エール ネタバレ 20週【久志が吐血・行方不明!軍歌作曲の強要/作詞家は絞首刑?!

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エール ネタバレ 20週モデルからの内容です。

2020年前期の朝ドラは、激動の昭和を生きた作曲家と、その妻の半生を
描いた『エール』です。

朝ドラ第102作目となるエールは、2020年3月30日(月)から放送がスタートし、
現在は第9週が放送されています。

新型コロナの影響によって、全120回になりました。11月27日に最終回予定です。

エールは数々の名曲を生み出した作曲家・小関裕而さんと妻の金子さんを実在
モデルにした夫婦の波瀾万丈物語です。

今回は朝ドラ『エール』ネタバレ20週について、

・20週確定あらすじネタバレと、

古関裕而さんと金子さんの
史実をもとにしながら、

・古関裕而さんの史実は主人公の古山裕一に、

・金子さんの史実はヒロイン・関内(古山)音と

置き換えて紹介したいと思います。

エールネタバレ20週のあらすじ>

 

戦争が終って3年の月日が流れます。

 

そのころになると軍事歌謡を作曲したことで痛めていた裕一の心も癒えて精力的に作曲活動に取り組むようになっていました。

 

そんなある日の夜に裕一と鉄男は歌手の藤丸に相談を受けます。

 

彼は困り果てた様子の藤丸はふたりを1軒の家に連れて行きました。

 

その家に入った裕一と鉄男の目に飛び込んできたのは部屋の中で薄汚れた服を着て酔い潰れているひとりの男の姿でした。

 

そしてふたりはその酔っぱらいの男が久志であることにすぐに気付きます。

 

数年間に渡って行方知れずになっていた久志の変わり果てた姿に驚きを隠せない裕一と鉄男。

 

かつてはお洒落で陽気だった久志からは考えられない変わり様だっただったのです。

 

その頃に裕一は慰問活動でビルマに従軍したときに出会った新聞記者の大倉から『全国高等学校野球選手権』の大会歌の旋律を作って欲しいと頼まれていました。

 

歌詞は裕一が推していた『栄冠は君に輝く』が選考会で決定されています。

 

大会歌を久志に歌ってもらうことを考えていた裕一は久志の住まいを訪ねたのでした。

 

しかし久志は裕一の想いを同情だと思い込んで差し出された楽譜を突き返します。

 

次の日の朝、裕一は藤丸の訪問で起こされます。

 

藤丸は久志が昨晩に吐血したこと、朝になったら姿が消えていたことを裕一に告げます。

 

話を聞いた裕一は久志が福島の実家に向かったのではないかと思いつき、すぐに福島へむかうことにしました。

 

裕一が推測したとおり久志は福島の実家に来ていました。

 

戦争中に戦時歌謡のスターだった久志の父親は戦後になって多くの罵声を浴びせられていて、戦争が終って3年が過ぎても久志はそのことで父親を苦しめてしまった自分を責め続けてはての帰省だったのです。

 

何とかして久志を立ち直らせようと考えた裕一は劇作家の池田に作詞を頼み『夜更けの街』を書き下ろしてもらいます。

 

それに自分で曲をつけて久志にレコディングさせることが出来た裕一は喜びますが、久志は借金の返済のために歌っただけと言い放って酒におぼれ続けるのでした。

 

久志は『栄冠は君に輝く』を歌って欲しいと裕一からまた頼まれますがそれを断るために古山家を訪れます。

 

今の自分にはこんな希望に満ちた歌は無理だと言う久志。

 

裕一はそんな久志を甲子園球場に連れて行ったのでした。

 

 

 

朝ドラ『エール』ネタバレ20週モデルから

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嗚呼神風特別攻撃隊』を発表した昭和19年(1944年)10月。

米軍はレイテ島に上陸し、フィリピン沖海戦が勃発します。

この頃になると、軍歌作曲もますます厳しくなり、歌詞に軍の将校が、様々な
注文をつけてくる無茶苦茶な状況になりました。

例えば、マッカーサーとニミッツの名を入れてくれと要望されて、西條八十が
作詞したのは、「いざ来い、ニミッツ、マッカーサー」という歌詞を入れた
比島決戦の歌』です。

【比島決戦の歌の歌詞】

一、決戦かがやく 亜細亜の曙
命惜しまぬ 若櫻
いま咲き競う フィリッピン
いざ来いニミッツ マッカーサー
出て来りゃ地獄へ 逆落とし

二、陸には猛虎の 山下将軍
海に鉄血 大河内
みよ頼もしの 必殺陣
いざ来いニミッツ マッカーサー
出て来りゃ地獄へ 逆落とし

三、正義の雷 世界を震わせ
特攻隊の 往くところ
われら一億 共に往く
いざ来いニミッツ マッカーサー
出て来りゃ地獄へ 逆落とし

四、御陵威に栄ゆる 同胞十億
興亡岐つ この一戦
ああ血煙の フィリッピン
いざ来いニミッツ マッカーサー
出て来りゃ地獄へ 逆落とし

この詞に裕一は曲をつけました。

作詞した西條八十にとっても、不愉快極まりない話で、そんな人名を入れたく
ないと抵抗していたようですが、軍が聞き入れてくれるわけもなく、作詞する
しかありませんでした。

後に西條は、この歌詞のせいで絞首刑になると嘆いたものでした。

これを知り、読売新聞記者にして音楽評論家であった吉本明光が、西條の作詞は
無理に書き換えられたと、証言するという手紙をよこしました。

幸いにも、西條は無事でした。

この歌は、発表会すらできずラジオ放送でお茶を濁すしかありません。

日本中の子ども達が、ニミッツとマッカーサーの名を口にしながら走り回る日々
がありましたが、それも長くは続きません。

この歌は、マニラ陥落が見えてくると、放送すらされなくなりました

そして、何とこの歌は、結局レコードにすらならなかっのです。

軍部がレコードを出さなくなった時、もはや日本の破滅は目前のところまで
やって来ていました。

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ここまでが、朝ドラ『エール』ネタバレ20週モデルからについての紹介でした。

朝ドラ エール20週モデルからのネタバレにあるように、20週ではフィリピン沖
海戦に伴い、ニミッツとマッカーサー歌詞に入れなければならない歌を軍部から
強要されてしまいます。

作詞家にとって、それはどんなに受け入れがたいことだったか。

そして、その詞に曲をつけなければならなかった古関裕而さんが、苦悩したよう
に、裕一の苦悩も描かれることになるでしょう。

日本本土への大きな打撃はまだ描かれていないので、戦争はこれからさらに
日本にとっては大変な局面へと向かいます。

この暗い戦争の闇はいつ終わりを迎えるのでしょうか。


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