穂高教授は、大学の課外授業として裁判所へ判決を聞きにいくことを決めます。
女子部の面々が押しかけたことで東京地方裁判所の傍聴席は埋め尽くされました。
その日の法廷では、原告側と被告側の最終弁論が行われたあと、休憩を挟んで裁判長が判決をくだすことになります。
やがて休憩後の法廷に裁判長が戻ってくると、全員が起立してそれを迎え入れたのです。
そして裁判長の”主文、、、”という声が法廷内に響くと、その場は空気が張りつめたような雰囲気に包まれたのでした。
虎に翼 ネタバレあらすじ最終回マデ朝ドラプラス感想吹き出し意味主題歌
<虎に翼 第2週9話の感想>
法廷傍聴が機会になって、寅子とよねの関係が変化してきたように思われます。
もしかしたら、よねは意味のない人間関係には興味はないものの、目指すものが同じなら受け入れる女性なのかも知れません。
ひとつの裁判で女子部がまとまっていく様子は、『なにわバードマン』が一致団結して大会に臨むのに相通じるものを感じます。
それにしても『虎に翼』は少なからず法律についての理解が深まりそうで、別の楽しみも出てきました。
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