今回は『らんまん』の76話(第16週)7月17日 月曜日放送後の詳細あらすじネタバレについて紹介します。
【”戸隠草”発表の衝撃】と題して16週76話をお送りします。
イギリスの植物雑誌によって、ケンブリッジに留学中の伊藤孝光が『戸隠草』を新種発表したことが知らされた東大植物学教室。
それは田邊教授が発表準備を進めていたもので、学生たちは動揺を隠せません。
そんな学生たちに助教授の徳永は、一手でも遅れればすべての努力や準備が無に帰す世界だと諭したのでした。
<らんまん16週76話のあらすじ>
植物学教室にイギリス植物学会誌の最新号を持ち込んできた藤丸。
そして、その中に田邊教授が新種発表の準備を進めていた『戸隠草』が日本人によって載せられていることを知って、藤丸と波多野と万太郎は言葉を失ってしまいます。
発表していたのはケンブリッジ大学に留学していた伊藤孝光で、それは田邊教授の名前を冠した学名が幻となったことを意味したのでした。
3人が田邊教授の想いを察して動揺していると、同じ雑誌を手にした徳永助教授が講師の大窪とともに姿をあらわします。
助教授の徳永は今回のできごとは伊藤家3代の執念が成したもので、新種の発表はどれだけ進めててもどれだけ努力していても一手の差で負ければ無に帰す一刻を争うものだと説いたのでした。
そんな伊藤について万太郎を含めた5人はやり方や姿勢などについて激論を交わし始めます。
すると、そこまで争わなければならないものなのかと疑問を呈した藤丸は、泣きそうな面持ちで誰が発表してもイイじゃないかと言うのでした。
命名することに先を争うことや研究が徒労に終わってしまうことに耐えられないと口にした藤丸に向かって、植物学教室とはそういう場所で1人1人が自分と戦わなければならないと告げる徳永助教授。
徳永助教授の”他人がどれだけ成果を出そうが心を揺らさず自分の研究をするしかあるまい”という言葉を聞いた藤丸は、納得できない様相で教室を飛び出して行ってしまったのです。
可愛がっているウサギを抱きながら深いため息をついている藤丸を、窓越しに見つめていた万太郎は彼が口にしたことを心の中で反芻していたのでした。
一方、伊藤に先を越されて落胆を隠せない田邊教授が帰宅すると、出迎えた妻の聡子がその様子を察して心配します。
ところが、聡子の仕事で何かあったのかという言葉に対して、田邊教授は話しても分からないことだと返しただけだったのでした。
同じころ、十徳長屋に帰ってきた万太郎は、寿惠子の様子がおかしいのに気づきます。
自分が呼びかけても目を閉じたまま動かない寿惠子に万太郎は激しく動揺するのでした。
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<らんまん16週76話の感想>
『戸隠草』の発表には因縁みたいなものもあって、片方の言い分だけに耳を貸せないように思えますね。
植物学の世界では新種発表が学者のステータスで勲章みたいなものだから、それを争うのは避けられないことなのかもしれません。
特にそれで生計を成り立たせている人にとっては絶対的なものだから、先を越された田邊教授の心境は察して余りあります。
でも、自分自身も他人の手柄を横取りしようとしてきたのだから自業自得だという意見もありそうですね。
そんな田邊教授を心配する聡子に対しても、万太郎の寿惠子とのあり方の違いに寂しさを感じてしまいました。
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