この記事は朝ドラ『なつぞら』のあらすじネタバレの詳細です。
今回は第23週「なつよ、天陽くんにさようならを」の137話138話です
<前回 天陽にさようなら のあらすじ>
天陽の言葉にもやもやしていた霧が晴れていくのを感じたなつは、山田家を後にして雪月に向ったのでした。
雪月では雪次郎と夕見子や妙子ととよたちの懐かしい顔がなつたちを出迎えてくれました。
しばらくして、雪之介が段ボール箱を運び込んできました。
その中には天陽がデザインした雪月の包装紙が入っていたのです。
牛が放牧された十勝の風景の中に風を受けながらひとりの少女が立っている図柄でした。
その包装紙を握りしめなつの目には大粒の涙が止めどなく溢れ出したのでした。
柴田家にもどったその日の夜、なつは優に『大草原の小さな家』を読んで聞かせます。
優が寝入った後に机に向かったなつは物語の登場人物の絵を描き始めますが、そのまま寝込んでしまったのでした。
翌朝、優に揺り起こされたなつ。
なつが描いた絵を見て優は『大草原の小さな家』を観てみたいと言います。
それを聞いて、すぐになつは東京にいる一久に電話をして『大草原の小さな家』の企画が動いているかを確認します。。
未だ動かしていない事を聞いたなつは一久に自分にやらせて欲しいと伝えます。
なつが電話の受話器を置いたところに富士子が近づいてきます。
「母さん、、、私、、、やっぱり仕事を続ける、、、」
なつが自分としてやりたい作品に出合うことができた瞬間でした。
<なつぞら 137話138話のあらすじ>
なつと優は束の間の夏休みを過ごした北海道の十勝を後にして東京に戻ってきました。
東京の家では、一久がなつの帰りに間に合うようにと『大草原の小さな家』を原作にしたテレビ漫画の企画書を作り上げていました。
余りにも早く出来上がっている企画書を見て驚きを隠せないなつ。
「もうこんなに書いたの?」
一久はなつからの電話を受けた後に嬉しくなって企画書を一気に書き上げていたのです。
一久は『大草原の小さな家』がアメリカ西部の開拓者家族の物語であったのに対し、
企画書ではなつの故郷である北海道を切り開いた開拓家族の物語に書き換えられていました。
しかも、一久ははやくも麻子に企その画書の承認も得ていたのでした。
でも、麻子から条件が出されていると言う一久にそれが何かを尋ねる不安げななつ。
「マコさんの条件は、君が作画監督を受けてくれるならと云うもことなんだ、、、」
なつはそれを聞いて一久に即答します。
「わかった、、、イッキュウさんが演出をしてくれるなら、、、是非やってみたい、、、」
こうして、なつ自身が描きたい作品をつくる新しい仕事が動き始めたのでした。
夏休みが終わり、なつは東洋動画に出社します。
そして、自分の仕事の合間に自分の描きたい作品をつくる仕事がしたいと云う自分の想いと決意を仲に打ち明けました。
「仲さんのおかげで、東洋動画に入れてずっと続けてくることができました、、、それを裏切るような格好になってしまった事が心苦しくて仲さんに申し訳なくて、、、でも、どうしても違う作品を描きたいと思ったんです、、、」
それを聞いた仲は声を荒げる事もなく静かになつの話を聞き入れてくれます。
「なっちゃん⁉アニメーターはもうひとつの会社にこだわる時代は終わったよ、、、今後は、会社ではなく作品にこだわって仕事をするべきなんだ、、、」
何と、仲はなつの想いと決意を理解し背中を押してくれたのです。
そしてその後、なつは社長の山川に退職願いを提出したのです。
なつが東洋動画を辞める話はあっと言う間にテレビ班の仲間に知れ渡ることになります。
でも、なつは東洋動画で放映中の『魔界の番長』の作画監督を担っていたので受理されたからと言って職場での立場から今日明日に退職することはできませんでした。
退職願いは9月に提出しましたが、実際に退職できたのは『魔界の番長』の区切りがついた翌年の3月になってしまったのでした。
<なつぞら137話138話の感想>
なつの新しい夢に向かっての歩みが前に進み始めましたね。
それにしても、一久の企画書作成の速さには驚かされました。
もしかしたら、なつか自分がやると言い出すのを見透かしていたのかも知れませんね。
そして、いつも温かみのある仲の言葉には心打たれます。
もしかしたら、仲はなつたち若者が日本のアニメ業界を支えてくれる存在になってくれる事を期待しているのかも知れませんね。
さあ、いよいよなつが自分で描きたいアニメ制作が始まります。
どんな作品が出来上がってくるのかが楽しみですね。
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