おしん あらすじネタバレ 34話の内容です
2019年5月9日 再放送の34話の簡単あらすじ
おしん(小林綾子)が、加賀屋で初めて迎える正月。元日、おしんは、くに(長岡輝子)とみの(小林千登勢)から贈られた、加代とおそろいの晴れ着を着せてもらい、加代と並んで祝いの膳についた。初詣のとき、おしんは、男たちにしなだれかかり、騒ぐだらしない女(泉ピン子)を見かける。母がいるはずがないと思いながらも、自分を見る母の顔がおしんの脳裏から消えなかった。
おしん再放送キャスト出演】小林綾子,泉ピン子,小林千登勢,石田太郎,志喜屋文,長岡輝子
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おしん32話再放送のネタバレあらすじ詳細
おしんが9歳となった正月。
それは、おしんにとってまさに夢のような事ばかりでした。
髪結いがおしんの髪を綺麗に結ってくれています。
加代やみのが、そんなおしんの姿を見て誉めてくれました。
加賀屋の家族と使用人が膳の前に座る中、清太郎が新年の挨拶をしました。
おしんは、今まで食べた事のないようなご馳走に喜びつつも、家族の事が気になって仕方がありませんでした。
母親が出稼ぎに行っているので、ろくな正月も出来ないだろうと、おしんは思っていました。
加代が、おしんの家はどんなご馳走を食べるのか聞きます。
「何にもねえっす。煮しめったって大根と芋ぐらいで、餅も三が日のうちに、6つも食ったら、ええ正月だ」
おしんの言葉に、加代が驚きます。
おしんは、自分だけがこんな良い目にあったらバチが当たると言いました。
酌をしていた番頭が、揃いの着物を来たおしんと加代をきょうだいのようだと言いました。
その言葉にみのも、同意します。
加代を電柱から助けてくれたおしんを粗末には出来ないと。
雑煮を食べたら初詣に行こうと言う加代に、おしんが子守りがあるからと断ろうとすると、みのが奉公人は正月の三が日は休みだと言いました。
ウメに付き添われ、加代はおしんと初詣に来ました。
揃いの晴れ着を来たおしんと加代は、周囲から注目されました。
その時、水商売風の女性の声が聞こえてきました。
「アハハ。ちょっと、やんだってば、あんだ。な~に!」
おしんは、そちらの方を見て信じられない光景に、固まりました。
その顔と声は、出稼ぎに出かけた、母親のふじだったのです。
「母ちゃん」
おしんの視線に気がついたのか、ふじもおしんの方を見ました。
サッと、その表情を変えます。
加代がまたきょうだいと思われたと言います。
おしんとふじの目が合います。
「早く行くべ!早く!」
ふじは男を急かすと、おしんの前から去っていきました。
呆然と立ち尽くしていたおしんは、加代の声に声で、ハッと我に返りました
知ってるおなごか?と聞かれて、おしんは咄嗟に首を横に振りました。
ウメが、神様の前で男とベタベタするなんて、と不愉快そうに言いました。
おしんは、見かけた女性は、ふじに似ていただけだと思うようにしました。
ふじが酒田にいるはずはないと思いましたが、ふじの姿が頭から離れません。
おしんは、加代とキク、ウメでカルタ遊びをしていました。
カルタ遊びが初めてのおしんは、1枚も取れませんでした。
「オレ、働いている方が楽だっす」
その言葉に、おしんらしいと皆が笑いました。
帰宅した清太郎が、表におかしな女がウロウロしていたから、もう1度戸締まりをちゃんと見るようにと、ウメに言いつけました。
ハッとしたおしんでしたが、退室しようとすると、加代に引き止められます。
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くにに、朝早かったんだから眠いだろと言われ、退室にする事にしました。
おしんは、誰にも気づかれないように外へと出ました。
くにがそっと見ている事など気がつきませんでした。
誰の姿もない事から中へ入ろうとしたおしんでしたが、その時に足音が聞こえてきました。
「母ちゃんか?母ちゃんだな!」
「おしん!」
ふじがおしんに駆け寄り、親子は久しぶりに再会しました。
ふじは、一目おしんの奉公先である加賀屋を見て起きたかったと言いました。
おしんには、こんな姿見られたくなかったと、ふじが言います。
ふじは、おしんが加賀屋で可愛がってもらっていると喜びました。
綺麗な着物を着せてもらって、安心したと、一目見れただけで良いと思ったと言いました。
おしんは、痩せたふじに、あんな仕事は辞めてくれと言いました。
あんな姿を見るのは、おしんにとって、辛いのです。
ふじは、雪解けで野良仕事が出来るようになった頃に帰ると言いました。
そして、酒田での自分の事は忘れてくれと。
ふじは、おしんが加代ときょうだいのようにしてもらっている事に喜び、安心して帰れると言いました。
小遣いを渡そうとするふじに、おしんはいらないと言いました。
ばんちゃんに何か買ってやってくれと、おしんはふじに言いました。
早く帰ってやってくれと。
「オレ、母ちゃんのこけし、ちゃんと持ってる。それでええんだ」
ふじは涙を流しました。
おしんに、体を大切にしろと、誰かに見つかったらいけないから入れというふじに、おしんが抱きつきます。
「行け!おしん」
そして、ふじとおしんはもう1度強く抱き締め合いました。
ふじが小走りにおしんの前から、走り去っていきます。
おしんは、ふじが去っていった方を見つめていたが、とぼとぼと中へと入っていきました。
中へ入ったおしんが泣いていると、くにが声をかけました。
女は、夫や子供の為に、辛い事でも我慢して頑張ってるんだと言いました。
そして、おしんに母親を悪く思ってはいけないと言いました。
そして、母親を大事にしろと言いました。
おしんは、みのに信頼されても、奉公人の分も厳しく守り、仕事に精を出しました。
おしんは、加賀屋にはなくてはならない存在となっていました。
ある日。
加代が洋服が欲しいと言い出しました。
買ってくれないと学校へ行かないと言い出し、みのも了承します。
ですが、くには反対します。
みのが、洋服は動きやすいと、高いものではないと言いますが、くにの考えは変わりません。
くにが怒っているのは、加代の根性です。
加代は怒って、学校へは行かないと言い出しました。
「行かなきゃ行がねでいい」
くにの言葉に、加代は泣いて出ていってしまいました。
みのが慌てて追いかけます。
見ているだけしか出来なかったおしんに、くにが大根めしは作れるかと聞きました。
作れると言うおしんに、大根めしを作るように言いました。
おしんには、なぜくにがそんな事を言い出したのか分かりませんでしたが、久しぶりに作る大根めしに、懐かしい気持ちになり、嬉しくなりました。
おしん34話の感想
ふじがどれだけ辛かったのかと思うと、胸が押し潰されそうでした。
家族の為とはいえ、ふじにとっては、おしんには見られたくなかった姿でしょう。
くにの言葉は、おしんの為でもあると同時に、ふじの為でもあったのだと思いました。